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結界を駆使して戦う同人シューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』がフリー化 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は同人シューティングゲームの無償化や、今週末に開催されるイベントに関するものなど7本です。


結界を駆使して戦う同人シューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』がフリー化

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同人ゲームサークルProject Noiseが2015年にリリースしたシューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』の無償公開が13日に開始された。

『雪晶石 -Malice Eater-』は、敵弾にカスって溜めたエネルギーを攻撃や防御に転じて戦うシステムが特徴の縦スクロール弾幕シューティングゲーム。敵弾にカスることでゲージが溜まり、フルになることで結界を発動可能。結界の発動中は被弾を1回無効化できたり、特殊な攻撃を繰り出すことができる。結界の発動中にさらに敵弾にカスり続けることで、残機やボムを増やせるのもポイントだ。

酷寒の大地を舞台に妖や精霊が登場する世界観が、描き込まれたドットグラフィックやキャラクターイラスト、BGMなどで表現されているのも見どころ。ゲームの進め方によって展開が変わるマルチエンディングも特徴となっている。

なお、Project Noiseは本作のリリース後に役目を終えたとして解散しており、メインスタッフのうちMimaki SiON氏とkuu氏は同人サークル秋空シンセシスに所属。今回の無償公開も同サークルのWebサイトにて行われている。また、同じくメインスタッフの一人であるCaras Ohmi氏は個人サークル萬楽破天孔を立ち上げ、現在2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』を開発中(次項にて関連ニュースを掲載)。


萬楽破天孔、2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』Web体験版を更新

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萬楽破天孔は17日、2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』の新体験版を公開した。Web上でプレイ可能となっている。

『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』は、ワープ能力や雷の弓を駆使してステージをクリアしていくサイドビューのアクションゲーム。操作はマウス(または画面タッチ)のみで行う形で、クリックした場所に瞬間移動しつつ、ドラッグで弓を引くという独特の操作感が特徴の作品となっている。今回のWeb体験版ではワールド1の10ステージとボス戦をプレイ可能。

なお同サークルは、20~21日に京都で開催されるインディーゲームのイベントBitSummitに出展し、体験版のダウンロードカードなどを頒布予定。


オートリ電子、横スクロールSLG『MagicScrollTactics』デモ動画を公開

同人ゲームサークルオートリ電子は16日、横スクロールSLG『MagicScrollTactics』の作品ページを開設、ゲーム画面やデモ動画を公開した。動画からは2Dサイドビューのフィールド上でコマンドを選択して戦う場面などを見て取ることができる。

作品はWindows/Android向けに2017年リリース予定。なお同サークルは21日に京都で開催されるインディーゲームのイベントMegabit Conventionに出展予定で、ゲームの展示やノベルティの頒布が予定されている模様。


ノンリニア、東京大学の学園祭「五月祭」にてゲーム試遊企画を実施

東京大学発の同人サークルノンリニアは18日、20~21日に東京大学の本郷・弥生キャンパスにて開催される学園祭「五月祭」への参加情報を公開した。

同サークルでは企画として「ゲーム試遊空間」を設置。世界に音楽を取り戻すリズムアクションアドベンチャーRPG『Coilion』や迷宮探索型2.5D横スクロールスタイリッシュコンボアクションゲーム『ウロボロスの函』など、開発中のものを含め10作品以上のゲームが試遊可能となるようだ。また、同企画内および五月祭の同人誌即売会企画「コミックアカデミー」にてゲームの頒布も予定されている。


アクションゲーム『Emil’s Task Plus』体験版が公開、Windowsデスクトップアプリ版の配信も開始

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インディーゲーム作成サークルInukagGamesは15日、アクションゲーム『Emil’s Task Plus』の体験版を公開した。

さまざまな種類が用意されている魔法を駆使してモンスターを討伐していくステージ選択型の作品。新たな魔法を購入したり、ドロップや購入により入手できる装備品でキャラクターをカスタマイズするRPG的な要素も特徴となっている。

体験版は難易度の異なる3つの体験版用ステージを選んでプレイ可能。体験版では使える魔法や装備品が固定となっているが、ステージごとにそれぞれ異なる魔法を利用可能だ。

また、同作はこれまでWindows 10用のWindowsストアアプリとして配信されていたが、体験版の配信と同日より、デスクトップアプリとしてのダウンロード販売も開始された。対応OSにはWindows 7が追加されている。


ミナプラス、フリゲRPG『ふうらい奇譚』PR動画を公開

フリーゲーム制作サークルミナプラスが制作中のRPG『ふうらい奇譚-太陽の霊廟-』のPR動画が13日に公開された。

昨年、RPG『リベロアストーリア』を公開した同サークルの次回作。家族で旅をする冒険者達が古代の遺跡に挑んでいくといった内容となるようだ。公称プレイ時間は10~15時間程度で、夏頃の公開が予定されている。


フリゲSRPG『インペリアライザー』デバッガー、マップクリエイター募集

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シミュレーションRPG『インペリアライザー(IMPERIALIZER)』のデバッガーとマップクリエイターの募集が開始された。

『インペリアライザー』は個人開発者の渡烏氏がフリーゲームとして開発中の作品(関連記事)。マップ制作についてはマップチップと専用エディターが用意されており、これを利用しての制作になるとのこと。


「東京インディーフェス」で見つけた注目のゲーム7選

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5月14日に開催されたインディーゲームの展示イベント「東京インディーフェス」。東京サンドボックスという複合イベントのひとつとして開催されたこの催しは、1200人の参加者(一般公開日)が入場した盛況なイベントとなった。

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今回もぐらゲームスでは、会場で遊べたインディーゲームの中から7つをピックアップ、面白さやポイントを紹介する。現在は開発中段階となっている作品もあるが、いずれも配信の予定があったり、海外からの出展作でも日本語展開が予定されているものが多い。この記事で気になった作品を見つけた方は、ぜひこれから情報を追ってみてはいかがだろうか。

ゴルフは、冒険だ。芝生の上を旅するRPG『RPGolf』

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Chorus Worldwideブースにて展示されていた『RPGolf』は、その名の通り「RPG」と「ゴルフ」を融合させたスマートフォン向けタイトルだ。配信は今夏の予定。
使用するクラブ・ボールを飛ばすコース・かけるスピンを決め、タイミングを計ってパワーを決定し、ショットを打っていくのは一般的なゴルフゲームと同様。
しかし次のショットを打つためにはボールのもとへ移動する必要があり、その道中は怪物たちが邪魔をするのでクラブを振るって撃退しながら進むことになる。

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「RPG」に「ゴルフ」というミスマッチにも思える組み合わせだが、池の向こうへ打ったボールにたどり着くために洞窟に回り道したり、長いホールとホールの間を馬車ならぬゴルフカートで進むなど、目的地へ向かってフィールドを移動していくフィーリングはRPGそのものだ。
他にも、怪物を倒してレベルアップした際にSTR(筋力値)に能力を割り振れば、怪物への攻撃力だけでなくショットの飛距離も伸ばせる、といったようにゴルフとRPGが相互に作用する奇妙な味わいのある作品となっている。
(真野 崇)

公式サイト:http://chorusworldwide.com/

お寿司屋さん大忙しなパズルアクション『ペコペコスシ』

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Hanaji Games『ペコペコスシ』は回転寿司をモチーフとしたスマートフォン向けのパズルアクションゲーム。こちらも今夏の配信が予定されている。

ルールはいたってシンプルで、来店したお客さんの要望に合わせて寿司ネタをドラッグして届けると売上が上がり、一定時間内でどれだけ売上を稼げるかに挑戦することになる。
隣り合った同じ種類の寿司ネタをひとつにまとめて届けたり、ミスなく連続で寿司ネタを届けてコンボにすると高収入を得られる。ハイスコアを狙う際は寿司ネタをまとめて届けやすいよう寿司ネタの位置を入れ替えたり、スムーズなコンボができるようにお客さんへ寿司ネタを届ける順番を考えていくことが重要といえるだろう。

なんだかどこかで見たことがあるようなお客さんたちをはじめとする、ピクセルアートのポップで可愛い見た目とは裏腹に、お客さんも寿司も次々と流れていくため、終始てんてこ舞いになること請け合いだ。
(真野 崇)

公式サイト:https://www.hanaji.com/

引力で”月”を振り回して敵を破壊 『EARTH DEFENSE SATELLITE』

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インディーゲームディベロッパーのニカイドウレンジ氏が手がけた『EARTH DEFENSE SATELLITE』は、宇宙を舞台に月を武器にして戦うシューティングゲーム。宇宙空間に現れる敵機を全て倒すことで進むWave式となっている。本作の攻撃方法は、プレイヤーが操作する地球からの攻撃ではなく「月との引力を利用して破壊する」1つのみ。

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地球と月との引力にはルールが定められており、月は引力によって地球に引っ張られている。そのため地球と月との距離が近いと月のスピードが遅く、地球と月との距離が遠いと月のスピードが早くなる。この法則を利用して、敵の位置に上手くコントロールして破壊していく。

地球のHPはとても多いとは言えず、月と衝突しても一撃でゲームオーバーとなってしまう。地球を動かせる範囲も決まっているので、月を操るスペースを確保しつつ、どの敵を先に破壊すれば良いのかと考えるのが楽しい。本作は、攻撃方法は1つのみでシンプルに見えるが、月を操る感覚が難しくもプレイを歯ごたえのあるものにさせている。

・『EARTH DEFENSE SATELLITE』購入ページ
https://r-nikaido.itch.io/earth-defense-satellite

(みたらし)

青と黒で描かれた、「手紙」が伝える物語『From_.』

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黒色と青色のみの世界観で描かれた2Dドットアドベンチャーゲーム『From_.』を制作したのは、インディーゲームディベロッパーのなかじま氏。TokyoIndieFes2017での展示では、黒いカーテンに囲まれ水の音を聞きながら独特な空間での試遊を体験。本作の試遊には長蛇の列ができ、約1時間待ちになるほどの人気となっていた。

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『From_.』の舞台は一面水で覆われた「水の国」。プレイヤーは、個々の島で暮らしている住人に手紙を届ける役目の「郵便屋さん」を操作する。主人公は舟で島々を移動しながら手紙を届け、住人との会話を通して物語が進んでいく。

主人公の背後には、いつも連れ添う存在がいる。そのものについての説明は特にされず、言葉も発することはない。しかし、ある時、謎の男から「とんでもないものを連れているじゃないか」と言われる。住人が口々にする、ある悲しい噂と主人公らの関係性はいかに……。

本作はまだ開発途中とのこと。今後の続報が待ち遠しい。
(みたらし)

『聖剣伝説』菊田氏も参加する戦略SLG『タイニーメタル』

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ヨーロッパの小国を思わせる国「アルテミシア」、同国の王を暗殺した国とされた「ジパング」の戦争を描いた、戦略シミュレーションゲーム。アメリカに拠点を構えるインディーデベロッパー「AREA34」が開発。『聖剣伝説2』などで知られる作曲家・菊田裕樹氏を始めとする日本の著名なクリエーターも多数参加している。

自軍・敵軍の行動順で進行するユニット単位のターン制シミュレーションゲームで、「工場」などの施設でユニットを生産。敵のユニットを撃退したり、マップに点在する「都市」などの施設を占領して資金源を得ながら、敵の本部(HQ)の占領を目指していく。

特徴として、登場するマップのほとんどが全体像の見えない索敵仕様で、地形を探っていく行軍が求められる。また、ユニットには方向の概念があり、攻撃時に背後を突くことで、大きなダメージを与えることができる。ユニットによっては「ロックオン」、「突撃」と言った特殊なコマンドを選択でき、活用することで相手を吹き飛ばしたり、援護射撃を展開させる戦術を駆使することもできる。

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プレイ感覚は王道の戦略シミュレーションだが、索敵仕様のマップ、方向の概念によって、独特の駆け引きが楽しめる。歩兵、戦車と言ったユニットを動かす度に日本語ボイスで喋り、それぞれ独自のキャラクター付けが行われているのも面白い。筆者個人としては、ダメージを受ける度に「はわわ~!」と叫ぶ偵察車が強烈な印象を残した。というか、なんで女の子なの。

ゲームシステムの手軽さから、この手のジャンルを経験したことのないプレイヤーも安心して遊べそうな作りの今作。開発は順調のようで、今年下半期にプレイステーション4、パソコン、更にニンテンドースイッチでのリリースが予定されている。戦略シミュレーション好きなら、要チェックだ。

(シェループ)

公式サイト:http://www.tinymetal.com/

まるでゲームボーイの新作アクション?『助けてタコさん』

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『助けてタコさん』は個人開発者のChristophe Galati氏が製作中の2Dアクションゲーム。

人類とタコ達が生存圏を求め、戦争中にある世界を舞台に、争いを嫌う主人公・タコさんが人間の女性を助けてしまったことで、数奇な運命に翻弄されていくストーリーが描かれる。
アクションゲームとしては王道のステージクリア型で、行く手を阻む敵に墨を吐きつけ、足場にしながらゴールを目指す。ステージによっては、無くなったキーアイテムを探し出すなどの「クエスト」も発生し、それを攻略することで、基礎ステータスを向上させる装備品を獲得できる。他にアクションを拡張するアップグレードなど、RPG的な要素もふんだんに盛り込まれている。

今作はゲームボーイの生誕25周年を祝う為に立ち上げられたプロジェクトとのことで、モノクロのグラフィックから8ビットの音楽に至るまで、徹底してゲームボーイの新作っぽさを出している。アクションもジャンプと墨を吐くの二つのアクションだけと、非常に取っつきやすい。また、ステージ選択画面が『星のカービィ(具体的には、星のカービィ2)』に近いスタイルであるなど、ゲームボーイで生まれた名作のオマージュが盛り込まれているところには筆者自身、ニヤリとしてしまった。

タイトル名から分かるように、日本語化も行われている。試遊では、アップグレードまで体験することは適わなかったが、童話な香り漂うストーリーを始め、奥深い体験が堪能できる作品になっていそうで、正式リリースの時が楽しみだ。

(シェループ)

公式サイト:http://www.indiedb.com/games/tasukete-tako-san-save-me-mr-tako

「走行」と「飛行」 二つの形態を使い分けるSFレースゲーム『LIGHTFIELD』

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オーストリアの独立系ゲームスタジオ「Lost in the Garden」制作によるSFレースゲーム。「走行」と「飛行」の二つの形態を持つマシンを操縦し、ライバル達との順位争い、タイムアタックに挑む。

地上を走行する場合はアクセルボタンとスナップ(接地)ボタン二つの同時押し、飛行する場合はスナップボタンから指を離し、アクセルボタン単体を押しっぱなしにする、地形の構造に応じた切り替えが要求されるマシンの操作系が最大の特徴。

その操作に応じた局面がコース上に用意されており、プレイヤーに瞬時の判断を求めてくる。意外な抜け道や分岐点も豊富で、一周する度に新たな発見がある。何より、飛行形態の活用の仕方によっては、大胆な近道(ショートカット)をできてしまうのが痛快。基本、チェックポイントさえ通過すれば、どう進もうがペナルティは課せられないので、まさに「勝てばよかろうなのだ」の競争が満喫できる。

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プレイして感じたのが「開放感」。コースが広々としているのもあり、単純に走っている(空を飛んでいる)だけでも気持ちよい。走行だと高速で移動できるが、飛行だと行動範囲が広がる一方で低速移動になるなど、それぞれのデメリットもしっかり設定されていて、ゲームバランスの調整も万全。今回の試遊ではよく聴き取れなかったが、音楽にも力を入れているようで、美しいグラフィックとの相乗効果による爽快なレース展開が楽しめそうだ。

今年の秋にプレイステーション4、パソコン向けに配信予定。今後、オンラインのマルチプレイも実装されるほか、架け橋ゲームズによる日本語ローカライズも実施される。
試遊ではローカライズ担当者の方が案内を務めていて、現在、頑張って作業しているとのお話しを聞くことができた。正式リリースの時が待ち遠しい。

(シェループ)

公式サイト:http://lightfieldgame.com/

多人数視点推理サウンドノベル『朱き炎の悲歌』体験版ダウンロード開始 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は多視点型サウンドノベルの体験版や、将棋をテーマにしたミステリーADVの公開など6本です。

Wooberg! 、多人数視点推理サウンドノベル『朱き炎の悲歌』体験版ダウンロード開始

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オリジナル創作サークルWooberg!(うーばーぐ!)は25日、サウンドノベル『朱き炎の悲歌』体験版のダウンロード頒布を開始した。Windowsでプレイ可能。

『朱き炎の悲歌』は、炎を操る能力者「炎術師」がごくわずかに存在する世界を舞台に、多視点で描かれる推理もののサウンドノベル。体験版では炎術師の少女「霞城(かじょう)あかね」と、「ホームズくん」の渾名で呼ばれる少年の視点で物語の序盤をプレイ可能。平穏な日常が描かれる一方、あかねの周囲で不審火が発生するなど今後の展開も予感させる内容となっている。

表情や仕草、眼鏡の有無など豊富な差分が用意された立ち絵でシーンを演出したり、女性キャラクターの可愛らしさを画面いっぱいに表現したスチルが挟まれたりと、オリジナルのキャラクターイラストも魅力だ。

体験版では選択肢が制限されているが、完成版では選択肢によるストーリー分岐なども発生する模様。完全版は2018年夏のリリースが予定されている。また今後、体験版で読めるストーリーの内容の追加も検討されているようだ。

kotonoha*氏のフリゲRPG最新作『RiSE -囚われ少女の魔法譚-』が公開

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RPG『ラハと魔法の園~the graystory~』などで知られるkotonoha*氏のフリーゲームRPG最新作『RiSE -囚われ少女の魔法譚-』が27日に公開された。RPGツクールMV製で、Windows、MacおよびWebブラウザ上でプレイ可能。想定プレイ時間は7~12時間。

同氏が2016年1月に公開したRPG『ナイトオブシンデレラ』のリメイク作品。魔法が失われた世界で、魔法を持つ少女の謎を解くため旅に出る少年が主人公となり、物語が展開する。

今回のリメイクではストーリーが一から書き直されており、マップデザインやユーザーインターフェイスなども一新され、コスチューム変更やテレポート機能といった新要素も追加されている。

Child-Dream、完全無償スマホアプリの将棋ミステリー『千里の棋譜』完結編を公開

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ゲーム制作集団Child-Dreamは23日、ミステリーアドベンチャーゲーム『千里の棋譜-完結編-』をAndroid/iOS向けにリリースした。

『千里の棋譜』は、将棋をテーマにしたミステリーアドベンチャーゲーム。コンピューターとの決戦を前に名人が失踪するという事件の真相や、将棋界で隠され続けた禁忌の棋譜の謎に迫っていく。実在の棋士・高橋道雄九段がゲーム内に出演するという趣向や、別アプリと連携し、ゲーム内での対局を実際に体験できる仕組みも特徴だ(対局をせずに進めることも可能)。

完結編からでもプレイ可能だが、将棋初心者やストーリーを最初から楽しみたい場合は『千里の棋譜Ⅰ序盤』からのプレイがお勧め。解説なども随時用意され、将棋を知らなくても楽しめる内容となっている。なお、全編ともに完全無償のアプリとして公開されている。

フリーゲームRPG「ひびかけ色のキセキ~portable~」のブラウザ版が公開

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ゲーム創作サークルecoddrのフリーゲーム『ひびかけ色のキセキ~portable~』のWebブラウザ版が、ゲーム投稿サイトPLiCyにて公開された。

『ひびかけ色のキセキ~portable~』は、同サークルが昨年、Windows向けにフリーゲームとしてリリースしたステージクリア型アドベンチャーRPG『ひびかけ色のキセキ』のリメイク版(関連記事)。これまでAndroid/iOS版が公開されていたが、ブラウザ版の公開によりPCでもプレイ可能となった。

PhantomIsland、オープンワールド3DACT『SLEEPWALKER』最新プレイムービー公開

ゲーム開発サークルPhantomIslandが開発中のオープンワールド3DアクションRPG『SLEEPWALKER』の最新プレイムービーが22日に公開された。

ムービーでは鎌による攻撃や、時間の流れを遅くする、空中を飛翔するといった特殊なアクションの様子を確認できる。完成は来年の春頃を予定しているという。

魔法を創るダンジョンRPG『魔法の女子高生』、アップデートでクリア後ダンジョンを追加

同人サークルilluCalabのダンジョンRPG『魔法の女子高生』のSteam版およびiOS版が22日にアップデートし、クリア後ダンジョンの追加などが行われた。

『魔法の女子高生』は、魔法の世界に迷い込んだ女子高生が主人公のダンジョンRPG(関連記事)。魔法へ自由に名前を付けることができ、それによって効果が決まるシステムが特徴となっている。今回のアップデートではクリア後ダンジョンが追加されたほか、既存のダンジョンのバランス調整なども行われている。

京都インディーゲーム祭典めぐり1日目 「Bitsummit」注目作14選やグッズを紹介

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5月20日から21日の期間中、京都にてインディーゲームの展示イベント「Bitsummit」が行われた。同期間には、「Megabit Convention」「関西学生ゲームコンソーシアム Connect Fest」という2つインディゲーム展示企画も開催されており、二日間で全3つのインディゲーム関連イベントが同時開催されるという豪華な催しとなっていた。

今回もぐらゲームスでは、2日間のイベントの集中取材を行った。特にBitsummitは日本語にローカライズされたゲームが国外からの持ち込まれるケースも多く、参加者の多さとともにインディーゲームの盛り上がりを一層感じられるイベントとなっていた。ここからは全2回にわけて、そんな熱気あふれる2日間のレポートをみなさまにお届けしたい。

紹介するゲームは開発中の作品だけでなく、既に配信が開始されているゲームもある。気になった作品はぜひ遊んでみてほしい。

Iconoclasts

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”Konjak”という名前を出せば、それだけでピンとくるインディーゲームファンは多いことだろう。
『Noitu Love 2:Devolution』『Legend of Princess』など2Dアクションゲームの名作の数々を送り出してきたKonjakことJoakim Sandberg氏が、本作のプロトタイプといえる『Ivory Springs』から8年の歳月をかけて制作した待望の大作2Dアクションが『Iconoclasts』である。

Konjak作品の特色と言える職人的な描き込みのドット絵と滑らかなアニメーションは本作においても健在だ。操作性も良好で横穴をスルスルと潜り抜けていくだけでも楽しい。
巨大レンチを持ったメカニックの少女が主人公となっており、レンチは敵を倒す以外にも、ボルトを回してシャッターなどの仕掛けを動作させて道を切り開くのに使用する。

それ以外にも急降下踏みつけで敵を気絶させたり、オートで照準してくれる銃を使った攻撃も存在している。

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会場で展示されていたバージョンでは平原を抜けて街へたどり着くまでのシーンをプレイすることができた。Konjakの公式サイトでは2012年に公開された初期α版が現在でもダウンロード可能なので、興味を抱いた方はそちらをプレイしてみると概要がつかめるだろう。

リリース時期は夏ごろの予定。Steamのほか、PlayStation4およびPlayStation Vitaでの配信が予定されている。会場で公開されていた体験版は日本語ローカライズがなされており、リリース時点で日本語にフル対応する予定とのこと。これまでKonjak作品の日本語ローカライズや日本国内での家庭用ゲーム機への進出が無かっただけに嬉しいニュースと言えるだろう。

CrossCode

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ドイツのインディディベロッパー「Radical Fish Games」が開発を進める早期アクセス作品『CrossCode』の日本語ローカライズが会場でプレイアブル展示された。実は先日中国語ローカライズが実装された際のアップデート告知でBitSummit参加と日本語ローカライズをがんばってるよ!と発表していた。……のだが、下の方に小さく書かれていたものだから全然気づいていなくて、会場について「ああ!日本語がついてる!」と驚かされた。

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『CrossCode』は昔ながらの見下ろし視点のアクションRPG作品だ。開発が本作を「
retro-Inspired 2D Action RPG」と呼んでいるように、スーパーファミコンのようなグラフィック、テンポの早い戦闘システム、そしてステージにちりばめられたパズル要素などなどあの頃を思い出すファクターで満ち満ちている。仮想世界『CrossWorld』を舞台に、記憶喪失の主人公のLeaは自身の正体の謎と、Crossworldの裏に蔓延る陰謀へ挑むこととなる。

日本語ローカライズは高い完成度で、本作は文章を表示するウインドウのサイズが可変式で、そのまま移植するとよくある文章のはみ出しが起きてしまうのでは?と心配してしまうところもしっかりと対応されていた。日本語のファントランスレーション開発が断念された本作だけに、公式での日本語化は非常にありがたい。

日本語の実装時期は近々とのこと。毎月の更新報告をワクワクして待とう。

参考:日本の名作ゲームを思い出す海外作品『CrossCode』。MMORPG風の仮想世界が舞台の2DアクションRPG

Brave Earth: Prologue

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ある種の伝説にまで上り詰めた死に覚えハードコアアクションゲーム『I wanna be the guy』。その作者であるKayinさんの新作Brave Earth: Prologue』がプレイアブル出展、しかもすでに日本語ローカライズ付きで展示された。『I wanna be the guy』は日本においても高い人気を誇る。会場ではKayinさんと記念撮影を求めるファンも見られた。

ファンタジーな世界の一国エイストリアは突然化物たちの襲撃を受ける。エイストリアの騎士ナオミはいち早くその現場にたどり着くが、そこはすでに地獄と化していた。ダークファンタジーな世界観と陰謀うごめくストーリーはハードなゲーム性と非常にマッチしており、オールドスクールな色使いも雰囲気を盛り立てている。

展示ではナオミ以外にも、もう一人のキャラで遊ぶことができ、製品版ではさらにプレイできるキャラが増えるそうだ。

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とにかく難しい作品であることは間違いない。HPゲージがあるため一発食らえば終わりというわけではないが、ダメージを受ければノックバックして奈落へ落ちてしまうし、数発食らえば死んでしまう。もちろん、初見殺しの罠も満載だ。様子見をしてじっとしていると死んでしまう罠。乗った瞬間沈む床。まさしくKayin作品といった出来栄えである。

Steamにて本年中のリリースを予定しており、日本語は発売から後になるがしっかり実装されるとのことだった。『I wanna be the guy』のファンは今から腕を磨いておこう。

Momodora V

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redinさんが率いる「Bombservice」の人気シリーズ『Momodora』。先日その続編にあたる『Momodora V』の開発が発表され話題となった。それが早くも今回のBitSummitでプレイアブル展示されていた。アルファ版であることは承知であるが、それでもこの展示の早さは驚きを隠せない。しかも日本語までついている。すごい。

『Momodora』シリーズは1~3がいわゆるプラットフォーマーアクション、4作目である『Momodora 月下のレクイエム』がメトロヴァニアと全て2D作品であったが、『Momodora V』はなんと3D作品へと進化を遂げていた。

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ファンの方には、今までと全く違う作風のためどう変わってしまうのかと不安を感じている方もいるかもしれない。だが心配は不要だ。3Dになっても『Momodora』シリーズらしい、難しくも操作感がよく遊びやすい手触りはしっかりと残っていた。

『Dark Soul』に近い操作系統で、回避を上手に使い、敵の攻撃をよく見て反撃するあたりはまさしく『Momodora』シリーズであろう。また、効果音がこれまでのシリーズと同じものが使われていたのもよかった。まだアルファ版なので今後どうなるかわからないが、今までと大きく変わったものの、しっかりとつながりを感じさせてくれるところはファンとしてうれしいところだ。

まだまだアルファ版が発表されたという段階ゆえ、リリースがいつになるのか、どのような形態でのリリースになるのか、全くわからない。だが、期待できる作品には違いない。

『Iconoclasts』『Crosscode』『Brave Earth』『Momodora V』の上記4作品はいずれも新興のパブリッシャー「DANGEN Entertainment」からの配給となっている。すべての作品で日本語対応を着実に行っているうえ、人気作家で固めたラインナップに日本市場への気合いの入り方を感じさせる。今後の動向に要注目だ。

OneShot

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Little Cat Feet(Team OneShot)が開発した人気パズルアドベンチャー『OneShot』の日本語デモが展示されていた。BitSummit合わせで日本語ローカライズ発表がなされ、日本語化が待たれていた作品だけに会場での注目度も高かった。

猫目猫耳の可愛らしい主人公「ニコ」を操作して、マップ内を探索してアイテムやキーワードを探し出し、それを対応する箇所へあてはめていくことで先へと進んでいく。唐突にゲーム外のPC画面上に現れた「OKダイアログ」にタメ口をきかれるといった、メタフィクショナルで奇妙奇抜なイベントが多数盛り込まれている。ゲーム好きならば必ずその演出に驚かされ、楽しめるはずだ。

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RPGのような見下ろし視点での作風は本作の前身となるRPGツクール版『OneShot』の雰囲気をそのまま別エンジンで再現したものだ。前身の作品はフリーゲームであり、もぐらゲームス読者の方にはそちらをプレイしたことがある方も多いだろう。だが、Steam版『OneShot』はそれとは全く別の作品へと進化している。日本語化を機会にRPGツクール版プレイヤーにもぜひSteam版を遊んでほしい。気になる日本語ローカライズの実装時期だが、3カ月程度での実装を予定しているそうだ。

話はそれるが、本作は日本語ローカライズ発表以前にファンアートコンテストを開催していた(なんと日本語での案内もあった)。今回お話を伺った配給のDegica Gameの担当者によれば、新規プレイヤーに向けたプロモーションだけでなく、こうしたファンに向けたイベントやグッズ展開といった、ファンを盛り上げていく活動にも力を入れていきたいとのことだ。こうした動きにもぜひ注目していきたい。

VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action

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ベネズエラの「Sukeban Games」が開発し、Vitaへの移植をアメリカの「Wolfgame」が担当したサイバーパンクアドベンチャーゲーム。すでにSteam版は配信している本作ではあるが、日本語化が切望されていた作品であり、日本語ローカライズの発表とVita版のプレイアブル出展が目玉となっていた。

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近未来のディストピア都市グリッチシティ。その片隅で営業するバー「Va-11 Hall-A(ヴァルハラ)」を舞台に、主人公であるバーテンダー「ジル」を操り一癖も二癖もあるお客にカクテルをサーブしていく。

サイバーパンクな世界観、PC-98時代のアドベンチャーゲームにインスパイアされたグラフィックデザインなど人を引き付ける要素は多くあるが、注目すべきは選択肢ではなくお客にサーブするお酒によって展開が変わってくるシステムだろう。落ち込んだお客に何を提供するべきか?途中で注文を変えたお客にどちらのカクテルを提供するか?すべてはバーテンダーであるジル、プレイヤーの手に委ねられる。バーテンダーを主役としたアドベンチャーゲームとして、これ以上ないシステムだ。

Vita版の操作感はよく、タッチパネルでのカクテル作りはゲームによく合っていた。Vita用に調整されたUIも美しい。携帯機に向けしっかりとチューンされ、Steam版をすでに遊んだプレイヤーも買う価値のある作品へと仕上がっている。

加えて、先日Steam版に追加実装されたプロローグエピソードもVita版にしっかり実装されている。特別に触らせてもらったが、こちらもしっかり翻訳済み。Vita版から遊ぶ人も、Steam版と差異なく遊ぶことができる。

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日本語ローカライズはしっかりしていて、フレーバーテキストのような細かい部分まで翻訳されていた。英語だからと避けていた方も安心して遊ぶことができるだろう。ただ、本作はスラングや英語でのジョークが大量に出てくる作品だ。こうした部分に生じる原語版との差異がどうなってくるのか?翻訳作業を行った「PLAYISM」の方は、そこが非常に大変な作品で気を使って翻訳しているとおっしゃっていた。長く翻訳を手掛けてこられたその手腕に期待したい。

Vita版の配信やSteam版への日本語追加時期はまだわからないそうだ。だが作業はしっかりとすすんでいるとのこと。続報を待とう。

TOKYO DARK

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鎌倉に拠点を置く「Cherrymochi Game Studio」の開発するポイントクリックミステリーアドベンチャーゲーム『TOKYO DARK』が本年も展示されていた。昨年から注目を集めていた作品だけに、今後の展開について伺ってきた。

『TOKYO DARK』は主人公伊藤刑事の相棒が行方不明になるところから始まる。伊藤は相棒を探し単独で捜査に乗り出すが、捜査を進めるうちに事件は複雑な様相を見せ始める。謎に近づくにつれ伊藤は自分の過去と向き合うことを余儀なくされ、伊藤の精神は揺らいでいく。果たして自分は正気なのか?それを確かめてくれる相棒はいない。

本作の大きな特徴は主人公の取った選択によって4つの精神値、S.P.I.N(Sanity,Professionalism,Investigation,Neurosis)が変動し、ストーリーの展開やキャラクターとの関係を変える部分だ。狂気に晒され続ければ正気を失ってしまうし、ストレスがたまればノイローゼになる。この精神値の加減によって、エンディングが11にも分岐する。ポイントクリック系ゲームでこれだけ多くのエンディングを備えた作品というのは珍しい。

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昨年から大きな変化としては、リッチなアニメーションカットが追加されていたところだろう。このアニメーションカットはアニメ制作会社「グラフィニカ」に依頼して制作したもので、全編の多くの場所で差し込まれるそうだ。プロによるクオリティの高いアニメーションでさらにストーリーへのめり込めるだろう。

作業が全て終了しているらしく、現在はパブリッシングの調整を行っている。本年中にリリースされるそうなので、ミステリーゲームファンはぜひとも注目してほしい。

RUINER

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ポーランドの「REIKON Games」が開発するトップダウンシューター『RUINER』。サイバーパンクな世界観や、クールなアートワーク、平沢進氏が楽曲を提供したことなどで世界的に注目が集まっている本作が、なんとBitSummitでプレイアブル出展されていた。

本作は雰囲気としては『Hotline Miami』シリーズのような、近接攻撃と銃を使いこなし、敵を排除していくトップダウンシューターだ。同作のように一発貰うだけ死ぬわけではないし、エナジーゲージを使って貼れるシールドもあるが、それでも敵の攻撃は重く、すぐに死んでしまう。さらに、銃は弾数が限られており、多用はできない。そこで活用すべきが、本作の特徴であるダッシュである。

ダッシュ中は無敵でどんな攻撃も当たらない。しかもこのダッシュは回数制限はあるものの続けて利用可能で、銃弾をすり抜け敵を殴り殺す……なんてことが簡単にできる。まあ、ここまでならよくある回避アクションだ。面白いのはここからで、ダッシュボタンを長押しすることで時間が止まり、この状態でポイントを指定すると、ダッシュ経路を事前に設定することができるのだ。

徒党を組んで攻めてくるたくさんの敵であっても、時間を止め、事前にそれぞれ敵の背後に回り込む経路を設定することで、あとはダッシュ終了地点でタイミングよく攻撃を加えるだけで敵を倒せる、というわけだ。ハードなプレイングと、敵をバッタバッタとなぎ倒す爽快感を両立した作品と言えよう。

プレイ中はどうしても写真が取れないためダッシュの経路指定が伝わりづらいかもしれないが、例えるなら『Transistor』のTurn()システムが近い。事前に行動を設定し、アクションゲームながら戦略的に立ち回れるのが本作の魅力だ。

加えてめちゃくちゃカッコいいグラフィックにも注目したい。サイバーパンクな世界観を余すところなく再現したリッチなグラフィックはインディとはとても思えないレベルで、画面に突然メッセージが差し込まれる演出もカッコいい。

本年にSteamにてリリースされる予定の本作。ますます期待が高まる展示だった。

SOULLOGUE

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noitems studioが開発中の『SOULLOGUE』は見下ろし視点の2DアクションRPG。

作者であるはちのす氏が以前に制作していた同タイプのRPG『The Souls of Yore』からゲームエンジンを一新し、そこへ数々のアイデアを盛り込んだ後継プロジェクトとなっている。

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本作の鍵となるのが敵キャラクターに乗り移る「憑依」のアクションで、鬼火のような敵キャラクターに乗り移って行く手を塞ぐ木箱や他の敵を燃やしたり、乗り移った敵をスイッチまで移動させて扉を開ける、というように、迷宮の先へ進むために「憑依」を活用していくことになる。実際に試遊させてもらった際には、魂を持たないロボットの敵には「憑依」することができないという点が強く印象に残った。

編笠を被った主人公の主な武器はクロスボウであるが、持てる矢の数に限りがある上に、矢に火が付いた時には急いで回収しなければ矢が燃え尽きてしまうなど難点が多い。「憑依」の力を駆使しなければ複数の敵を相手取るような大立ち回りは難しく、総じてパズル性が重視されている作品と言えるだろう。

「ドット絵=レトロ」の観念を覆さんとするアジアンテイストのこだわり抜かれたピクセルグラフィックスは必見だ。

本作の完成は来年以降の予定、これからの続報に期待したい。

BackSlash

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『BackSlash』(バックスラッシュ)は1on1の横スクロール対戦アクションゲーム。
海外作品のような雰囲気を醸し出してはいるが、Bitsummitの開催地である京都のスタジオSkeleton Crew Studioの作品であり、英語・日本語に両対応となっている。
対戦前に二種類のバトルスタイルを組み合わせ、それに応じてキャラクターの見た目や二つ名が変化するようになっている。

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フィールド内を右へ左へ駆け回り、殴る蹴るの格闘攻撃、落ちている剣を拾って繰り出す剣技、一発逆転の秘術などを組み合わせて武侠映画さながらのバトルを展開することができる。攻撃によって地形が削れるようになっている点もダイナミックだ。

対戦ゲームとあれば気になるのはネットワークを介した対戦機能の有無についてであるが、実装は未定とのこと。ここはぜひともネット対戦の実装に期待したいところである。本作はSTEAM GREENLIGHTを通過済みであり、PC版のリリースは今秋を予定している。また、Nintendo Switchへの対応も発表された。

in:dark

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『in:dark』(インダーク)はオヅミカン氏が開発しているスマートフォン向け2Dアクションゲーム。スマートフォンの縦長の画面に合わせた上から下へ向かう縦スクロール方式となっており、奈落へと落ちていく少女を、人魂を操作して護っていく。

幻想的なシチュエーションの一方で、タップで炎を出して迫る敵を焼き払い、フリックによる高速移動で道を塞ぐブロックを破壊し、トラップのある地域はスライドで慎重に進む、といったように指をフル稼動させるアクションの激しさも兼ね備えた作品となっていた。

そのほかにも「カルマ」と呼ばれるアイテムを回収してパワーアップや体力回復にあてたり、小魚などを食べて「ソウル」を溜めてスキルを発動させる、といった要素があり、これらの活用が攻略のカギを握ることになるだろう。

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リリースは当初今年6月を予定していたが、今回のBitsummitで得た意見をフィードバックしたうえでリリースしたいと更なる作りこみに意欲を見せていたのが印象的だった。

この灯を今すぐ消せ(仮)

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『この灯を今すぐ消せ』(仮)は『ヒーラーは二度死ぬ』を制作したPon Pon Gamesの新作RPG。

グリッドベースの3DダンジョンRPGであり、試遊台のそばには地図をメモするための方眼紙が用意されていた。昔気質の3DダンジョンRPGのファンにはハートに訴えかけてくるものがある光景だろう。

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この手のダンジョンゲームはただでさえ迷いやすいものだが、本作はダンジョン内がただただ暗く、さらに迷いやすい作りになっている。壁に備え付けられた灯りをつけることができるようになってはいるものの、その灯りが届くのは一部でほとんどの場所は暗いままである。どうしても迷ってしまいどうしようもない。そんなときのため、プレイヤーはYボタンで松明をいつでもつけることができる。

ならずっと松明をつけておけばいいだけでは?
そうは問屋が卸さない。松明をつけると、敵との遭遇確率がどんどんと高まりダンジョン探索が危険なものへと変わっていく。

暗闇の中をぐるぐると迷ったすえ敵に殺されてしまうか、それとも起死回生をかけて灯りをつけるのか。灯りを付けるか消すのかの葛藤が肝になるといえるだろう。

リリースは来年を予定しており、可能であればSteamでの販売も行いたいとしている。

GREEN

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『GREEN』は青山真弥氏が制作しているプラットフォーマーゲーム。プルプルした緑のブロック生物GREENくんを操り、体からブロックを左右に発射してステージを進んでいく。

発射したブロックはブロック発射ボタンを押している間は飛び続け、ボタンを離すことで空中で静止し足場にすることができる。うまく狙った位置に足場を作りたいところだが、ジャンプの頂点でブロックを作ってしまうと上に乗れないという間抜けなことも起きるので、ジャンプボタンを含めてボタンの押し加減が重要になる。

これ以外にもブロック同士をぶつけてブロックを消す、敵にブロックをぶつけて敵をやっつけるなど、ブロックには数多くの使い道があり、シンプルながら骨太な作品となっている。

本作は元々はアクションゲームツクールで開発されたが、エンジン由来のバグが解消できないままエンジンのサポートが終了してしまい、現在はUnityへの移植を行っている。前身となるアクションゲームツクール製のものは公式サイトで公開されている。

本年中にSteamにてリリースし、その後他コンソールへの移植を検討する予定とのことである。

Strange telephone

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モバイル向けに配信され人気を博しているアドベンチャーゲーム『Strange Telephone』。だが開発エンジンの関係で、コンシューマ移植が難しい作品であった。そこで現在、コンシューマ機への移植を目標にゲームをUnityへ移植する作業が行われている。開発者であるyutaさんは先日のUnite Tokyoでもご登壇されており、Unityのもつ幅広いハードへの対応力に期待を寄せているようだ。BitSummit会場でもUnityへの移植作業を行っていた。

Unityに移植しているという展示ですか?と伺うと、空いた時間ができたので開発を進めていましたと言われびっくり。なんとイベント会場で開発作業をされていたようだ。

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また、同作に関連したステッカーやバッジ、Tシャツなどのグッズが販売されていた。ゲーム自体はリリース済なので、ゲームを既に遊んだファンに向けて提供できるものをとグッズ販売を計画したそうだ。反響は好調で、二日目終盤には売り切れが目立っていた。

こうしたグッズの好評を見るに、本作の移植には注目が集まってくるだろう。今後の動向に注目したい。

参考:『Strange Telephone』配信開始 6桁の電話番号で自動生成される夢世界を探索するADV

番外編:グッズ関連

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Strange Telephone以外にも今回はグッズの販売を行うブースやグッズメーカーの出店が多くあり、例年のBitSummitに比べゲームのグッズが非常に目立った。その様子も一部紹介したい。会場の雰囲気の一端が伝われば幸いだ。

様々なゲームグッズを製造・販売するアメリカの企業「ファンゲーマー」のブースでは、人気作『Undertale』のぬいぐるみや『ショベルナイト』のTシャツなどが並んでいた。クレジットカードやPayPalアカウントがあれば公式サイトから注文・輸入することもできるので、興味のある方は購入方法ガイドを参考に注文してみると良いだろう。

このほかにも「EDITMODE」ブースではBitsummitのオフィシャルTシャツや任天堂作品のグッズ、「サンシー」のブースでは『FREEDOM PLANET』や『Skullgirs』といった海外ゲーム関連グッズが販売されていた。会場ではこれら専門メーカーによるクオリティの高いグッズが人気を集め、二日目には一日目に購入したであろうTシャツで会場を歩く参加者が目立った。

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room6」では制作中のアドベンチャーゲーム『OPAKE』の展示に合わせ、登場キャラクターのアクリルキーホルダーなどのグッズの販売も行われていた。ピクセルアートで描かれた幽霊と少女のキャラクターがキュートだ。

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パブリッシャ―「GameTomo」のブースでは「ここ数年見た中で、もっとも革新的なTシャツだ。」というゲームレビューからのフレーズをあしらった『SUPERHOT』の日本語版Tシャツが異彩を放っていた。その革新的な図柄に惹かれ、取材の合間にTシャツを購入したところ、STEAMのダウンロードコードが書かれたカードも合わせて付いてきた。Tシャツのオマケにゲーム、これは革新的だ。

参考:”今年遊んだ中で最も革新的”とのレビューが蔓延するFPS『SUPERHOT』の何が革新的なのか?

京都インディーゲーム祭典めぐり2日目 「メガビットコンベンション」出展作7選

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5月20日から21日の期間中、京都にてインディーゲームの展示イベント「Bitsummit」が行われた。その二日目である21日には、Bitsummitと同じ会場、そのひとつ上のフロアにて「Megabit Convention(メガビットコンベンション)」という、もうひとつのインディゲーム展示企画も開催されていた。

そこで展示されていたゲームは、Bitsummitとはまた異なる趣を持つ、特徴ある作品群だ。今回は、そんなメガビットコンベンションの会場でプレイしたゲームの中から、7作品を紹介したい。

先日に引き続き、今回紹介するゲームは開発中の作品だけでなく、既に配信が開始されているゲームもある。気になった作品はぜひ遊んでみてほしい。

ネコネイビー&淀屋橋お嬢様倶楽部

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かわいらしいキャラクターがぶつかり合う非常にゆるい世界観の癒し系ゲームだ。だが、その作りは全くゆるくない。非常に熱いシューティングゲームとして仕上がっている。

Steamでの配信が発表されている本作。気になるSteamでの配信時期についてお伺いすると、現在実績といったのSteamの機能をパブリッシャー側で実装している最中とのことで詳しい発売時期はまだわからないとのこと。また、Steam以外で配信されているものと、ビルドの差もつかないそうだ。配信の関係上ズレが生じる可能性はあるが、どの配信サイトでも安心して購入することができるだろう。

参考:”2DSTGが苦手な人にこそオススメしたい、ゆるくて熱いSTG『ネコネイビー』
 
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加えて、同サークルがメガビットコンベンション用に急きょ開発されたお嬢様FPS『淀屋橋お嬢様倶楽部』は会場で話題だった。

お嬢様となり襲い掛かってくる大量の敵お嬢様たちをマイクロUziでメッタ撃ちにする異色な作品で、プレイヤーの通ったあとは倒したお嬢様たちの血で真っ赤に染まるというスプラッターな内容だ。『DOOM』といった古き良きFPSをオマージュしており、それらの作品にある弾を避けながら大量の敵を倒していく手ごたえが本作でもしっかり感じられた。展示だけにしておくにはもったいない。今後配信を計画されているそうなので、続報に期待しよう。

Million Shells

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インディディベロッパー「FlyteCatEmotion」が開発中のタワーディフェンス型シューティングゲーム。

プレーヤーが操る自機は画面には収まらないほど巨大な戦闘機。画面下部全体が、大きな自機になっており、ここにタワーを設置して続々と現れる敵軍と対峙する。タワーディフェンスでは自動で敵を攻撃してくれるのが常だが、本作は砲台を全てマニュアルで操作するところが特徴だ。発射する砲台をタッチで選択し、次に撃つ場所をタッチすることではじめて攻撃がなされる。地点指定のため当然外れるし、リロードに時間もかかるため、たくさんの砲台を並列で操作しなければ大量の敵を処理することができない。

これだけ大きな自機だと敵の攻撃が絶対当たるのでは?と思うかもしれないが、敵のショットはタッチするだけで消すことができる。ただ、最大15個になる砲台を操作しているとどうしても注意がそれる。広い視野と並列操作が求められる非常に忙しい作品だ。

また、タワーの設置、強化に使うポイントが自機のHPと共通になっているところもポイントだ。強化すれば敵を効率的に倒せるが、強化しすぎるとHPが減ってしまいやられるリスクが高くなる。さらにはこのポイントを大量に使うことで発動する必殺の一斉射もある。上記の並列処理にリスク管理までついてくる、手ごたえのある作品だ。

本作は本来PlayStarion Mobileでリリースされる予定のものであった。だが、ご存じのとおりPSMはサービスを終了してしまった。PlayStarion Vitaというコンソールを極限まで活かし、PSMという市場を引っぱっていこう!と意欲を燃やしていたそうだが、サービス終了でその夢は道半ばで途絶えてしまったそうだ。だがそこで終わることなく、現在まで開発を続けてこられた。すさまじい熱意である。

本年の東京ゲームショウあわせで配信、もしくは発売日発表を計画しているそうだ。熱意溢れる本作の今後に期待したい。

PHRASE FIGHT

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同人ゲームサークル「超OK」が開発中のリズム対戦ゲーム『PHRASE FIGHT』は指示に従ってリズミカルにボタンを押すシンプルなリズムゲームだ。

格闘ゲームになっているのが特徴で、画面上部に表示された音符に合わせてボタンをタイミングよく押すと対戦相手のキャラクターを攻撃して後ろに押すことができる。交互に同じリズムを刻み合い、最終的にどちらが対戦相手を押し込めていたか、つまりどちらがより確実にリズムを取れていたかどうかで勝敗が決まる。現在はタイミングの合い具合を4段階で評価しているそうだが、今後はより段階を細かく分ける予定とのこと。細かい判定になることで、対戦もより熱くなるはずだ。

ボタン一つで操作できるうえ、ルールも明快で面白い。完成が待ち遠しいタイトルだ。開発のcoolstepさんはTwitterにて感想や要望を募集している。プレイした方はハッシュタグ#PHRASEFIGHTで要望をつぶやいてみるといいだろう。

本作は年内にPC版の完成を目指している。完成後はNintendo Switchへの移植のための活動を始めるそうだ。どこにでも持ち運べる、Joy-conをシェアしてみんなと遊べる、というSwitchの長所が確かに本作のコンセプトとがっちりとハマる。ぜひともがんばってほしい。

常世ノ塔

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//commentout」の制作する『常世の塔』は何度でも楽しめる、ハードコアなプラットフォーマーアクションゲームだ。

プレーヤーは魔界のメイド「ココア」を操り、危険な敵や罠で溢れる塔を上へ上へと昇っていく。ココアはMPを消費しての魔法しか攻撃手段を持っておらず、しかもこの魔法は連発できない。ここぞというタイミングでしか敵に反撃することができないのだ。であるというのに、敵は全く攻撃の手を緩めてくれない。MPは時間で自動回復されるので回復を待って先に進む作戦も思いつくが、同じ場所に留まれば強力な悪魔が発生する。少しくらい手加減してくれてもいいのでは……?高い難易度でプレイヤーを待ち受けるハードな作品だ。

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本作の大きな特徴は塔、ステージの構成が毎日サーバー側で自動生成されてプレーヤーに配信されるというところだ。毎日構成が変わる塔をいかに高く登れるか?世界中のプレイヤー同士が競い合う作品というわけだ。プレイヤーが死亡した箇所は記録され、お墓が立つのだが、このデータもサーバーを介して共有され、全世界のプレイヤーがどこで死んでしまったのかわかるようになる。

ハードコアなアクションゲームファンは世界中にいる。この作品も注目を集めることになるだろう。年内のリリースを予定しており、Steamでの配信を計画しているそうだ。世界のプレイヤーと塔をめぐる競争が始まるのはもう間もなくだ。

さて、海外では女の子の格好をしたかわいい男の娘を「トラップ」と呼んで、アニメで出てくるたびそんなまさかファックと騒いでいるそうだ。本作はたくさんの罠が待ち受ける作品である。ココアは男の娘。ココアちゃんではなくココアくんだ。こんなにかわいい子が女の子なわけないだろう?海外のプレイヤーがこのトラップに引っかかるのが楽しみだ。

GRAZE COUNTER

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『GRAZE COUNTER』は同人ゲームサークル「びっくりソフトウェア」の開発する危険行為推奨縦スクロールシューティングゲームだ。GRAZEと名の付く通り、敵弾をかすりにかすって窮地を打破する作品だ。

この作品の特徴は、敵弾に接近することで放てる必殺技グレイズカウンターと、グレイズカウンターで敵を倒すことで発動できるブレイクモード、この2つの組み合わせによる危険に飛び込みチャンス切り開くゲームシステムだ。

本作では自機を敵弾に接近させ、かすめればかすめるほどグレイズゲージが貯まる。これを消費することで強力な必殺グレイズカウンターを発動できる。グレイズカウンターは敵を一瞬で屠る威力を誇る上に、ゲージを満タンまで貯めて発動する無敵状態になる。あえて敵弾に近づく危険を冒せば冒すほど、敵を倒しバンバン倒して有利に立つことができるというわけだ。さらに、グレイズカウンターで敵を倒すことで得られるアイテムを集めると、自機能力を高めるブレイクモードを発動できる。危険に自ら飛び込むことで、それが逆にチャンスとなる作品なのだ。

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作者曰く「どんどん強い攻撃を放ってごり押しできるSTGを作りたかった」とのこと。狙い通り強力な攻撃をガンガン使用でき、ストレスを感じさせない爽快感のある作品に仕上がっている。本年7月Steamで配信予定なので、シューティングゲーム好きはぜひチェックしておこう。

ちなみに、画面に映っているメガネでセーラー服のキャラクター銀寄卯月は男の娘だそうだ。え?なに?男の娘が流行ってるの?

マヨナカ・ガラン

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マヨナカ・ガラン』は『わすれなオルガン』『真夜中は星づくよ』など製作したサークル「CAVY HOUSE」の新作ノベルゲーム。演出にこだわり、ただの立ち絵でなく3Dモデルのキャラクターが映画のように画面上で演技するのが特徴の手間のかかった作品だ。

舞台は古くより隠れキリシタンが住んできた大臼村。牧師である橘はもるるは村おこしのため、村の歴史と民話をまとめる依頼を受けこの村を訪れる。村は念願の大聖堂の完成に沸く真っ只中。はもるるは村人の信頼を得て、村おこしを順調に進められると思われた。だが、そのすぐそばに不穏な影が忍び寄っていた……。プレイヤーは橘はもるるを案内する村の者となり、奇妙で恐ろしい事件へと巻き込まれていく。

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本作はノベルゲームとしては珍しくVRに対応している。VRで遊ぶノベルゲームというまだ他では見ない演出に挑戦し、新たなVRの楽しみ方を示す作品にしたいとのことだ。しかもVRと通常のモードでは表現をまるっと変え、別々の演出を用意している。通常は映画のようなカメラワークを意識しているが、VRモードでは案内役の視点で物語が展開される。プレイさせていただいたが非常に興味深い演出だった。完成が待ち遠しい。

本作は今年の夏コミでリリース予定。夏コミ後に、SteamとOculusストアでの配信も計画されている。体験版も配信されているので、興味のある方はぜひプレイしてみるといいだろう。

ノナプルナイン

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「Painfulchild」の開発する『ノナプルナイン』は以前から同人イベントなどで注目を集めている開発中の探索アドベンチャーゲームだ。ビルの一室に監禁された主人公となり、モニター越しに記憶喪失の少女に指示を出し彼女の記憶に隠された謎に挑む。

オフィス街で起きた頭部破裂事件と被害者の勤務先が行っていた人体実験、そして32階だけがループするビルの謎。それらの事件を解き明かす鍵は消えた彼女の記憶にある。もし彼女の記憶を取り戻せなければ、主人公と彼女は殺される。
 
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本作はノベルゲームをより多くの方に楽しんでもらうため、横スクロールのポイントクリック形式を採用したそうだ。他にも細かい部分までグラフィックやイベントを作りこんでいるようで、アニメーションシーンをたくさん用意し、探索する資料のグラフィックといった細い部分までこだわっているらしい。普段ノベルゲームやアドベンチャーゲームに触れない層にも楽しんでもらえるよう、こうした様々な工夫を行っているとのことだ。

多くのインディ作品がUnityやUEといった既存のゲームエンジンを使用する中、自作のエンジンで開発されているというのも野心的だ。

少ない人数での開発でどうしても時間がかかってしまうが、更なるクオリティアップを図るため完成は来年を予定。Steamでの配信も検討しているそうだ。

超水道のデンシ・グラフィックノベル『ghostpia』第3話が配信開始 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はデンシ・グラフィックノベル『ghostpia』の最新話公開や、ノンフィールド・リソース管理RPGの新作リリースなど7本です。

超水道、デンシ・グラフィックノベル『ghostpia』第3話配信開始

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創作ユニット超水道は5月31日、デンシ・グラフィックノベル『ghostpia』iOS版のアップデートを行い、第3話「はたらくしごとをみつける日」を追加した。ブラウザプレイが可能なノベルスフィア版については、後日アップデート予定となっている。

『ghostpia』は雪に閉ざされた、幽霊の住む町を舞台にしたノベル作品(関連記事)。第3話では主人公の小夜子と新人幽霊のヨルによる仕事探しや、そこから巻き起こる騒動が描かれる。イラスト枚数は約200枚、さまざまな演出も盛り込まれており、ボリューム、密度ともにこれまで以上の内容に仕上がっている。

ノンフィールド・リソース管理RPG『Ark Noir / 箱舟のノワール』がリリース

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Amamori Labは5月31日、リソース管理RPG『Ark Noir / 箱舟のノワール』のダウンロード販売を開始した。WindowsおよびMacに対応しており、体験版も公開されている。

沈没しつつある巨大移民船からの脱出を目指すノンフィールド型の作品。ランダムに入手した、使用回数に限りのある武器などのアイテムを駆使して戦っていくというローグライクRPG的なシステムが特徴となっている。幸運を数値化した「FR」という値の管理もポイントで、FRは休息によりHPを回復したり、物資コンテナからアイテムを入手したり、他の乗員を救助したりとさまざまな行動で消費する。

沈没事故の真相に迫っていくアドベンチャー要素も特徴。3人の主人公を選べるほか、条件を満たすことでゲーム開始時にあらかじめセットできるパッシブスキルが増えるなど、周回プレイも楽しめる作りとなっている。

フリーゲーム短編RPG『魔剣少女の物語』公開

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個人開発者のRISE氏は5月28日、短編RPG『魔剣少女の物語』をふりーむ!にて公開した。Windowsに対応するフリーゲームで、公称プレイ時間は2~3時間。

亡き父から不思議な力を持つ剣を受け継いだ少女「ラーマ」が主人公の作品。剣を使って村の平和を守りながら暮らしてきたラーマだが、ある目的で村へ訪れた王女「クレア」との出逢いにより、剣の持つ力の真実に触れ、人と人ならざる者の戦いへ関わっていくことになる。展開は基本的にシリアスだが、王女という立場ながらフランクな性格のクレアや、ラーマを支える兄貴分の「エクスシオ」と弟分の「ミドル」など、キャラクター達の賑やかな掛け合いが描かれるシナリオも見どころだ。

戦闘ではスキルなどの使用で消費する「気力」が低下すると被ダメージが上がる要素が特徴で、難易度はやや高め。1戦闘に3回だけ使える特殊技「ブレイドアーツ」なども駆使して戦っていく。バランスタイプ、スピードタイプなどの戦闘スタイルを切り替える要素もあり、スタイルによってステータスや使用可能なブレイドアーツが変化。さらに、瀕死状態でのみ発動可能な自己強化技「リミットブレイク」やリミットブレイク中のみ使用できる特殊技「ファイナルアーツ」といった要素もあり、手に汗握るバトルを楽しめる作品だ。

Unity 1週間ゲームジャムが開催、「転がる」をテーマにした150本以上の作品が集まる

Unity製ゲームの投稿サイトunityroomにて、5月22日から28日にかけて「Unity 1週間ゲームジャム」が開催された。

「Unity 1週間ゲームジャム」は、発表されたテーマをもとに、1週間でゲームを制作して投稿するというオンラインイベント。2回目の開催となる今回のテーマは「転がる」で、サイコロを転がすパズルゲームや、土地を(物理的に)転がしてお金を稼ぐゲームなど、テーマをさまざまな形で解釈したユニークなゲームが150本以上投稿されている。投稿されたゲームはブラウザ上でプレイ可能だ。

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サイコロの上面に描かれた数字の数だけサイコロを四方向へ転がすことができ、一定の手数内でゴールを目指すパズルゲーム『サイコロリ -Saikorori

 

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土地を物理的に転がしてお金を稼ぐ『土地ころがせ

 

趣味工房にんじんわいん、『RPG用音楽素材集 [Yuggdrasill Seed]』ダウンロード販売開始

フリーゲームRPG『ネフェシエル』『イストワール』の楽曲担当としても知られる音楽製作サークル趣味工房にんじんわいんは5月30日、『RPG用音楽素材集 [Yuggdrasill Seed]』のダウンロード販売を開始した。

過去に音楽CDとしてリリースされた『Yuggdrasill Seed -opening episode-』をベースとしたコンテンツ。MP3ファイルのほか、ループ処理が施されたOgg Vorbisファイルが同梱されており、使用権利込みの商品として提供されている。

ALICE IN DISSONANCE、「Patreon」による支援に関する日本語の解説ページを公開

ノベルゲーム『fault』シリーズの開発元である同人ゲームサークルALICE IN DISSONANCEは、クリエイター支援プラットフォーム「Patreon」での同サークルの支援に関する日本語の解説ページを公開した。

Patreonは、毎月指定した金額を支払うことでクリエイターを継続的に支援できる米国のサービス。国内ではEntyやFantiaなどが知られているが、こうしたサービスの先駆けと言える存在だ。英語サイトのため少々とっつきにくい印象もあるが、解説ページではALICE IN DISSONANCEのPatreonで用意されている支援額別特典の内容のほか、Patreonへの登録方法や支援方法も日本語で解説されているので、Patreonがどういったサイトなのか興味のある方もチェックしてみてはいかがだろうか。

なお記事執筆時現在、ALICE IN DISSONANCEのPatreonでは月額4,000ドル弱の支援が集まっている。

てりやきトマト、Fantiaにてファンクラブを開設

同人サークルてりやきトマトは2日、月額制のクリエイター支援プラットフォームFantiaにて同サークルのファンクラブの本格運用を開始した。

てりやきトマトは、フリーゲーム『積層グレイブローバー』『虚白ノ夢』(関連記事)などの作者として知られるフリーランスのクリエイター、カナヲ氏の運営する同人サークル。ファンクラブの会員プランには無料を含む複数のプランが用意されており、無料プランでも開発中のゲーム制作SLG『じげじょ。』の開発状況を確認したり、今後リリースされる同作の開発バージョンをダウンロードできるという。

加えて有料プランでは、開発ブログの閲覧や、通常公開されているゲームに追加要素が実装された「アドバンスver.」のダウンロードといった特典がプランに応じて用意されている。すでに開発ブログの#01が掲載されており、月額100円以上のプランに入会することで、現在開発中の短編ダンジョンRPGについての情報を確認することができる。

なお、同氏は株式会社ドワンゴの電ファミニコゲームマガジンにて連載中のアドベンチャーゲーム『被虐のノエル』の作者としても知られるが、こうした企業と関わりのある案件にて制作したゲームはFantiaで扱う対象外となるとのこと。

謎解きサスペンスホラーADV『狂い月』 積み重なった狂気を解く、「月」を巡る脱出劇

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『狂い月』は2016年1月に公開された直後から、ネットの各所で話題になった作品だ。謎解きを重視したシナリオと、丁寧にツボをついたホラー演出、そして全ての謎が解かれたときのカタルシスによって、多くフリーゲームプレイヤーを驚かせた。ファンイラストも多数描かれている。
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主人公「神崎満」は、クラシック曲「月の光」ばかり聞いているおとなしめな高校生だ。ある日の学校で、幼なじみで活動的な「新岡梓紗」から、天体観測ついでにお月見をしないかと誘われる。彼女は天文部に所属しているのだ。

ところが、現実社会でもよくあるように、話しが盛り上がる。ちょうど友人の「皆川進」たちが話していた「幽霊屋敷に行こう」の計画と合体し、「幽霊屋敷の近くで天体観測をしよう」という企画にミラクルフュージョンを果たす。幽霊屋敷は裏山の上にあり、「山は空気が澄んでるから、星がキレイに見える」だそうだ。

しぶしぶと、友人たちと共に屋敷の下見へと向かう主人公。

これが、惨劇の始まりであった・・・
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下見もそこそこの所で、まるで魔術のように降り出す雨。導かれるように屋敷の中へと避難する主人公たち。そして、お決まりのように開かなくなるドア
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もちろん、携帯電話も圏外と抜かりはない。

主人公たちは脱出を果たすべく、広大で複雑な屋敷を手分けして探索する事になる・・・

ここで、屋敷に閉じ込められた五人の人間を紹介しよう。
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渡 康平
冷静で霊感体質。特に隼人と仲が良い。一度気になったことは突きつめる性格で、個人行動が多い
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海道 隼人
お調子者で、トラブルメーカー。幽霊屋敷探索の発案者。メンタル面に若干の難がある。
 
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皆川 進
満の幼なじみで、響也とは中学時代からの同級生。ガラと口が悪く、満とも「ある事件」をきっかけに仲が悪くなった。いざとなったら守りに入ってしまうタイプ
 
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速水 響也
満のクラスメイトにして、中学時代からの同級生。二面性を持つ優等生キャラ。幽霊屋敷は、名目上彼の一家の管理になっている。
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神崎 満
主人公。記憶喪失、情緒不安定な母親、別離した弟と、人生の困苦にこと欠かない。その境遇ゆえ「ぼっち」でいることが多い。

さて、屋敷を探索すると、この屋敷が尋常でないことがわかる。妙な仕掛けが多すぎるのだ。
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あちこちの部屋は鍵がかかっており、仕掛けを解かないと先へ進めない。崩壊している場所も多く、ここが無人だと改めて認識させられる。本棚にあった屋敷の記録を紐解くと、明治3年に建築され、大正時代には学生寮として使われたこともあったようだ。学生寮時代に、大量殺人事件が起こっている。

不気味な雰囲気に飲まれつつも、探索は続く。そして・・・
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ここで簡単にゲームシステムについて説明しよう。

ジャンルはサスペンスホラー系の脱出アドベンチャーゲームで、アイテムを使い、謎を解いて屋敷の行ける範囲を広げつつ、「過去に何があったか」を解いていく。アクション要素は少なめだが、その分「がっつりとしたシナリオ」に、取り組む形になる。
 
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次々と手に入る、過去の人物達の日記帳
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明らかに惨劇のあと
 
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出没する弟「翔」の影
 
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憔悴する仲間たち
 
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ついに悲劇が・・・

『狂い月』が優れているところは、まず「シナリオの完成度の高さ」だろう。

「主人公満に関するもの」と「かつて屋敷で起こった出来事」、この二つが交差していて、それが徐々に明るみになる構造になっているのだが、その情報の出し方がうまい。

過去の日記、かつて屋敷で起こった出来事の幻覚、そして不意に思い出される失った記憶など、情報を伝える手段としてはオーソドックスなものの、それを適切なタイミングで適切な量を知らせるのは、かなりの熟考と手腕が必要だ。

そしてすごいのは、それら「なぜなに?」がゲームの完全クリアでほぼ解消される点だ。「どうしてここはこうなんだろう?」という「もやもや」が残らず、非常に大きな満足感を、得ることができる。

また、プレイ中の細かい配慮がなされているところもいい。
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例えば、「思考する」というコマンド。ゲームの進行具合ごとに、次に何をしたらいいか「ヒント」を出してくれる。ゲームを作る際に、いちいちこのイベント設定をするのは「とんでもなく面倒くさい」はずで、頭が下がる思いだ。

テキストスキップが実装されていたり、東西に別れた屋敷内の地図が常時参照できたりする。何よりも主人公の移動速度が速いのは、細かいようだが重要なポイントだ。これらはフリーゲームにおいて、どうしても手の届きにくい「かゆい」ところだが、『狂い月』ではしっかり配慮されている。

作者の3色ぱん氏は、このゲームが始めて制作したアドベンチャーゲームだそうだが、そうだとは思えない完成度を誇っている。アドベンチャー初心者にもおススメだ。

ただ、注意点を一つ言っておくと、謎解きがややむずかしいところがある。

「ヒントが少ない」とか「理不尽にむずかしい」とか、決してそんなことはないのだが、謎の出し方に「独特のクセ」があって、慣れないと手こずる。

例を一つ出すと、この画像。
 
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ただの絵ではない。謎を解くためのヒントなのだが、初見だと「?」と思ってしまうかもしれない。

もう一つ出す。
 
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「なにか重要な仕掛けだ」とはわかるけど、さまざまな文字や文様から、一見して難しさを感じる。筆者はここで一番苦労した。
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なお、しっかりとゲームオーバーもあるので、油断は禁物だ。

この作品には、「ノーマルエンド」と「トゥルーエンド」がある。全ての謎を解決したことによって見られるトゥルーエンドは専用のムービー付きで、「こう来たか!」と思わず息を呑む。

いったい屋敷で何が起こったのか? 幽霊の正体とは? 満の記憶は戻るのか?
「狂い月」の意味とは?

書きたいことはたくさんあるけど、緻密な構成のためネタバレを意識するとほとんど書けない、そんな作品だ。

とにかく、「とりあえずプレイしてみてくれ」と言うより他ない。

今までホラーゲームのプレイ動画を見るだけだった初心者の人や、またある程度やりこんでいる人にも、ぜひプレイして欲しい。多少の脅かし・流血表現・残酷描写など、一部ショッキングなシーンがあるが、ホラーゲームとは「そういうゲーム」だ。

「クトゥルフ神話」の、とくに大正時代や現代の日本を舞台にした作品が好きという人も、好んでくれると思う。恐怖の組み立て方に、それらと通じるものがある。

【基本情報】
タイトル 『狂い月』
制作者 3色ぱん氏
製作ツール WOLF RPG エディター
クリア時間 1時間~5時間
対応OS  WindowsXP/VISTA/7/8/10

価格無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/11038

制作者サイトはこちらから
http://3colorsbread.web.fc2.com/kuruiduki/

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改めて見ると、このタイトル画面もすごく意味深なカット。

もしも90年代の有名シューティングゲームの機体が、他ゲームの敵と戦ったら…? 野心作『MoonStriker』を紹介

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時代と共にゲームは進化していく。キャラクターの表示数が増したり、色数が増えたり、演出が派手になったり。プレイヤーが操作するキャラクターもまた、進化と共に動きが多彩になったり、目を見張る攻撃を繰り出せるようになってきた。そんな進化の過程を追い続けて、こんな事を妄想したプレイヤーも少なからずいるかと思われる。

もし、このゲームで生まれたキャラクターが同じジャンルの別ゲームで主人公を務めたら、どんなことになってしまうのか、と。
 
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そんな「もしも」をシューティングゲームの場で描いたのが、今回紹介する『MoonStriker(ムーンストライカー)』だ。製作者は当もぐらゲームスでもレビューを掲載している『Image Striker(イメージストライカー)』(関連記事)のてらりん氏。2017年3月にiOS、Android、PC(Windows)向けに配信された。

内容は縦スクロールのシューティングで、迫りくる敵機を撃墜ながらステージを攻略していくという王道のものだ。しかしながら、システム周り及びその本編は、90年代のシューティングゲームの機体(自機)が他のシューティングに殴り込みをかけるという、個性的なものになっている。

二つの装備を駆使して、既視感のある敵達を撃て!

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今作でプレイヤーが操縦する自機は一口で言えば、タイトーのレイシリーズ(レイフォース、レイストーム、レイクライシス)と一緒。敵弾をかき消せる性能を持つ「ショット」、敵に狙いを付け、誘導レーザーの集中砲火を浴びせる「ロックオンレーザー」の二つの武装を搭載している。この(変な表現だが)「レイ感」溢れる機体で、プレイヤーは迫りくる敵達を撃墜していく。

そして、そんな自機を操縦して撃墜していく敵達は皆、見覚えのある容姿と動きを特徴としている。一括りに言ってしまうと、80~90年代仕様。その頃に生まれたシューティングゲームとほぼ同じ動きで、プレイヤーに襲い掛かってくるのだ。
 
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例として、ステージ1にて下方向から現れるこの大型宇宙戦闘機。
 
image2 ▲参考画像:『ストライカーズ1945 II』(※ゲームアーカイブスで配信中)

第二次世界大戦終結後を舞台に、新型兵器を駆使して謎の組織と戦うシューティングゲーム『ストライカーズ1945』に出てくる戦闘機だ。ご丁寧に登場の仕方まで同作っぽくしている。
 
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次のステージ2では、古くからのゲーム世代なら苦笑い必至の光景が。
 
image13 ▲参考画像:『ゼビウス』(※Wii、WiiUバーチャルコンソールで配信中)
 
そう、1983年にアーケードゲームとして誕生し、後にファミリーコンピュータにも移植された『ゼビウス』だ!しかも、道中には飛行新素材という名の回る鉄板「バキュラ」のような敵も登場する。更にステージを進めていくと、「ゼビウスと言えばこれ」という代名詞的なものも。それが何なのかは実際にプレイしてのお楽しみだ。
 
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他にも『イメージストライカー』でもネタにされていた、『イメージファイト』由来の巨大戦艦が出てきたりと、至れり尽くせり。そんな他の著名なシューティングゲームを模した敵達をレイシリーズ由来の機体で撃退していく。これこそが今作の魅力で、著名なシューティングゲームの機体で、他のゲームに殴り込みをかける「もしも」なドッグファイトを楽しめるのだ。
 
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90年代から80年代の過去へタイムスリップしたかのような雰囲気も醸し出しており、特に先の『ゼビウス』を模したステージにおいては、「未来からの殴り込み」とも言うべき、『ドラえもん』(主に映画シリーズ)の時間犯罪者になった気分を体験できるのが面白い。タイムパトロールもいないから、まさにやりたい放題だ!(※歴史改変は重罪です。よい子はマネしないように。
 
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未来の機体で過去の敵を相手にするなら、一方的になるのではと想像してしまうが、意外とそうならないのも面白い。というのも、敵の耐久力が高めに設定されている上、通常ショットの威力が低めなので、発射までにワンテンポ挟むロックオンレーザーで撃墜していく立ち回りが要求されるのだ。

なので、ロックオンする際に別の敵に裏をかかれ、撃墜されるなんてことも。先のゼビウスの面々も、ショットを数発撃ち込まなければ撃墜できないので、結構な脅威だったりする。さすがは超知性体ガンプ、南米を制圧した力を持つだけにあると言うべきか。

そんな具合に、一方的になりそうに見えてそうならないゲームバランスも今作の魅力。最新の装備があれば、昔の脅威も一網打尽にできるという考えが如何に浅はかか、そして昔の敵達の侮り難さというものを思い知らされるだろう。 まさに古きを知り、新しきを知る。温故知新なゲームバランスとはこのことだ。

遊び易さと手応えを両立する難易度

『イメージストライカー』の良いところもしっかりと継承されている。具体的にはシューティングゲーム初心者に優しい、ストレスを減らす配慮を凝らしたステージ構成と抑えた難易度。

今作でもステージの攻略に費やす所要時間は短く、3分以上の時間がかかることはほとんどない。遅くても2分以内には終わるボリュームでほぼ統一されている。これにより、長期戦になるが故のいつ撃ち落とされるかのヒリヒリ感も控え目なので、気持ちよく遊べる設計になっている。
 
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難易度も派手な弾幕が展開されることもなければ、大半の敵の弾はショット攻撃でかき消せるので、圧迫感を感じさせない。単純に回避するだけでなく、打ち消すという二つの回避方法を用意して、脅威を緩和させる。これによって回避に自信の無いプレイヤーでもやって行けるハードルの低さを演出している辺り、初心者に対する意識が現れている。
 
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上級者に対するフォローも欠かしていない。『イメージストライカー』は最高難易度のハードでもやや物足りなさのあるバランスだったが、今作は底上げが実施され、非常に手ごわい難易度に改められている。ステージの総数も7つに増え、個々のステージでは二つの攻撃手段の癖を活かす立ち回りを心掛けていく必要があるので、やり応えは十分だ。
 
image3 制限時間以内に何処まで得点を伸ばせるかを競う「キャラバンモード」も健在で、ショット攻撃全般の癖の強さによって、独特の手応えを演出している。どの敵にロックをかけて一網打尽を図るか、と言った戦術性もシステムの恩恵もあって高めで、独特のバランスと遊び心地が描かれている。

作品としては完全新作に当たるが、前作の良かった所を残して磨き上げるという点で正統進化系と言い切れる出来。そして、相変わらずの上級者だけにフォーカスしない良心的なバランスの取り方はお見事の一言に尽きるばかりだ。

溢れ出るファミコンの新作っぽさも見逃せない

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ファミコンっぽさに富んだグラフィック、音楽も独特の味わいを醸し出しており、それが80年代と90年代が争う独特の世界観と雰囲気を構築している。特に音楽は80年代のナムコ、カプコン作品に近い味わいに満ちており、直撃世代ならノスタルジーを喚起させられること請け合いだ。

他にも一部のステージで特殊な動きをすることで隠しエリアに入れたり、いきなりパワーアップと言った隠し要素も仕込まれているのも、その頃のゲームっぽさを醸し出している。

一方で気になる点も幾つか。特にボスの強弱が激しい。ステージ1のボスは攻撃を二段階変化させるなど手強い調整なのに対し、次のステージ2のボスはロックオンレーザーを集中砲火させれば直に倒せるほどあっけないなど、難易度曲線に波が立ち過ぎている。特にステージ1のボスは強さとしても最初に相応しくないし、できれば後半のステージでの登場にして欲しかったところだ。
 
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また、効果音も残機アップとボーナススコアの効果音が共通なのが紛らわしい。何度か残機アップしたと勘違いすることがあり、それが元で安易な突撃を行ってしまって窮地に陥ることが筆者の場合、何度かあった。音を共通にしたのは容量の節約も兼ねているのかもしれないが、ここは普通に独立した効果音を用意して、紛らわしさを緩和すべきだったと思う。

そう言った惜しいと感じる箇所もあるが、総じて良質なシューティングゲームとして完成されている。90年代の機体で他のシューティングゲームの敵達を殲滅していく展開には、まさに「もしも」な楽しさと難しさが満ちている。スコアアタックのやり込み甲斐も健在且つ、往年のシューティングゲームをネタにした要素も満載なので、シューティングゲーム好きならば要プレイ。シューティングゲームが苦手なプレイヤーに優しい設計になっているので、その入門編としてもどうぞ。

[基本情報] タイトル: 『MoonStriker(ムーンストライカー)』
制作者: てらりん
クリア時間:30分~1時間
対応OS:iOS、Android、PC(Windows)
価格: iOS、Android版 ¥120 / PC版 $1.00

ダウンロードはこちら
https://itunes.apple.com/jp/app/moonstriker/id1213359897?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.terarin.MoonStriker

https://terarin.itch.io/moonstriker


敵に“憑依”するアクションアドベンチャー『SOULLOGUE』デモ版がEnty支援者向けに配布 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2Dアクションアドベンチャーのデモ版配布やオープンワールド3Dアクションゲームの公式サイト開設、同人ゲーム表彰イベントの結果発表など6本です。

noitems studio、2Dアクションアドベンチャー『SOULLOGUE』プレイアブルデモをEnty支援者向けに配布

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インディーゲーム開発チームnoitems studioは6日、開発中の2Dアクションアドベンチャーゲーム『SOULLOGUE』(関連記事)のプレイアブルデモを、同チームのEntyの支援者限定で配布開始した(月額150円以上のプランが対象)。本作はWindowsおよびMac向けのリリースが予定されているが、今回のデモ版はWindows用となっている。

『SOULLOGUE』は、憑依することで敵を操り、その能力を使いながら戦闘や謎解きを進めていくのが特徴の作品。今回配布されたデモ版は先日開催された「A 5th of BitSummit」の展示用バージョンに調整等を施したもので、「ゲームに慣れている方であれば5分もかからない程度のボリューム」とのことだが、基本的なシステムやアクションなどを体験することができる。

PhantomIsland、オープンワールド3Dアクションゲーム『SLEEPWALKER』公式サイトおよびファーストトレイラームービーを公開

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ゲーム開発サークルPhantomIslandは8日、オープンワールド3Dアクションゲーム『SLEEPWALKER』の公式サイトを開設した。合わせてファーストトレイラームービーも公開されている。

ハイスピードなコンボアクションと、広大な世界を“翔け抜ける”体験を謳う作品。ムービーではさまざまなフィールドを駆け抜けたり飛翔する様子や、鎌を使ったスタイリッシュなアクションを見て取ることができる。2018年にWindows向けにリリース予定。

「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2016」授賞作発表

同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介は4日、同サイトが主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2016」の授賞作を発表した。

ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2016年4月~2017年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で作品をノミネートし、授賞作を選考して発表するイベント。「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー」は、前身となるイベントも含め2006年から開催されている。

授賞作の発表は東京・水道橋で開催された授賞作発表会にて行われ、みなみ氏による全ノミネート作品の紹介も行われた。発表会には同人ゲーム開発者やプレイヤーが集まり、受賞作の作者からはコメントが寄せられるなど、オンライン配信も含め、同人ゲームファンの交流の機会としても盛況なイベントとなった。発表会の内容は動画でも公開されている。

Novectacle、7月16日に大阪でライブイベントを開催

Novectacleは4日、7月16日に大阪にてライブイベント「The Live in Fata Morgana in Osaka」を開催することを発表し、9日には開催概要を公開した。

Novectacleのノベルゲーム「ファタモルガーナの館」の楽曲の演奏や、同サークル代表の縹けいか氏やイラストレーターの靄太郎氏によるトークなどが予定されている。内容は5月に東京にて行われたイベントと同じものが予定されているが、異なるアレンジなどもあるかもしれないとのこと。

「RPGツクールMV」バージョン1.5.0配信開始、スマホアプリ化サービスとの連携機能が追加

株式会社KADOKAWAは8日、「RPGツクールMV」バージョン1.5.0の配信を開始した。

本バージョンでは同日提供が開始されたクラウドサービス「Monaca for RPGツクール」との連携機能が追加。同サービスを利用すると、「RPGツクールMV」製のゲームを簡単にAndroid/iOSアプリ化できるという。「Monaca for RPGツクール」は有償サービスで、2週間の無料トライアルが用意されている。

バージョン1.5.0ではそのほか、リソース読み込みの失敗時にリトライする機能の追加や、メモリ管理の改善、不具合の修正などが施された。なお、オープンソースで開発されているコミュニティ版コアスクリプトのバージョン1.2cをさらにデバッグしたものが組み込まれているとのこと。

Home Security Company、『星詠みの紡ぐ詩』背景制作担当および先行プレイヤー募集

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ゲーム開発サークルHome Security Companyは4日、現在開発中のノベルゲーム『星詠みの紡ぐ詩』の背景制作担当および先行プレイヤーの募集を開始した。 背景制作についてはデジタル・アナログを問わず、また「写真素材の提供などでもありがたい」とのこと。

『星詠みの紡ぐ詩』は、ある「異変」により大きく変容した世界を舞台にしたノベルゲーム。同サークルの過去作『Colors/Forest』『春へと続く丘』と共通の世界観で、特殊な能力を持つキャラクター達の姿が描かれる。現在「Episode1」が公開されており、「Episode2」以降が開発中となっている。

空気が無くなるまでの数分間を味わう“俳句型”短編ゲーム『Orchids to Dusk』

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現在、ゲームはとても多様化している。敵と戦いながら冒険するゲームやキャラクターの成長や物語を楽しむゲームといった昔ながらのゲームも沢山あるが、一方で「何もせず放置するゲーム」や「リアルで歩くゲーム」「見知らぬ誰かに手紙を送るゲーム」など、旧来のゲームという枠組みを越えた作品も多く出てきている。

今回紹介するタイトルもそういった「枠組みに囚われない」タイプの作品だ。

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ただ「死ぬ」だけのゲーム

『Orchids to Dusk』は、数分ほどのプレイで終わる短編ゲームだ。プレイヤーは宇宙飛行士。宇宙船が墜落して見知らぬ星に不時着するところからゲームが始まる。その星には空気も文明もなく、宇宙船は大破。宇宙服の空気はあと数分しか持たない。助かるのは絶望的な状況…。

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もう少し正確に言おう。プレイヤーは絶対に助からない。延命する方法すらもない。

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↑唯一の可能性である宇宙船もすぐに大破してしまう。

プレイヤーは酸素が尽きるまでの数分間、その星をさまようことになる。絶対に助からないということがじわじわと突きつけられていく状況の中で、どこに行き、何を見て、どうやって死ぬのか。「死ぬまでの数分間」を体験するゲームなのだ。

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まるで俳句のような作品

このゲームにはいわゆるゲームらしい競技性や攻略性といった概念はない。プレイヤーができることは、ただ星をさまよって、死を迎える、それだけだ。物語が語られることもなく、深い世界設定があるわけでもない。

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しかし一方で、寂しげながらに美しい風景や、プレイヤーの行動で変化する幻想的なBGMと環境音などによって情緒溢れる体験を味わえる。また、施された「とある」仕掛けにより、意味が分かるとハッとなるような要素もある。既存のゲームを「映画」や「小説」とするなら、このゲームは「俳句」に近いもの、と筆者は感じた。

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良さが分からない人には分からないが、その一方で深く感動できる人もいるはずだ。少なくとも筆者は後者の方であった。

『Orchids to Dusk』は購入者が価格を自由に決められる販売方式で、あなたが望むならば無料でダウンロードすることも可能だ。起動からクリアまで10分以内に終わるし、難しい要素も一切ないので、軽い気持ちでプレイしていただけると幸いだ。夜寝る前のゆったりした時間にプレイするのがピッタリだろう。

楽しむためのヒント

ネタバレにならない範囲で、このゲームを楽しむためのヒントを2点ほどお伝えしておきたい。

・このゲームは公式の説明文に書かれている通り、ネット接続環境が必須な「オンラインマルチプレイゲーム」である。プレイヤーは歩くだけでなく、数秒間立ち止まることで「座る」ことも可能である。

・また、自分がもし同じ立場になったらどうやって死を迎えたいか考えながらプレイしてみるとより楽しめるかもしれない。

先ほど「自由に価格を決められる」と書いたが、ゲームをプレイした後でもお金を支払うことが可能だ。もしプレイして心打たれたならば、再度購入ボタンを押してクリエイターにお金を届けてあげるとお互いに幸せになれるだろう。

[基本情報]
タイトル:Orchids to Dusk
制作者:Pol Clarissou
プレイ時間:10分程度
動作環境:Windows / Mac / Linux
価格:0円以上(ユーザーが任意に決められる)

ダウンロードはこちら
https://polclarissou.itch.io/orchids-to-dusk

ブースト移動で要塞を探索!ASTRO PORTの新作アクションSTG『ロケットロン』体験版公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はアクションSTGやアクションパズルの体験版公開など9本です。

ASTRO PORT、アクションSTG『ロケットロン』体験版公開

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ゲーム開発サークルASTRO PORTは15日、アクションSTG『ロケットロン』の体験版を公開した。

メカメカしい2Dドットグラフィックや、作り込まれたステージデザインが魅力のアクションゲームやシューティングゲームを多数リリースしている同サークルの最新作。ロケット噴射による高速移動や短時間の飛行が可能な主人公を操作して敵の大要塞を攻略していく内容で、ロケット強化により噴射時間が延びて行動範囲が広がるなど、探索アクションゲーム的な要素も備えている。さまざまな武器を入手し、切り替えながら利用できるのもポイントだ。

体験版では最初のエリアの一部をプレイ可能で、ボス戦も収録されている。完成版はコミックマーケット92(夏コミ)での頒布が予定されている。

ノンリニア、パズルゲーム『ころころぼっくす』v2.0フリー公開

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同人サークルノンリニアは14日、パズルゲーム『ころころぼっくす』の最新版v2.0を無償公開した。

『ころころぼっくす』は、各面に色の付いた箱を、面の色と床の色が重なるように転がしていき、すべての床を1回ずつ通ることでステージクリアとなる一筆書き系のパズルゲーム。v2.0ではステージが自動生成される「ふりーぷれい」モードが追加された。

デスモフモフの横スクロールシューティングゲーム『ネコネイビー』のSteam配信が開始

ゲーム製作サークルデスモフモフのシューティングゲーム『ネコネイビー』のSteam配信が、15日に開始された。

『ネコネイビー』は今年1月にリリースされた、ネコが主人公の横スクロールシューティングゲーム(紹介記事)。Steam版では多言語対応が施されたほか、実績やワールドランキングなどが追加されている。

なお本作には無料版『コネコネイビー』もあり、こちらは難易度HARD(3段階のうち真ん中)のみ選択可能でコンティニュー不可だが、最後までプレイ可能という仕様になっている。

JumpGun! Project、2Dアクションパズルゲーム『JumpGun!』最新体験版公開

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JumpGun! Projectは10日、開発中の2Dアクションパズルゲーム『JumpGun!』の最新体験版を公開した。

当たったものをジャンプさせる銃『ジャンプガン』を利用し、反射させた弾を自分に当ててジャンプしたり、敵を浮かせて通り抜けたりしながらステージをクリアしていく作品。2013年から開発が続けられている。今回公開された体験版は、先日大阪で開催された同人ゲームオンリーイベント「同人ゲーム.fes 2017」で展示されたバージョンとなる。

えーでるわいすの稲作シミュレーション&探索コンボアクションゲーム『天穂(てんすい)のサクナヒメ』E3トレイラーが公開、PS4でのリリースが発表

えーでるわいすが開発中の稲作シミュレーション&探索コンボアクションゲーム『天穂のサクナヒメ』のE3 2017トレイラームービーが公開された。PCのほかPS4でのリリースが発表され、2018年リリース予定とされている。また、同サークルによるとコミックマーケット92(夏コミ)にて最新の体験版を頒布予定とのこと。

AECRNIA、3D横スクロールアクションゲーム『ELMIA』紹介動画公開

AECRNIAは12日、3D横スクロールアクションゲーム『ELMIA』の紹介動画を公開した。

少女と妖精を同時に操作し、妖精の位置へ少女をワープさせられるシステムが特徴の作品。コミックマーケット92(夏コミ)にて頒布予定となっている。作品公式サイトではデモ版も公開されている。

趣味工房にんじんわいん、『フルオーケストラ RPG GAME音楽素材集vol.04 【遺跡】』ダウンロード販売開始

フリーゲームRPG『ネフェシエル』『イストワール』の楽曲担当としても知られる音楽製作サークル趣味工房にんじんわいんは16日、『フルオーケストラ RPG GAME音楽素材集vol.04 【遺跡】』のダウンロード販売を開始した。

収録楽曲は全曲新作で、MP3ファイルのほか、ループ処理が施されたOgg Vorbisファイルが同梱されている。ゲームのBGMとして、無報告、クレジット無しでの使用が可能とのこと。

Novectacle、ライブイベント「The Live in Fata Morgana」大阪公演チケット販売開始

Novectacleは10日、ライブイベント「The Live in Fata Morgana in Osaka」のチケット販売を開始した。

Novectacleのノベルゲーム『ファタモルガーナの館』の楽曲の演奏や、同サークル代表の縹けいか氏やイラストレーターの靄太郎氏によるトークなどが予定されている。5月には東京で「The Live in Fata Morgana」が開催されており、今回はその大阪公演として、関西で初のライブイベントとなる。イベントの内容は基本的に東京公演と同じものが予定されているが、異なるアレンジなどもあるかもしれないとのこと。

ふりーむ!、作品へのレビュー投稿により制作者とレビュー投稿者に米や米菓が当たる企画「コメ騒動」 を開催

フリーゲーム投稿サイトふりーむ!は14日、レビュー投稿企画「コメ騒動」を開始した。

ふりーむ!に投稿されているゲームへレビュー(コメント)を投稿することで、レビューされたゲームの制作者には米5kgが、レビュー投稿者には米菓が抽選で当たるという企画。6月14日0時から7月31日24時までに新規投稿されたレビューが企画の対象となる。とくに応募手続きなどはなく、レビュー投稿を行うと自動的に抽選対象となる仕組み。当選者には8~9月頃にメールで通知が送られるとのこと。

ギリシャ神話の女神が銀河を駆ける!?レースゲームじゃないようでレースゲームな怪作『The Next Penelope』

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ストイックさとスピード感を併せ持つレースゲームは昨今、縮小傾向にある。かつては『F-ZERO』、『WipEout』と言った作品が人気を博していたが、いずれも人気に陰りが現れ始めるなどして、新作が出なくなってしまった。

後者は先日、旧作三本をまとめたリマスタータイトル『WipEout Omega Collection』が販売され、シリーズは辛うじて存続しているが、前者に関しては停止状態にあり、主人公格のキャラクターは今やゲームではなく、お昼のランチの人として知られるようになっている状況だ。
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『The Next Penelope Race to Odysseus』は、そんなレースゲームの系譜を汲みつつ、一石を投じる試みを行った作品である。開発はフランス在住のゲーム開発者、Aurelien Regard氏。氏は国内ではニンテンドーDS向けに発売された『BRICKDOWN ブロックくずしのフランス革命やぁ~!(販売元:サクセス)』、プレイステーション3、Xbox 360、Windows PC向けに発売された『地獄だい好き Hell Yeah!(販売元:セガ)』などで知られるゲーム開発会社Arkedo Studioの設立者の一人で、今作ではゲームデザイン、プログラム、音楽まで、ほぼ全てを一人で手掛けた。

宇宙船型のマシンを操縦し、2Dの見下ろし視点で構築されたサーキットを駆け抜けるレースゲームというのが大まかな内容。しかしてその実態は「レースゲーム…?」と、誰もが首を傾げてしまうこと確実なものになっている。

ジャンルの常識に捉われない、何でもありな要素を詰め込んだレースゲーム

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基本的なルールは、ライバル達との順位争いに挑み、上位入賞を目指すというもの。まさにレースゲームである。だが、今作においてそのルールは「コースの一つ」に過ぎない。
 
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一体、どういうことか?実は今作は、複数のコースで構成された「惑星」を攻略していく形で本編が進む。そのコースの中に、先のレースゲームお馴染みの順位争いが含まれているのだ。
「コースの一つ」なら、他に違ったコースがあるのかと言えばその通り。そして、それらこそが思わず首を傾げてしまうようなものなのである。どんなものか、その一部を紹介すると、
 
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自機を飲み込もうと、後方から迫りくる怪物から逃げたり、
 
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巨大な虫を捕獲したり、
 
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ゴースト(本物)と共に無人のコースを駆け抜けたりなど。

単なる順位争いに留まらない、ハチャメチャな展開が繰り広げられるのだ。
 
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また、本編のワールドに絡まない独立したコースも用意されているのだが、こちらは更にぶっ飛んでいて、自機を操縦してホッケーをしたり、コース上に散らばるコインを回収し続けると言った、「レースは何処へ!?」なシチュエーションの連続。
 
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更に惑星の最後にはボス戦が展開されるのだが、その内容もレースゲームだから順位争いをする…というものではなく、普通に殺るか殺られるかの真剣勝負。相手の攻撃を掻い潜りながら自機に実装された攻撃用の装備を使い、ダメージを与えていくという、レースゲームらしからぬ戦闘が繰り広げられるのだ。もちろん、自機にも耐久力が設定されているので、敵の攻撃を受けて空になってしまえば大破し、ゲームオーバー。力押しで乗り切ることもできない。

そんな順位争いと文字通りの戦闘を繰り返していくのが今作の詳細な内容。レースゲームでありながら、シューティングあり、アクションありの常識外れなゲームデザインを売りとしているのである。それもあって、プレイすればほぼ誰もが衝動的に首を傾げたくなる斬新としか言い様がない、レースゲームのような「なにか」に仕上がっている。

複数の装備、成長機能まで搭載した風変わりなマシン

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プレイヤーが操縦するマシンも一線を画している。というのも、アクセルとブレーキが無い。自動的に走行するのだ。その為、プレイヤーはカーブを曲がる際のハンドリングに集中するだけでいい。
 
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また、自機には攻撃などを実施できる「装備」が搭載されている。「ブースト」、「ショット」、「機雷」、「テレポート」、そして「クリスタル」、「フック」の六種類があり、ゲームの進行に応じて一つずつ習得されていく。また、一連の装備を使うと、自機の耐久力を指す「エナジーゲージ」が減少し、乱用すればするほど、自機が大破する危険が増していく。その為、順位争いにせよ、ボス戦にせよ、状況を見計らった活用と制限を心がけて使わなければならない。安易な力押しを許さないバランス調整が図られているのだ。
 
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常識外れなレースの数々のみならず、このように自機も強烈な個性付けが施されていてインパクト抜群。また、使う度に「エナジーゲージ」を消費するシステムは、任天堂の『F-ZERO(F-ZERO X)』っぽさ全開。他にもエナジーゲージの回復を行う「ピットエリア」、順位争いにおける一周目時の装備ロック(及び、二周目以降からのアンロック)など、同作を髣髴とさせる要素はあるので、経験者ならばニヤリとしてしまうこと請け合いだ。
 
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装備に関してはもう一つ、コースを攻略する度に獲得する「XP」を割り振り、強化を図るアップグレードの要素もある。当然ながら、強化すればレースを有利に展開していけるようにもなり、実力での対処が厳しい所をカバーすることができる。そんなロールプレイングゲームな遊び方で楽しめるのも、今作の魅力。
そして、「これレースゲームなの…??」と思わず首を傾げる戸惑いと驚きを味わえるのだ。

ここでしか味わえない、唯一無二のレースバトルがある

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様々な要素をごった煮の如く盛り込みながら、そのレース一つ一つが違和感なく遊びとしてまとまっているのも見事。それに貢献しているのがストーリーで、様々な惑星を巡っていくという設定が展開の多彩さにマッチしている。
 
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肝心の内容も主人公のペネロペが夫のオデュッセウスの行方を捜すべく、銀河を駆けるというギリシャ神話をモチーフにしたもので、それにちなんだネタが豊富に盛り込まれている。終盤の展開も、まさにストーリーがあってこそ、と言わんばかりの常識外れなものになっていて、思わず「なにこれ!?」と声を上げてしまうこと必至。同時に「レースゲームなの…?」という違和感も(お約束のように)爆発するだろう。
 
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ここまで魅力を中心に語ってきたが、ゲームの難易度は高い。通常の順位争いにせよ、ボス戦にせよ、常にデッドヒートと死闘が繰り広げられる。アップグレードによる強化を図っても多少、楽になる程度なので、レースゲームに苦手意識のあるプレイヤーには、残念ながらお薦めできない。
 
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しかし、そんなプレイヤーでも一度は体験するべき唯一無二の遊びが今作には詰まっている。『F-ZERO』などのストイックさとスピード感を特色にするレースゲームの伝統を踏襲し、革新的な遊びを盛り込んだ、まさに怪作と言うに相応しいこの作品。競争は飽きた、昔ながらのストイックな駆け引きを味わいたいという欲求が溜まっているプレイヤーなら、ぜひ、挑んでみて欲しい。ローカル専用だが、最大四人のマルチプレイにも対応しているので、接待用にもどうぞ。
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[基本情報]
タイトル:『The Next Penelope Race to Odysseus』
制作者: Aurelien Regard
クリア時間:2時間~4時間(※やり込み要素のコンプリートを除く)
対応OS: PC(Windows、Mac)
価格: ¥1280

http://store.steampowered.com/app/332250/

https://www.amazon.co.jp/Next-Penelope-Race-Odysseus-%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89/dp/B010Q0CN58
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強制横スクロールRPG『片道勇者』次回作のゲーム概要や画面ラフが公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は人気RPG次回作の情報公開や新作フリゲRPG・SRPG公開など8本です。

SmokingWOLF氏、『片道勇者』次回作のゲーム概要、画面ラフ公開

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ゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」や強制横スクロールRPG『片道勇者』などの作者として知られるSmokingWOLF氏は17日、現在開発中の『片道勇者』次回作のゲーム概要やゲーム画面のラフ画像をブログにて公開した。

『片道勇者』は、フィールドが強制的に横スクロールしてくシステムが特徴のローグライクRPG。次回作もこのコンセプトを踏襲しつつ、大きな変更としてカードを使ってアイテムやスキルを表現する、カードゲーム的なシステムとなることが今回公表された。プレイ中にデッキへカードを足したり抜いたりして臨機応変にデッキを強化していく、デッキ構築型ゲームのようにアイテムやスキルなどのリソースを管理していく形となるようだ。また、フィールドがヘクスマップとなるのも注目の変更点と言えるだろう。

今回公開されたラフ画像は実際のゲーム画面ではなくあくまで完成イメージのイラストだが、スキルやアイテムがカードとして並ぶ様子や、『片道勇者』にもあった「覚醒」システムの存在などを見て取ることができる。なお、同氏のブログでは引き続き、イメージイラストに込められたさまざまな特徴について紹介されていく模様。

フリゲ短編RPG『雛鳥フェアリーテイル』公開

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青汁氏は19日、ノンフィールドRPG『雛鳥フェアリーテイル』を公開した。おばあさんから家の裏山へ、薬草を採りに行くように頼まれた少女が主人公の短編フリーゲーム。公称プレイ時間は15~40分となっている。

さまざまな魔法から6つまでをあらかじめセットして戦闘で利用するシステムや、戦闘中の行動で溜まるTPを使用し、ターンを消費せず即時発動する「即応魔法」が特徴。TPは多く溜まるほど与ダメージが増え被ダメージが減るほか、即応魔法は再使用にクールタイムが設定されているため、TPの管理や即応魔法の使い所など、戦術的なバトルを楽しめる作品となっている。

敵を倒して入手できるManaを使って装備品などのアイテムを生成する要素もあり、アイテムは損失なしでManaに還元することも可能。変更可能な装備枠は計6つあり、キャラクターカスタマイズの戦略も醍醐味だ。

フィールド進行中は少女のモノローグを任意で閲覧できるほか、回想シーンなども挟まれる。少女の秘めた想いが徐々に明かされていくシナリオも見どころだ。

フリゲSRPG『ロンドリア物語2』公開

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ひーりんまる氏は17日、フリーゲームのシミュレーションRPG『ロンドリア物語2』を公開した。

昨年公開された『ロンドリア物語』の続編。魔法使いの少女リアを始めとした前作でおなじみのキャラクター達や新キャラクター達による、新たな戦いが描かれる。「SRPG Studio」製で、システムはオーソドックスな交互ターン制。

難易度が複数用意されており、キャラクターロストの有無も選択可能。アニメ調のキャラクターグラフィックやキャラクター同士のコミカルな掛け合いも魅力となっている。

超水道、デンシ・グラフィックノベル『ghostpia』第3話ブラウザ版公開

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創作ユニット超水道は18日、デンシ・グラフィックノベル『ghostpia』第3話「はたらくしごとをみつける日」のブラウザ版をノベルスフィアにて無償公開した。

『ghostpia』は雪に閉ざされた、幽霊の住む町を舞台にしたノベル作品(関連記事)。第3話では主人公の小夜子と新人幽霊のヨルによる仕事探しや、そこから巻き起こる騒動などが描かれる。第3話のiOS版は5月末に配信されており、ブラウザ版は後日公開予定となっていた。

スマホ向け物理パズルゲーム『Slash/Dots.』配信開始

個人開発者のNASPAPA氏は、物理パズルゲーム『Slash/Dots.(スラッシュ/ドッツ.)』の配信を開始した。Android版およびiOS版が提供されている。

サイドビューの画面上に配置されている木を任意の位置で切ることにより、道を作ったりギミックを作動させてボールを動かし、ボール同士をぶつけることでステージをクリアしていく作品。ジャンプ台や歯車、ドミノといったギミックが用意され、100以上のステージを収録しているとのこと。

ドットグラフィックエディタ「GraphicsGale」フリーソフト化

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ADV・ノベルゲーム制作ツール「LiveMaker」の開発元としても知られる有限会社ヒューマンバランスは18日、同社が有償販売していたグラフィックエディタ「GraphicsGale」をフリーソフト化した。

ゲーム素材やアイコンなど、ドット絵の編集に適した機能を持つグラフィックエディタで、アニメーションにも対応。レイヤー機能や各種エフェクトなども搭載している。

Creative Freaks、無償で利用できる背景イラスト素材を提供開始

株式会社Creative Freaksは17日、ゲーム制作などに無償で利用できる背景イラストの配布を開始した。執筆時現在は「女の子の部屋」のイラストが数点公開されており、加工や商用利用も可能。イラストは以後も随時追加予定とのこと。

同社は京都府にあるスマートフォンアプリの開発会社で、イラスト制作事業も行っているという。

「デジゲー博2017」のサークル参加要項が公開

デジゲー博準備会は21日、同人・インディーゲームの展示・即売会「デジゲー博2017」のサークル参加要項を公開した。サークル参加の申し込みは7月1日より受付開始となる予定。

今回のデジゲー博は秋葉原UDX2階のアキバ・スクエアに加え、4階のUDXギャラリーも会場として開催される。4階は3m四方のフリーレイアウトで通路側を除く3方向に仕切りが設けられ、VRや全身認識などの広さを要する展示に適しているとのこと。なお、2階での展示とはサークル参加費や申し込み期限などが異なっている。

Steamサマーセール開催!暑い夏に涼しく遊びたい”海ゲー”5選

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初夏が過ぎ去り本格的な夏へと移り変わろうとしている昨今、いかがお過ごしだろうか。
レジャーシーズンとなる反面、うだるような暑さの前にして、部屋でクーラーを効かせて涼しく過ごしたい!と思う人も多いことだろう。

今回はそんな夏に部屋の中で遊ぶのにぴったりな、見た目に涼しい「海」を題材としたインディーゲームを5作品紹介する。

いずれの作品もPCゲームのダウンロードプラットフォーム「STEAM」から購入することが可能だ。

『ABZÛ』

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一目して飛び込んでくる極彩色。505 Games『ABZÛ』は『風ノ旅ビト』(原題:Journey)のクリエイターが独立して手掛けたダイビングアドベンチャーゲームだ。
『風ノ旅ビト』同様にゲーム中には文章や会話がなく、映像と音楽によるアート性が重視された作品となっている。

プレイヤーはダイバーとなって神秘的な海底の世界を自由自在に泳ぎまわることができる。
道中では扉などがが道をふさいでいる場合があり、それらは仕掛けを探して開放していくことになる。
複雑な操作は特に必要とせず、賞味2時間弱と映画を見るような感覚でプレイできる。
圧倒的な映像美の前には言葉は不要だろう。ただただ海の美しさに酔いしれよう。

『Narcosis』

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夏といえば肝試しの季節でもある。肝を冷やしたいという方にはHonar Code制作の深海ホラーアドベンチャー『Narcosis』はいかがだろうか。

舞台は太平洋の海底の資源採掘基地。そこで発生した大地震からのサバイバルを目指す。
プレイヤーは日光の届かない海の底で、ただ独りで何が潜むかわからない闇の先へと進んでいかなければならない。
極限状態にあって、潜水服にナイフ、数に限りがある照明弾と装備は心もとない。突発的な事態が起きても、潜水服のせいで素早くは動けないし、潜水服に何か強い衝撃が加わってしまえば決壊して死は免れない。
なによりも刻一刻と減っていく潜水服の酸素残量が緊迫感に拍車をかけてくる。替えの酸素ボンベが見つけられない時の焦燥と絶望感たるや強烈だ。

日本語表示に対応しているほか、Oculus/HTC Vive/OSVRによるVRプレイにも対応している。ヘッドセットを所持している方は試してみるとよいだろう。

『Diluvion』

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キンッキンに冷えた極寒の深海に、ヒカリゴケや海底都市の照明が映えるSFチックなビジュアルが美しい『Diluvion』はArachnid Games開発によるオープンワールドタイプのRPGだ。こちらは4月末のアップデートによって日本語に対応した。

天変地異により厚い氷の下の海に閉じ込められた人類は、そこに海底都市を築いて生活を続けていた。
プレイヤーは潜水艦の新米船長となり、見果てぬ海の底にあるという「神の贈り物」を求めてロマンあふれる冒険へと突き進むことになる。

海底都市でクルーを雇用したのちに機関室やソナー室などの船室にクルーを配置し、トグル方式で機関へ前進を伝えれば一端の船長気分が味わえる。
ソナーで地形を走査して沈没船などを見つけ、装甲板などの物品をサルベージしたり、各地でクエストをこなして資金を稼ぎつつ、潜水艦をより深い深度に耐えられるものへ強化して探索を進めていこう。

旅路は決して平穏無事とはいかない。海賊たちや戦艦を背負った巨大な蟹などとの激しい戦闘も注目ポイントだ。

『Aqua Moto Racing Utopia』

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水中が舞台のゲームの紹介が続いたので、水上を舞台としたゲームも紹介しよう。
スウェーデンのZordix AB開発による水上バイク(PWC)を操るレースゲーム『Aqua Moto Racing Utopia』だ。

レースではコース上にブイ(浮標)が浮かんでおり、赤のブイは右を、黄色のブイは左を通過する必要がある。間違った方向にブイを通過してしまうとペナルティが課せられる。
ブイのインコースを突けばゲージが溜まり、最大まで溜まればターボが使用可能となる。
水上を走行するため不規則な波にハンドルを取られることもあるのが地上の乗り物と勝手が違う点だ。上手く波を乗りこなしていこう。

またレースで早さを競うだけでなく、トリックを決めて得点を競うモード、自由に散策するモードなど、様々なモードで水上バイクを楽しむことができる。
画面分割で4人・オンラインで最大8人までの同時プレイも可能なので、レースでひと勝負といくのも良いだろう。

『Dolphin Up』

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Rawkins Gamesの『Dolphin Up』は、イルカやシャチを操作して2分間の時間制限内でトリックを決めてスコアを競うシンプルなアクションゲーム。

ジャンプや回転、ひねり、立ち泳ぎなどを織り交ぜてスコアを稼いでいこう。
飛び込みを繰り返したり、設置されているフープを通り抜けることで自身のスピードが上昇していく。そして、スピードが乗った状態から大ジャンプをかませば星空まで突き抜け花火が上がるハチャメチャさが爽快だ。

いかがだっただろうか。
おりしもSTEAMでは日本時間6月23日から7月6日までサマーセールが開催される。この機会に気になった作品をチェックしてみて欲しい。

シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はノベルゲーム体験版の公開など6本です。

ALICE IN DISSONANCE、シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版公開

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同人ゲームサークルALICE IN DISSONANCEは、シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』の体験版をSteamにて配信開始した。

『fault – SILENCE THE PEDANT』は、マナクラフトと呼ばれる技術のある世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベルゲームの第3作。第1作の5年前、ガーディアンとなる前のリトナを主人公とした前日譚であり、前2作をプレイしていなくても楽しめるという。

場所を選んでの移動、一部シーンでのポイント・アンド・クリックやアイテム等によるゲーム進行といった、アドベンチャーゲーム的な要素が加わっているのもこれまでのシリーズ作品にはない特徴となる。精細に描き込まれフルHD環境でも綺麗に表示されるグラフィック、レイヤー分けされた背景やイベントスチルのパララックス(視差効果)による奥行きの演出や立体的なカメラワーク、UIデザインなども見どころだ。

海底を目指すアクションゲーム『in:dark – インダーク』スマホ向けにリリース

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個人ゲーム開発者のおづみかん氏は6月28日、アクションゲーム『in:dark – インダーク』をリリースした。Android版iOS版が提供されている。

身体とむきだしの魂が一本の鎖で繋ぎ留められた主人公が、タップによる炎攻撃やフリックによるダッシュタックル、魂が敵に噛みつく「ソウルたべ」を駆使しながら海底を目指していく作品。敵を倒して「カルマ」を集めることで主人公が強化されるとともに混濁した記憶が復元されていき、ストーリーが浮かび上がっていく。

RayarkのSFアクション『IMPLOSION』Nintendo Switch版の配信日決定、ティザームービー公開

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音楽ゲーム『Deemo』などで知られる台湾のゲームデベロッパーRayark Inc.のSFアクションゲーム『IMPLOSION(インプロージョン)』のNintendo Switch版の配信日が7月6日に決定した。ダウンロード専売ソフトで、発売元はフライハイワークス株式会社。配信に先立ってティザームービーが公開されている。

シンプルな操作性で爽快な本格アクションが楽しめる作品で、ハイクオリティなグラフィックやフルオーケストラによる楽曲なども特徴。Nintendo Switch版は日本語音声となっており、ストーリーはフルボイス。石川界人さん、瀬戸麻沙美さんといった豪華声優陣も魅力だ。

Playdeadのインディーゲーム『LIMBO』『INSIDE』PS4版のバンドル版が配信開始

Playdeadのインディーゲーム『LIMBO』『INSIDE』PS4版をセットにした『LIMBO + INSIDE バンドル』の配信が6月29日に開始された。

影絵によるグラフィックや高い難易度などが特徴の『LIMBO』と、言葉を使わずにストーリーを構築している『INSIDE』(紹介記事)、いずれもインディーゲームの名作とされる作品を収録。それぞれを単品で購入するより安価に購入できる。

ayato sound create、『classical music for games vol.3超絶技巧戦闘曲集』ダウンロード販売開始

ayato sound createは6月26日、『classical music for games vol.3超絶技巧戦闘曲集』のダウンロード販売を開始した。

ショパン、リスト、ラフマニノフのクラシック楽曲を、戦闘曲風にアレンジした楽曲を9曲収録。ファイル形式はWAVE、MP3、Ogg Vorbisおよびループタグ付きOgg Vorbisが用意されている。

『ムラサキ』続編のタイトルが『ムラサキ劍』となることが明らかに

カタテマの爆発パズル物理アクションゲーム『ムラサキ』続編のタイトルが『ムラサキ劍』となることが6月26日に、同サイトのブログにて明らかになった。続編については昨年12月に製作中であること、メインスタッフは前作と共通であることが公表されている。


レトロ風ドット絵タワーディフェンス『ダンジョン守り:勇者の侵攻』 見た目はお手軽、中身は超骨太

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今回紹介するのは、『ダンジョン守り:勇者の侵攻』。どこか懐かしいレトロなグラフィックが目を引くタワーディフェンスゲームである。

個人開発者である「GameCoaster」氏の2作目である本作は、お手軽そうに見えて、中身は非常に骨太だ。武器の改造やツリー形式の研究開発、転生システムなど、やり込み要素が満載でとにかく飽きさせない。

ここからはゲームの流れに沿って、本作の見た目からは想像できない意外な奥深さについて紹介していこう。
 
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勇者たちの魔の手からダンジョンを守れ

世界に残された唯一のダンジョンを攻略すべく、世界中から集まった勇者たちが侵攻してくる。ダンジョンの守護者=魔物となり、勇者たちの手からダンジョンを守りきるというのが『ダンジョン守り:勇者の侵攻』のストーリーだ。

まずは操作キャラクターを選択しよう。初めはスケルトンやオークといったオーソドックスな魔物から選ぶことになる。他のタワーディフェンスゲームに登場する主役たちと比べると華やかさに欠けるかもしれないが、プレイするうちに少しずつ愛着が湧いてくるのは間違いない。また、ゲームをやり込むことでサキュバスや五大精霊など強力なキャラクターがアンロックされるので、そこを目指すのもいいだろう。
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シンプルな戦闘はタイミングが命

操作方法はいたってシンプル。武器を投げつつ、ゲージが溜まったら必殺技を放ち、所狭しと迫りくる侵入者を殲滅しよう。必殺技は敵全体を毒状態にしたり、スタンさせたりなど各キャラクターごとに個性がある。タイミングを見計らって発動させるのが攻略のポイントだ。
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豊富なスキルによるカスタマイズが楽しめる

侵入者を殲滅するとキャラクターがレベルアップし、スキルを習得する。一人のキャラクターが持つスキルの数は約20種類。まんべんなく上げるか、それともいずれかに特化させるかーーどのスキルを選ぶかによって、キャラクターの自由なカスタマイズが可能だ。

また、敵がドロップした武器を吟味するのも楽しみの一つ。武器にはレアリティが設定されており、高いレアリティの武器ほど多くの能力アップ効果を期待できる。伝説クラスの武器を求めて何度もステージに挑戦することになるだろう。
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どれを開発するか迷うツリー形式の「研究」

研究開発を行うことで、ダンジョンに新しい設備を追加したり、新技術を開発したりすることができる。それぞれの開発メニューはツリー形式になっており、どういったルートを進むべきか頭を悩ませられるポイントだ。もちろん、やり込めば全ルートを制覇することもできる。
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「強くてニューゲーム」を繰り返して地獄級へ挑戦しよう

様々なやり込み要素を駆使しても、敵が強くて攻略に行き詰まってしまったら――そんなときのために転生システムが用意されている。進行度合いに応じて転生石を獲得し、また1日目からやり直すことができるのだ。転生石は特別な通貨のようなもので、便利な機能の追加や能力アップ、キャラクターのアンロック権を購入するのに使用する。周回プレイをするほど強さが底上げされていく仕組みだ。

スキルや武器を吟味してパーティを強化し、資金や時間を費やしてダンジョンを拡張してステージをクリアしていく。煮詰まったら転生を繰り返してより高い難易度へ挑戦する。以上がゲームの大まかな流れとなる。
 
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これまで紹介してきたほかにも、無限に湧き出る敵にどこまで耐えられるかを試す「無限の軍勢モード」や、集めるのが楽しい実績解除など、まだまだ盛りだくさんの内容となっている。

本作のプレイは1ステージあたり1~2分程度でクリアできる。サクサク遊んでいるうちに、気がつけば多くの時間を費やしてしまうタイプのゲームだ。レトロな味わいのグラフィックに惹かれた方はもちろん、歯応え満載のやり込めるゲームを求める方にもぜひおすすめしたい。

[基本情報]
タイトル: ダンジョン守り:勇者の侵攻(Android版は『ダンジョン守る』)
制作者: GameCoaster
プレイ時間: 10〜15時間
対応OS: Android/iOS
価格: ¥120 (iOSでの価格)

ダウンロードはこちらから
App store
https://itunes.apple.com/jp/app/ダンジョン守り-勇者の侵攻/id1195035357
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.GameCoaster.ProtectDungeon&hl=ja

「スキーヤー」を狙撃してゲレンデは血の雨、しかし巻き起こるのは拍手!?『Ski Sniper』

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暑い夏が来る。レジャーの季節だ。海水浴にバーベキュー、キャンプに旅行にお祭りと、皆さんさぞかし忙しいことであろう。だが、残念なことに私にはそんな予定もなければ、余裕もない。みんなが夏を満喫する間も、部屋にこもってゲームをしているだろう。むなしい夏である。

いや!ゲームだって立派な夏の楽しみ方に違いない!ということで今回はそんな迫る夏に逆らって、冬のゲレンデが舞台のゲーム『Ski Sniper』を紹介しよう。

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『Ski Sniper』はポーランドのインディディベロッパー「Crazy Rocks Studios」が開発した作品だ。ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて498円で販売されている。

Steamグリーンライトを通過するため、希望したYoutuberにベータ版を配る施策が功を奏したのか無事グリーンライトを通過。2017年5月18日にリリースされた。

あとに触れるが、本作は見た目のインパクトが凄まじい一発ネタのゲームだ。そうした強みを理解した上のSNS時代を感じさせるプロモーションもうまく機能している。

スキージャンパーを撃ち殺せ!前代未聞のスナイピングアクション!

では、バズりを狙えるだけのインパクトある『Ski Sniper』の内容とはいかなるものか?ざっくりと言えば、『Ski Sniper』はスキージャンプ場で、スキージャンプ中のスキージャンパーを、スナイパーとなって射殺するゲームだ。……まったくもって意味がわからないだろうが、暑さに脳がやられたわけではない。

滑空するスキージャンパーの脳天を貫く凶弾。崩れ落ちる脳髄。赤く染まるゲレンデ。そして巻き起こる拍手。……どういう人生を歩めば、こんなゲームを思いつけるのだろう?脳天を撃ち抜かれたような、強烈なインパクトだ。
 
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ゲームの流れを順を追って説明しよう。プレイヤーはスナイパーとなって、ゲレンデに設定された狙撃ポイントから好きなポイントを選択する。このゲームは初めからすべての狙撃ポイントを選択することができる。狙撃ポイントには射殺成功報酬がそれぞれ設定されており、より難しいポイントになるほど報酬が高くなる仕組みだ。自身の腕に合わせベストなポイントを選ぼう。
 
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ポイントを選択すれば、すぐさま実践だ。スキージャンパーが滑り降りる最中や着地した後に撃ち殺しても、狙撃は失敗扱いになる。スキージャンパーが空中を飛ぶその瞬間に狙い撃ちしよう。スキージャンパーを見事狙撃できれば、無意味にカッコいいバレットカムが差し込まれる。
 
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さてここで重要なのが部位破壊報酬だ。先ほど射殺成功報酬に触れたが、これに加えて破壊した部位に合わせ追加ボーナスが得られる。部位破壊で報酬が追加されるのはでっかいモンスターぐらいだと思っていたが、スキージャンパーもその対象になるようである。心臓などの重要部位は当然報酬がたくさんつく。撃ち抜くのはなかなか難しいが、積極的に狙っていきたい。
 
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ほかにも報酬アップ要素として、死体が飛んだ距離が長いほどもらえる飛距離報酬や、狙撃ポイントに設定された目標を達成するともらえる多額の達成報酬、たまにスキージャンパーが複数人一気に滑ってくるボーナスゲームが用意されている。

このボーナスゲームはスキージャンパーを見事全員射殺できれば、殺した人数分報酬が倍になるというものだ。スキージャンパーをダブルキル~クアドラプルキルできるゲームは、たぶん世界にこれしかない。ぜひこの快感を体験してほしい
 
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スキージャンパーへの狙撃を5回繰り返すと1プレイ終了。報酬が支払われる。これを繰り返すのがこのゲームの流れだ。なお報酬は装備品のアップグレードに使え、アップグレードでより難しい狙撃に挑めるようになる。

小粒なミニゲーム作品と言えるが、ミニゲームにしてはアクが強いゲーム内容だ。一度遊べば忘れられない記憶になることは間違いない。

小粒ながら丁寧に作られた作品。他にない「狙撃」をぜひ体験!

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スキージャンパーを狙撃するという、なにをどうやったら思いつくのかわからない独特の作風を誇る本作。強烈な内容に印象をすべて持っていかれるが、意外なほどに丁寧に作られている。

たしかに本作は偏差や風なんかを考慮にいれなくとも、照準を合わせればレーザービームのように当たる。これを手抜きだと考える人もいるだろう。が、本作の根幹はずばりスキージャンパーを狙撃するというシチュエーションだ。難しい狙撃の知識や技術を問われることなく、ゲームのキモを楽しめるのは好感触だ。
 
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加えて、高い報酬を得るには部位破壊や狙撃ポイントの目標達成といった難しい要素にチャレンジしなければならない。一発ネタを楽しんだそのあとに、ちゃんとやりこみの道筋を見せてくれる。一発ネタだけで終わらない丁寧な作りを感じさせる。
 
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プレイする感触も実によく、何度もリプレイさせる魅力がある。見た目だけのバカゲーと侮るなかれ。夏の予定を全て抹殺するポテンシャルを備えたゲームなのだ。

もっとも本作は時間をかけないさっくりしたプレイでも十分楽しめる。夏が楽しい予定でいっぱいの方、夏も忙しくて全然余裕のない方、そんな方にもぜひぜひ『Ski Sniper』を楽しんでもらいたい。

[作品情報]
タイトル :『Ski Sniper』
制作者:Crazy Rocks Studios(制作者様サイトはこちら)
対応OS: Windows® 7 32/64-bit / Vista 32/64 / XP
プレイ時間:1プレイ3分程度 全装備アンロックまで2時間程度
価格:498円

購入はこちらから

個人事業主がID@Xboxへ参加可能に。初参加は『トルクル』 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2D回転アクションゲーム『トルクル(TorqueL) 』のXbox One対応に関するものなど6本です。

FullPowerSideAttack.com、Xbox One/Windows 10向け『トルクル(TorqueL) 物理調整版』開発告知。個人事業主によるID@Xbox参加の最初のケースに

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FullPowerSideAttack.comは7日、Xbox One/Windows 10向けに『トルクル(TorqueL) 物理調整版』を開発中であることを告知した。販売情報については今後発表予定。

トルクル(TorqueL)』は、四辺から棒を伸ばせる箱を転がして、さまざまなギミックのあるステージをクリアしていく2D回転アクションゲーム。現在Windows/PS4/PS VIta/Wii Uでリリースされている。Xbox One/Windows 10向けとなる『トルクル(TorqueL) 物理調整版』ではXbox Liveサービスの実績やコネクテッドストレージ(いわゆるクラウドセーブ)などに対応。なお、技術的理由によりゲームエンジンをUnity 4からUnity 5へ移行し、その結果物理エンジンが更新され挙動が変わったものを、同等に遊べるように調整したことによりこのタイトルになったという。

『トルクル(TorqueL) 物理調整版』は、マイクロソフトのインディーデベロッパー向けセルフパブリッシングプログラム「ID@Xbox」を通じてリリース予定。なお、ID@XboxのWebサイトには参加の条件として「インディーズデベロッパー(開発会社)の皆様のみを対象としております。申し訳ございませんが、個人のお客様や教育機関のご応募は受け付けておりませんのでご了承ください」との記載があるが、今回の告知によると「日本マイクロソフトの担当者が日本の個人事業主が可能な手続き・書類で参加できる調整を行い、その最初のケースとして参加しております。 個人事業主で参加・リリースを希望される方は同プログラムへ登録後、担当者と相談を、とのご案内をいただいております」とのこと。

超OK、音楽格闘ゲーム『PHRASEFIGHT』作品ページ開設

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(画面は開発中のもの)

超OKは1日、開発中の音楽格闘ゲーム『PHRASEFIGHT』の作品ページを開設した。

『PHRASEFIGHT』は、音楽ゲームの操作性と格闘ゲームのプレイ感を合体させた作品で、CPU対戦や2人対戦が可能(関連記事)。指示されたタイミングに合わせてボタンを押すことにより、互いに攻撃を行っていく。音色は4つあるものから好きなものを鳴らすことができ、キャラクターによって鳴らせる音色が異なるなど、楽器を演奏するように技を繰り出してくのが特徴だ。

本作はWindows/macOS版が2017年内に完成予定で、そのほかiOS/Android版の配信や、Nintendo Switch向けの販売などを目指しているという。

シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版、アップデートでシナリオが追加

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同人ゲームサークルALICE IN DISSONANCEは、シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版をアップデートし、シナリオを追加した。

『fault – SILENCE THE PEDANT』は、マナクラフトと呼ばれる技術のある世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベルゲームの第3作。第1作の5年前、ガーディアンとなる前のリトナを主人公とした前日譚であり、前2作をプレイしていなくても楽しめるという。

体験版ではゲーム冒頭の数日間をプレイ可能で、今回のアップデートでは3日目が追加された。体験版の更新は今回で終了とのこと。なお、製品版の発売予定日は2017年第四四半期とされている。

「デジゲー博2017」サークル参加受付開始

デジゲー博準備会は1日、同人・インディーゲームの展示・即売会「デジゲー博2017」のサークル参加の受付を開始した。

今年のデジゲー博は11月12日(日)、秋葉原UDX2階のアキバ・スクエアおよび4階のUDXギャラリーにて開催される。今回新たに追加された4階のUDXギャラリーは、サークル参加の申込期限が2階と異なるのでご注意いただきたい。期限はそれぞれ2階が8月31日中、4階が7月31日中までとなっている。

また、有志のボランティアスタッフの募集も開始されている。

えーでるわいす、「同人ゲームまとめ動画 2017夏」募集開始

えーでるわいすは4日、「同人ゲームまとめ動画 2017夏」に参加する作品の募集を開始した。

「同人ゲームまとめ動画」は、夏と冬のコミックマーケットで頒布される同人ゲームのPVなどをまとめた動画を制作する企画。同サークルのなる氏がとりまとめを行っている。動画を送ることで参加できるほか、静止画とテキストで作品を紹介する「プチまとめ」枠も用意されている。

参加対象となるのはコミックマーケット92で頒布予定の同人ゲーム。サウンドトラックや、同人ゲーム関連の技術本・設定資料集(ファン活動物は除く)も対象となる。参加の締め切りは8月4日の正午とされている。

「RPGツクールMV」体験版使用許諾契約書が改定予定、8月より体験版で制作したゲームの公開が可能に

株式会社KADOKAWAは3日、「RPGツクールMV」体験版の使用許諾契約書の改定予定について告知を行った

8月1日に改定が予定されている新しい使用許諾契約書では、ユーザーが体験版を使用して作成したゲームを公開することが可能となる。有償での公開も可能。改定日以降に体験版をダウンロードした場合に、新しい使用許諾契約が適用されるとのこと。

“純血種”ながらも軽快操作な魔界アクションゲーム『マルディタカスティーラ』

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1980年代初期から終わりにかけ、アーケードゲーム市場では数多くの手ごわい横スクロールアクションの名作が生まれた。

だが、時代はパズル、対戦格闘に傾倒していき、横スクロールアクションの新作は減少。気づいた頃には、その存在自体が過去の遺産となってしまった。

当時、その手のゲームに魅了されたスペイン在住の二人のプレイヤーは、新作が消え失せたことに不満を募らせていた。そして、しびれを切らした彼らはある日、一大決心をする。
だったら、自分達で作ってしまえ!」…と。
 
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そんな経緯の末に生まれたのが今作、『マルディタカスティーラ ドン・ラミロと呪われた大地』だ。新作が出ないことにしびれを切らした二人のプレイヤーこと、個人開発者のLocomalito、Gryzor87の両氏によって制作され、2012年にフリーゲームとして公開された。

その4年後にはAbylight Studios、YoYo Gamesの協力を得て、パワーアップ版の『MalditaCastilla EX』がSteamで配信。プレイステーション4、XboxOneにも移植された。日本でも同年12月、プレイステーション4版がフライハイワークスよりリリースされている。また、2017年2月にはニンテンドー3DSへの移植も発表。こちらもフライハイワークスより、同年7月12日に日本でリリース予定だ。

見た目からして、80年代の横スクロールアクション全開の今作。後発のパワーアップ版(兼日本語ローカライズ版)を軸に置く形で、その魔界な魅力を紹介していこう。

遊びやすくて良心的な、「魔界」アクションゲーム

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時は西暦1081年。戦争で恋人を失い、深い悲しみの中に陥った少女モーラは古代の悪魔に惑わされ、その涙を鍵に魔界への扉を開いてしまった。やがて悪魔の軍勢がカスティーラ王国を襲い、滅亡へと追いやってしまう。
 
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悪魔の軍勢が迫りつつあるトロメラ王国の王は、騎士ドン・ラミロとその部下達に悪魔討伐を命じる。王の命を受けた彼らは、悪魔達のはびこるカスティーラ王国へ向かい、その根城とされる魔界を目指す…というのが大まかなストーリーだ。
 
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内容としてはステージクリア型で、ゾンビを始めとする魔物達を「ソード」と言った投てき型の武器で倒しながら、最後に待ち構えるボスの撃破を目指す、単純明快な作りとなっている。

主人公が騎士。投てき型の武器で敵と戦う。ゾンビが出てくる。ついでに、立派なヒゲを生やしている

それらの要素から、80年代からゲームに親しんでいる世代のほか、90年代の家庭用ゲーム機のアクションゲームを楽しんできた世代も、某有名メーカーの「魔界のアレ」を連想することだろう。

正直なところ、筆者も初めて今作を見た時、「魔界のアレ」を連想した。同時に鎧が「パリーン」と砕け散って、「パン・ツー」が丸見えになっちゃうあの姿も浮かんだ。更に言うなら、赤い悪魔の先生も。
 
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実際、どうなのか?結論から言うと、イメージ通り
紛れもない、魔界アクションゲームである。「純血種」と言っても良い。
 
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一方で「遊びやすさ」への工夫にも注目。特に操作性が素晴らしく、ジャンプ動作には少し慣れが必要かもしれないが、移動、攻撃と言った基本アクションの反応が軽快。プレイヤーの思うがままに動いてくれる気持ちよさに満ちている。
 
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難易度もランダム要素を抑えているので、失敗してやり直しを繰り返すにつれ、確実な突破法が分かってくる調整。更にライフ制が採用されているため、多少のミスを許してくれる。
 
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普通にエンディングを目指した場合の難易度も、そのような調整というだけあって、悲鳴をあげたくなるほどの厳しさはない。

しかしながら、今作には複数のエンディングが用意されており、その内の完璧なエンディングを目指した場合だと、推定四~五倍の難しさに跳ね上がる。ただ、これも前述の難易度調整によって、気持ちいい達成感が味わえる「手ごわさ」を描けている
 
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なので、魔界な難しさはあれど、その味付けは決定的に異なる。また、ステージごとの制限時間が99秒に固定、主人公のアクションを拡張させる装備アイテムの存在など、システムにも独自の試みが成されているので、そちらでも同じ感覚を覚えること間違いなしだ。

まさに「初心者も上級者も公平に受け入れる魔界」。全てのプレイヤーに80年代由来の「手ごわさ」を素晴らしい操作性、配慮を利かせた難易度で楽しませてくれるのだ。

80年代にこだわり尽したグラフィックと音楽

「手ごわさ」だけでなく、グラフィック、音楽も80年代にこだわり尽している
 
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中でもブラウン管の走査線まで、忠実に描かれたグラフィックは鮮烈。ドット絵もその時代らしく、色数を制限して描かれていて、「俺達はこういうアクションゲームをもっと遊びたかったんだ!」…という、制作者の心の叫びが聞こえてきそうな仕上がりになっている。(※ちなみにオプションには走査線を消す機能も実装されている)

音楽も全曲がFM音源で作曲された80年代仕様。しかも制作者曰く、実際にその当時のアーケードゲームで使われていたFM音源チップ「Yamaha YM2203」をエミュレーションして作っているのだとか。なんたる執念。なんたる80年代LOVE。
 
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ゲームを起動した時も、本当に筐体を稼働させたかのように「RAM OK」、「ROM OK」のシステムメッセージが表示されたり、そこから微妙な間を挟んだ後、オープニングのストーリー紹介が始まったりと、「そこまでやるか!」と笑いながらツッコミを入れたくなるほどこだわっている。

当時のアーケードゲームに慣れ親しんだ世代ほど、今作の80年代を再現することへのこだわりには感動必至。直撃世代ではない若いプレイヤーも、独特の表現の数々には新鮮さを感じること請け合いだ。新旧のプレイヤーを受け入れる魔界の懐の広さを垣間見るだろう。

豊富なやり込み要素と凝ったローカライズも見逃せない

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(日本経由では)Steam、プレイステーション4、そして2017年7月12日よりニンテンドー3DSで購入できるパワーアップ版は、新たなステージとボス、魔物図鑑、サウンドテスト、実績(トロフィー)などの新要素が追加されており、盛り沢山且つ、やり込み甲斐のあるボリュームになっている
 
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プレイステーション4、ニンテンドー3DS版に関しては、フライハイワークスによる日本語ローカライズが実施されているので、ストーリーも含めた「魔界のすべて」を味わえる。プレイステーション4版の発売を間近に控えた頃、同社のメールマガジンで語られた裏話いわく、わざわざ今作の為に専用の日本語フォントを作成し、翻訳を行ったというほどなので、ぜひ、そのこだわりの成果をチェックしてみて欲しい。
 
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新旧プレイヤーを受け入れる魅力的な80年代由来の要素、優れた遊び心地を特色とする今作。あの頃の「手ごわいアクションゲーム」を体験してみたい、当時の雰囲気にまた浸りたい、そして悪魔の軍勢に責め込まれて興奮したい、そんなプレイヤーの思いに応えてくれる執念の力作だ。
ぜひ、古き良き時代の魔界の手ごわさとそこを乗り越える面白さを感じ取って欲しい。

なお、もしもタイトル名が読みにくい!分かりにくい!なめとんのか!…と思ったら、『丸太とカステーラ』と覚えるのがお薦めだ。ちなみにフライハイワークス公認の略称です。

[基本情報]
タイトル: 『マルディタカスティーラ -ドン・ラミロと呪われた大地-(Cursed Castilla (Maldita Castilla EX))』
制作者: Locomalito、Gryzor87 (販売:フライハイワークス、Abylight Studios)
クリア時間: 50分~4時間(※やり込み要素のコンプリートを除く)
対応OS: PC(Windows)、PlayStation 4、XboxOne(※海外のみ)、ニンテンドー3DS
価格: ¥1200(PC、PS4、XboxOne、3DS)

ダウンロードはこちら

プレイステーション4版
https://store.playstation.com/#!/ja-jp/cid=JP1178-CUSA06881_00-CASTILLA00000000?EMCID=jGMsoftware-JP1178-CUSA06881_00-CASTILLA00000000

ニンテンドー3DS版(※2017.7.12より配信開始)
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000042940

PC(Windows)版

「Humble Trove」で、ここでしか遊べないゲームを堪能しよう!

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インディゲームファンは、まだ自分の知らないゲームを探すことに躍起だ。もぐらゲームスという名の由来のように、掘って掘って宝石を見つけるのが楽しくて仕方がない。それがインディゲームファンの一つの側面である。幸い、そんな探求心を満足させるだけの膨大な数の作品が、現在様々な形で配信されている。

しかし、ゲームの配信が終了したり一度きりの配信だったりで、もう二度と手に入らない作品もまた存在する。ハードで流通しない、デジタル配信ゆえの壁である。
 
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「Humble Original」もまた、そうした二度と手に入らないはずの作品群だ。同シリーズはゲームバンドルサイト「Humble Bundle」の定期購入バンドル「Humble Monthly」に毎月入っているオマケのようなものだ。加入者だけが遊べるプレミアムなゲームというのを売りにしているシリーズだ。(中には発売前の特別配信や後に一般販売されたものもある)

同シリーズでは、名だたるディベロッパーが開発した作品や新興のディベロッパーによる意欲作といった、探求心をくすぐる作品が配信されてきた。正直、二度と手に入らないのが惜しいものばかりだった。

それが先月、「Humble Monthly」加入者ならいつでも「Humble Original」作品をダウンロードできるサービス「Humble Trove」が開始された。いくつか抜けはあるものの、手に入らなかった作品を今からでも遊べるようになったのだ。

「Humble Trove」スタートから半月たち、先日最初のタイトル追加もなされた。そこで今回は「Humble Trove」で配信されている、ここでしか遊べないゲームを数点紹介しよう。

『Cat Girl Without Salad: Amuse-Bouche』

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『Shantae』シリーズや『Mighty Switch Force!』で知られるアメリカのディベロッパー「WayForward」が手掛けた横スクロールSTG。本作はもともとは同ディベロッパーが2013年にエイプリルフールジョークとして発表したフェイクニュースだった。パズル、アクション、STG、ADV、ストラテジー、格闘、リズムゲーム、アーケード、ホラー、RPG、TPS、RTS、そしてビジュアルノベル。そのすべての要素を持ったゲームという、エイプリルフールらしいジョークであった。

それを本当に開発してしまったのが『Cat Girl Without Salad: Amuse-Bouche』だ。スペースバウンティハンターであるケバコを操り、スペース指名手配犯を捕まえに行くストーリーで、ディベロッパーの持ち味であるかわいらしいデザインが目を引く。
 
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本作の特徴は何と言ってもアップグレードだ。様々なゲームの要素を組み合わせたというコンセプト通り、アイテムをゲットするとショットが様々なゲームジャンルにちなんだものへと変化する。パズルガンはショットが某バブル系パズルのものになり、同じ色を3つくっつけると大爆発が起こる。RPGガンは攻撃方法がコマンド入力に変わる。ダンスガンは流れてくるノーツに合わせてタイミングよくボタンを押すと強力なショットがでる。といった具合だ。

強引なミックスでシューティングの体を保っていない節もあるが、そもそもジョークなのだから笑って楽しむのがいいだろう。

『Keyboard Sports – the final tribute』

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『Keyboard Sports – the final tribute』はデンマークのインディディベロッパー「Triband」が開発したアクションゲームだ。「Triband」は小さなディベロッパーで、ほとんど無名のチームだ。だが、本作の出来を見るにそれは非常に惜しい。

本作はタイトル通り、キーボードでの操作がコンセプトの作品だ。といってもWASD操作や十字キー操作とは、キーボード活用の次元が違う。文字キーから左右Shift、Capslockに至るまで、全てのキーを使って操作するのがこのゲームだ
 
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本作の操作キャラクターは画面上に示されたキーボードのキーの上に立っており、別のキーを押すと画面に示されたそのキーの位置まで移動する。簡単そうに見えるがこれが非常に難しい。障害物をよけたり、狭い橋を渡ったり、様々なアクションを要求されるが、画面上と自分の想像の間に微妙な差がありミスしてしまう。

押した場所に動く直観的な操作でありながら、うまく操作できなずあたふたしてしまう。ゲームのボリュームは少ないものの、個性ある楽しい作品だ。

『Jawns』

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『Jawns』は『Intake』や『SPLICE』を手掛けたアメリカのインディディベロッパー「Cipher Prime」が開発した作品だ。縦長の画面だが、スマホ向けではない。

本作はデジタルボードゲームで、チェスや将棋のように1対1で戦い、王である二重丸のコマを取り合うゲームだ。オンラインマルチに対応していて、友達とネットを介して遊ぶことができる。もちろん、CPU戦も実装されている。
 
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本作のコマは道が続いているならばどこまでも進めることができる。だが、敵のコマを取るときは直進でないと取れない。コマにはさいころの目が書かれており、これがコマの強さを表している。

何も書かれていないコマは特殊コマで、同じ特殊コマしか取れないがどれだけ強いコマであろうと特殊コマは取れない。本作の王は一切コマを取れないため、こうした壁役が重要になるわけだ。壁を作りつつ、いかに相手の王を詰むか。カジュアルながら、奥深さを感じさせるルールだ

通常ルールに加え、4つのルールが用意されており、プレイバリューも高い。ボードゲーム好きはぜひ遊んでみるといいだろう。

「Humble Monthly」に加入しよう!

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ここでしか遊べない作品が揃う「Humble Trove」。ここまで読んでくれた方はおそらく興味深々であろう。だが、「Humble Monthly」がどういったサービスかわからない方も多いはずだ。ざっくりではあるがこれについても説明しよう。
 
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「Humble Bundle」はゲーム振興とチャリティを目的にゲーム販売を行っているサイトだ。テーマに沿ったゲームのまとめ販売(バンドル)を行い、販売額のいくらかが募金される(「Humble Bundle」では自分でその割合も決められる)。

今回紹介した「Humble Monthly」は「Humble Bundle」のサービスのひとつで、契約しておくと毎月ゲームの福袋が届くというものだ。来月の目玉作品は公開されているものの、そのほかの作品は来月の配信日までナイショのお楽しみ。月々12ドルで契約できる。ちなみに中身が公開されたあとから欲しいゲームが入っていたからといって、それを買うことはできない。

「Humble Monthly」加入者にはいくつか特典があり、「Humble Trove」もその特典のひとつ。加入すればすぐに今回紹介した「Humble Original」作品を遊ぶができる。

今回は「Humble Original」シリーズに焦点を当てて紹介した。が、メインである福袋にも毎月けっこうな有名作が入っている。ここだけでしか手に入らない作品に、毎月届く福袋。インディゲームファンはぜひ加入してみるといいだろう。

「参考リンク」

Humble Bundle
Humble Monthly
Humble Trove

「基本情報」
『Cat Girl Without Salad: Amuse-Bouche』
制作者:WayForward(制作者様サイトはこちら

『Keyboard Sports – the final tribute』
制作者:Triband(制作者様サイトはこちら

『Jawns』
制作者:Cipher Prime(制作者様サイトはこちら

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