Quantcast
Channel: もぐらゲームス »インディゲーム
Viewing all 674 articles
Browse latest View live

2Dアクションゲーム『Timespinner』日本語コンシューマ版リリース、mozell氏新作CD“無料販売”開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。

2Dアクションゲーム『Timespinner』日本語コンシューマ版リリース

timespinner-1
timespinner-2
timespinner-3

DANGEN Entertainmentは6月4日、Lunar Ray Games開発の2Dアクションゲーム『Timespinner』のPS4版PS Vita版Nitendo Switch版の日本語版のダウンロード販売を開始した。PC版はSteamにて2018年より配信中。

家族を殺された主人公のLunaisが、時をさかのぼって運命を変えるため戦うという作品。時間を止める能力で敵の攻撃を回避したりパズルを解いたりする要素が特徴となっている。

アレンジコンピレーションCD「バンバーズ2」“無料販売”開始

mozell氏(もぜ園)は6月6日、アレンジコンピレーションCD「バンバーズ2」の“無料販売”を開始した。

同氏の楽曲「バンバード ~Piano Version~」のアレンジのみを集めたコンピレーションアルバムの第2弾。原曲とアレンジ11曲、計12曲を収録している。

今回は“無料販売”として、ダウンロード版を無料公開、また物理CDについても申し込みを行うと送料も含め無料で入手可能となっている。「手にとって頂きまして、無料以上の価値があるとお感じになられましたら、お気持ちをご支援頂けますと幸いです」とのことで、通販サイト上で専用のアイテムを購入することで支援することも可能。

なお、mozell氏の提供する楽曲のうちCD収録曲・DL販売曲は通常、購入者のみゲーム等の自作品に素材として利用可能となっているが、今回は“無料販売”のため、購入したとみなして利用して構わないとのこと。

ノベルゲーム『Chloro SF 掌編集 MOKINE』スマートフォン版公開

mokine-1 mokine-2

ゲームサークルChloroは、『Chloro SF 掌編集 MOKINE』のAndroid版およびiOS版を公開した。広告付きの無料アプリとして配信されている。

2018年末のコミックマーケット95で頒布された作品のスマートフォン版。同サークル作品『西暦2236年』シリーズに登場するAI秘書「マスコ」が登場する作品を含め、バラエティに富んだ10編のSF掌編~短編小説を収録している。

BGM素材集「Atelier Sandbox Game Music」ダウンロード販売開始

SOUND AIRYLUVSは6月1日、BGM素材集「Atelier Sandbox Game Music」のダウンロード販売を開始した。DLsiteでは6月16日まで25% OFFで購入可能。

明るく爽やかでファンタジックな楽曲をまとめたというBGM素材集で、インスト曲10曲を収録。WAV、M4Aファイルおよびループ処理済みのOggファイルが収録されている。

[BGM素材] Atelier Sandbox Game Music(SOUND AIRYLUVS)
明るく爽やかでファンタジックな楽曲をまとめたBGM素材集

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite


少女と信号機の不思議な旅をあらゆる要素を駆使して描く、キオクを読み取るADV『アンリアルライフ』

$
0
0

ある不思議な夜の街。
その交差点で「ハル」と呼ばれる少女が目を覚ます。
彼女は何らかの出来事が原因で記憶を失ってしまっていた。
そして、触った物の記憶を読み取る不思議な能力を持っていた。

ハルは交差点で出会った喋る信号機「195」と共に、自らの記憶に直接関係すると思われる「先生」を探し出すため、旅に出る。その先に何が待つのか。そして先生に近づくたび、少女の脳裏を過ぎる不穏な映像が意味するものとは。

2018年開催の「TOKYO SANDBOX」2019年開催の「東京電脳特区 v1.0」に出展され、当もぐらゲームスにもプレイレポートを掲載した個人開発者のhako 生活氏制作の横スクロール型アドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』。その製品版が5月14日、満を持してリリースとなった。

2018年時点ではPC、スマートフォン・タブレット(iOS、Android)でのリリースが報じられていた本作だが、翌年開催の「東京電脳特区 v1.0」にて、Nintendo Switch版が新たに発表。そちらが先んじて登場する形になった。また、Nintendo Switch版発表当時はソニー・ミュージックエンタテインメントのゲームレーベル「UNTIES(アンティーズ)」がパブリッシャーとなっていたが、製品版は『ARITFACT ADVENTURE外伝DX』、スマートフォン版『薔薇と椿』の販売を手掛けた株式会社room6とhako 生活氏が新たに立ち上げたインディーゲームレーベル「ヨカゼ」のデビュー作としてリリースされるに至った。

なおPC、iOS、Android版は後発リリース予定とのこと。

過去と現在を重ね、道を切り開く横スクロール型ADV

改めて本作の内容を紹介すると、横スクロール構成のフィールドを進んで物を調べたり、そこに隠された過去の記憶を掘り起こしながらストーリーを進めていく謎解き&探索系アドベンチャーゲームだ。

最大の特徴は主人公ハルが持つ、触った物の記憶を読み取る能力。フィールド上で気になる対象(物)を調べた際に表示される「さわる」のコマンドを選ぶことで、周辺の過去が映し出される。この過去と現在の風景との間でどこが変化したかを発見し、それを元に解決策を探り出すなりして進めていくのが基本となる。

また、探索の過程でアイテムが手に入ることも。これらはハルが持つ「カバン」に保管され、取り出す操作を行えば持った状態になる。謎解きにはこれらのアイテムを持った状態で調べると、新たな選択肢が出現するものも。また、ZRボタンを押せば直接アイテムを使う動作を行うものもあり、時にはそれを活用し、謎を解くことも試される。

これらの事柄をこなしつつ進める本編はチャプター形式で進行。基本的には都度、示される目的地を目指していく感じだ。また、進行に応じて舞台となるフィールドも増加。それと合わせるように「転送ドア」なるワープポイントも解禁され、探索要素も濃くなっていく。

他にシステム周りでも機能追加が発生することも。これまでに触った物の記憶を再確認する「さわったモノ」、過去の会話を振り返るバックログこと「おはなししたコト」、そして今までの出来事を振り返る「わたしの考え」など、全ての要素がゲームの進行とハル当人の記憶の変化に使えるようになっていく、ストーリーと強く関連付けしたゲームデザインが凝らされている。

そのため、物を調べる基本操作や記憶を辿る能力に加え、全体を構成する各種機能全てにゲームとしての”御都合”がなく、存在して当たり前のようにまとめた作り。全体を通し、ストーリー性に対するこだわりが炸裂したアドベンチャーゲームになっている。

ストーリーのための無駄のなさが光る珠玉のゲームデザイン

その隅々まで心血を注いだゲームデザインが本作屈指の魅力となっている。シンプルにひとつひとつの要素に確固たる存在理由があり、本作の世界観、設定特有の工夫が凝らされている。セーブ機能ですら。

この自然な作りを実現させるに一役買っているのが、ハルをサポートする信号機「195」。彼がハルの脳内神経に干渉し、サポートを行う設定だからこそ成し得た違和感のなさが各種機能に現れている。そんな部分に干渉し続けているため、できることが増えていくのも流れとしてとても自然で、ストーリー的にも無理のない展開を作りだしている。

何より195のキャラクターがいい。ハルを懸命にサポートする一方、信号機……AIであるがため人間社会の文化に対して疎く、初めて見た物などに子供みたいに無邪気な反応を見せるので、微笑ましい気持ちになる。

数あるイベントの中でも注目なのは、”ゲーム”に関する反応、そして詳しく知って以降の変化だろう。ちなみに件のゲーム、実際に彼と対戦する形で遊べるようにもなっている。ストーリーの進行には僅かに関連する程度なので、一度遊んだ後は無視しても構わないのだが、できれば少し時間を割いて遊んでみていただきたい。より195に対する愛着が増すに加えて、こう言った寄り道にも気合を入れている本作の凄味を感じ取れるはずだ。

195以外のキャラクターについても魅力的な面々が揃っている。基本的にハルと先生以外の大半は動物なのだが、いずれも役割に対しての起用に意外性があって、強烈な印象を残す。彼らと出会うことになる、各種フィールドのロケーションもインパクト抜群。不思議な夜の街という設定がこれ以上なくマッチした、奇想天外の極みな地形が続々と登場する。

また、終盤に差し掛かると登場キャラクターにさらなる人間の存在も見えてくるのだが、これ以上は実際にその目で確かめていただければと思う。タイミング的にも適切で、その姿がクッキリ映し出されるシーンも”ここぞ”なものになっている。

そう言った登場人物の設定、性格付けに留まらず、展開に応じた登場の瞬間、役割の与え方も絶妙で、ゲームデザイン周りとも絡めた緻密な設計が光る。全体を構成する要素、システムからキャラクター、細かな機能まで本作『アンリアルライフ』に存在不可欠な物として位置付ける。本筋たるストーリーに無関係なものにせず、浮かせもしない。

この隙がない出来には、プレイすればするほど魂を揺さぶられるような気持ちにさせられるはずだ。

また、ひとつのアドベンチャーゲームとしての出来も見事。特に謎解きやイベントのバリエーションが多彩で、プレイヤーを飽きさせない。難易度も程よく、中には若干の思案が試されるものもあるが、間延びしないための気配りが光るバランス。画面構成に沿って、アクションゲームっぽいイベントが用意されているのもいいアクセントになっている。

ストーリーも多くは語らないが、優しく暖かい雰囲気を漂わせつつ、その影にどす黒い闇が描かれる見応え抜群の内容になっている。特に終盤、先生に接近しかける展開は演出的にも圧巻。

ここまでのスクリーンショットの通り、本作は全編ドット絵で表現されているのだが、決して懐かしさ目的での起用ではない。現代なりの見せ方、新たな方向性を見せるための意図を感じられる起用になっている。それを象徴するのが件の演出である。

どんな映像が炸裂するのかはその目と耳で確かめていただきたい。
一種の”極致”を見るだろう。

HD振動の心地よい手応えも絶品の傑作アドベンチャー現る

Nintendo Switch特有のHD振動を効果的に活用した操作感も大きな見所。中でもフィールドの移動中、地面の性質に合わせて異なる震え方をし、プレイヤーの手に直接体験させてくる作りは、これぞNintendo SwitchのJoy-con、PROコントローラの真価と言わんばかりの感動がある。先の通り、本作は今後、PC、スマートフォン・タブレット向けにも展開される予定だが、このHD振動による素晴らしい手応えが味わえるのはNintendo Switch版の特権であり、唯一無二の強みだ。他機種版でのリリースを待つ人が中にいらっしゃるかもしれないが、あえて言おう。だとしても、この手応えは一度でもいいから体験するんだ、と。後になっても構わないので、ぜひともこの素晴らしい震え堪能いただきたい。人によっては癖になっちゃうかもしれない。

総じて突き抜けた完成度を誇る本作だが、気になる箇所も。特に「エビ」のアイテムを用いた誘導系のイベントは若干、間延び感があるため、入れるにしても1箇所に留めて欲しかったように思う。そのことが示す通り、2箇所目以降が存在する訳だが……詳細は本編で。また移動周り、主に階段はコマンド選択型ではなく、直接移動式が望ましかった印象。これはPC、スマートフォン・タブレット版との兼ね合いなのかもしれないが、いちいちコマンドを出して選択するのは煩わしいので、可能ならその仕組みにして欲しかったところである。

他にセーブはオート、マニュアルだが、細かいパートでの記録は不可。本作はマルチエンディング制になっているのだが、分岐パートからの再開は可能でも直前からの再開は不可能で、ある程度のイベントを見通す必要が生じるのも厳しい。ゲームデザイン上の弊害なのかもしれないが、もう少し端折れなかったのかと惜しまれるところだ。(幸いにして、ボタン連打+コントロールスティックを交互にはじくことによる早送りは可能)

色々細かい不備を指摘してしまったが、それでも本作が屈指の完成度を誇るアドベンチャーゲームである事実は変わらない。もし、ビジュアルや魅力の数々にビビッと来るものがあったのなら言わずもがな。そのまま突撃いただきたい。素晴らしく、記憶にぶっ刺さる夜の旅がアナタを待つ。そして、見た目からは想像もつかない刺激的な仕掛け、演出の数々も満載だ。

じゃあ、お話の続きをはじめよっか。

……
と、締め括って最後にひとつ、筆者の個人的すぎる事柄を綴りたい。

2019年の「東京電脳特区 v1.0」の時のことだ。
レポートにも書いたが、当時のバージョンではテキストのフォントが2018年のドット調とは異なる、スタンダードな高解像度のものになっていた。その理由は作者のhako 生活氏いわく、ローカライズによる多言語対応の都合とのことだった。

あれを見た時、2018年時点のドットフォント……スーパーファミコン時代の名作『スーパーメトロイド』、『タクティクスオウガ』、そしてリメイク版『ファミコン探偵倶楽部PARTII』を思い起こすデザインに強い印象を抱いた身としては若干、ガックリと来た。そして、多言語対応となれば止む無しだなと、受け入れる気持ちでいた。

そしたら、なんということか。ドットフォントは製品版にも引き継がれた。
オプションでスタンダードな高解像度との選択式になっていたのだ。

そんな訳で、この記事では残ってくれた嬉しさと感謝の気持ちを込め、ドットフォント設定でのスクリーンショット中心とさせていただいた次第である。当時、取材とレポートを担当した身としては本当、嬉しくて仕方がなかったのです。このフォントで遊べればと願って止まなかったのです。改めて、この判断を下したhako 生活氏に一言を送りたい。

圧倒的感謝!!

[基本情報]
タイトル:『アンリアルライフ』
作者:hako 生活(※販売:room6)
クリア時間:5~8時間(※エンディング分岐あり)
対応OS:Nintendo Switch
価格:¥2400
備考:対象年齢12歳以上(※犯罪、言語表現あり)

※購入はこちら
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000029736

※作品公式サイト
http://www.unreal-life.net/

『東方風神録』『東方地霊殿』『東方星蓮船』Steam配信開始、「RPGツクールMZ」公式サイト開設など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。

『東方風神録』『東方地霊殿』『東方星蓮船』Steam配信開始

th10
th11
th12

上海アリス幻樂団の弾幕シューティングゲーム『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』『東方地霊殿 〜 Subterranean Animism.』『東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.』のSteam配信が6月6日に開始された。

東方Projectの整数ナンバリングタイトル10~12弾が一挙にSteam配信となった。これでWindowsの整数ナンバリングタイトルのうち、初期4作品以外はすべてSteamに揃ったことになる。

「RPGツクールMZ」公式サイト開設

rpg-tkool-mz-logo

PC向けの「RPGツクール」最新作「RPGツクールMZ」の公式サイトが6月11日に開設された。Steam版の商品ページも公開されている。

歴代ツクールシリーズにはない新機能を搭載し、さらに利便性の向上も図っているとのこと。詳細は今後公開予定。

「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」パンフレット公開

同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介は日、同サイトが主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」のパンフレットを公開した。

ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2019年4月~2020年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で作品をノミネートし、授賞作品を選考して発表するイベント。例年この時期に東京・水道橋で授賞作発表会が行われてきたが、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を考慮してYouTubeのプレミア公開(あらかじめ指定した時刻に動画が公開され同時視聴が行える仕組み)を利用したオンライン発表となった。

発表は6月13日20時より行われる予定。また、発表前の19時半からはノベルゲームのレビューを掲載しているサイトM.Mの部屋のM.M氏との対談、発表後の23時からはサークルとの対談をライブ配信予定。

2Dアクション『Outrider Mako』デモ版公開、RPG『片道勇者プラス』 Switch版発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。

2Dアクションゲーム『Outrider Mako~露払いマコの見習い帖~』デモ版公開

outrider-mako-demo-1
outrider-mako-demo-2

Asamado Gamesが開発中の2Dアクションゲーム『Outrider Mako~露払いマコの見習い帖~』のデモ版がSteamにて配信開始された。

神々の世界「マヨイ」で運び屋の下っ端として働くことになった主人公のマコが、依頼された納品物を集めて依頼主に届けていくという作品。敵やさまざまなオブジェクトに跳び乗ったり、跳び乗った敵に蜜をかけて動きを止めるアクションが特徴。描き込まれたドットグラフィックで表現される和風ファンタジー的な世界観や、さまざまなステージギミックなども見どころとなっている。

強制横スクロールRPG『片道勇者プラス』 Nintendo Switch版発売

owh-plus-switch-release-1
owh-plus-switch-release-2

PLAYISMは6月18日、SmokingWOLF氏(SilverSecond)開発のRPG『片道勇者プラス』のNintendo Switch版の配信を開始した。

『片道勇者』は、背後から闇に飲まれていく世界を舞台に、常に前進しながら攻略していくシステムが特徴のローグライクRPGで、“強制横スクロールRPG”と謳われている。フリーゲームの『片道勇者』にさまざまな要素追加や改良を施した有償版が『片道勇者プラス』で、2015年よりPC版が配信中。

Nintendo Switch版の内容は、年齢制限の都合で少しだけ修正が入ったことと、オンライン機能が非搭載であること以外はPC版とほぼ同じとのこと。操作はNintendo Switchのコントローラーに最適化されている。

なお、本作はSmokingWOLF氏が開発したゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」で制作されているが、今回のNintendo Switchでは「WOLF RPGエディター」の実行環境ごと移植が行われた。これにより、従来は難しいとされていた「WOLF RPGエディター」製ゲームの他プラットフォーム展開の可能性を広げたという点でも注目に値する(関連記事)。

ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』Steam版大型アップデート

return to shironagasu island-update

TABINOMICHI SOFTは、ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』のSteam版の大型アップデートを実施した。アップデートに伴い、23日まで30% OFFセールも実施されている。

『シロナガス島への帰還』は、謎と危険に満ちた絶海の孤島「シロナガス島」を舞台に、探偵「池田戦」と助手の天才少女「出雲崎ねね子」が奇怪な殺人事件の謎に挑むという作品(紹介記事)。シナリオはミステリーのほかにもオカルトやSF、ヒューマンドラマなど多彩な側面があり、それぞれの思惑や過去を抱える登場人物達も魅力となっている。緻密に描き込まれた背景グラフィックやアニメーションによる演出なども見どころ。

今回の大型アップデートでは、画面解像度が従来の二倍の1600×1200となり、その上でウィンドウサイズを自由に変更可能となった。また、セーブスロット数の増加やバックログの改良といったユーザビリティの改善、不具合修正も施されている。

なお、今回のアップデートに伴い、既存のセーブデータが利用できなくなっているので注意。救済措置として1カ月程度の期間限定で、アップデート告知のページより特定のシーンまで進められるセーブデータが配布されている。

「Humble PLAYISM Anniversary Bundle」実施

さまざまなゲームのバンドル販売を行っているHumble Bundleにて、「Humble PLAYISM Anniversary Bundle」の販売が開始された。1ドル以上の任意の額で購入でき、購入金額に応じて入手可能なゲームが増加する仕組み。1ドルで6タイトル、最大14タイトルが入手可能となっている。

また、同じタイトルを対象としたSteamでのバンドルも実施されている。バンドル割引率は90%。

「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」受賞作発表

同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介は6月13日、同サイトが主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」の受賞作品を発表した。

ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2019年4月~2020年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で作品をノミネートし、授賞作品を選考して発表するイベント。例年この時期に東京で受賞作発表会が開催されていたが、今年はYouTubeにて発表が行われた。

なお、もぐらゲームスで紹介した作品関連では、ノベルゲーム『真性終末症候群-World end,eve-』(紹介記事)のヒロイン星野彼方が主演女優部門にて、恋愛アドベンチャーゲーム『ドトコイ』(紹介記事)が独創部門にて受賞している。

「ねくらファンタジーマップチップ素材集~辺境の海~」発売

ねくら氏は6月19日、マップチップ素材集「ねくらファンタジーマップチップ素材集~辺境の海~」のダウンロード販売を開始した。

海をテーマにしたマップチップ素材集。「WOLF RPGエディター」に適した素材規格で作られているが、ツールを問わず使用可能。なお、同氏のマップチップ素材集はDLsiteでも販売されているが、本作についてはBOOTHでの販売のみとのこと。

『アクションゲームツクールMV』DLsiteで配信開始・半額セール実施

KADOKAWAのゲーム制作ツール『アクションゲームツクールMV』のDLsiteでの配信が6月19日に開始された。7月9日まで50% OFFセールが実施されている。

コーディングを必要とせず2Dのアクションゲームやシューティングゲームなどを制作できるツール。従来よりSteamで配信されており、DLsiteではSteamキーを購入する形となる。

なお、本作のパブリッシャーであるPLAYISMの公式Twitterアカウントによると、「他タイトルも出していくかも!?」とのこと。

アクションゲームツクールMV(PLAYISM)
プログラミングなしで誰でも自分だけの2Dゲームが作れる!『アクションゲームツクールMV』は「ツクール」シリーズのアクションゲーム版最新作。PCはもちろん、Nintendo Switchでの書き出し・販売にも対応予定。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

3DアクションSTG『Little Witch Nobeta』早期アクセス開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は8件です。

3Dアクションシューティングゲーム『Little Witch Nobeta』早期アクセス開始

little-witch-nobeta-ea-1
little-witch-nobeta-ea-2
little-witch-nobeta-ea-3

Pupuya Gamesの3Dアクションシューティングゲーム『Little Witch Nobeta』の早期アクセスが6月24日に開始された。7月1日までは10% OFFで購入可能。

可愛らしい魔女「ノベタ」を操作し、謎の古城を探索する作品。射撃体勢に入り敵の弱点を狙い撃てる魔法や、詠唱して放つ大技、ローリング回避といったアクションを駆使して戦っていく。難易度は比較的高めだが、敵を倒すと入手できる「魂素」を消費してライフや魔法の威力、詠唱速度などを強化することも可能。

早期アクセス版では全6ステージ予定のうち3ステージをプレイ可能。完成まではあと1~2年かかると予測しているという。

アドベンチャーゲーム『一週間戦争 Re change』公開

1-week-war-re-change

storick氏(Cat End Turn)は6月25日、アドベンチャーゲーム『一週間戦争 Re change』をフリーゲームとして公開した。公称プレイ時間は約10~12時間。

ある二つの小国の一週間の戦争を描いた作品で、4人の主人公のシナリオを任意の順番で進めていく形式。複数の視点により物語が展開していく。指揮官として軍を運用するシミュレーションRPGや一兵士として戦うRPGなど、主人公の立場などによってそれぞれ異なるゲームシステムの攻略パートが存在するのも特徴。

本作は2010年に公開された『一週間戦争』のリメイクで、イラストがすべて描き直されている。そのほか文章の細かい修正や追加、一部ゲームシステムの改変・修正・調整、演出面の微強化が施されているとのこと。

シューティングゲーム『ミサイルダンサー』Nintendo Switch版リリース

missile-dancer-switch

有限会社レジスタは6月25日、TERARIN GAMES開発のシューティングゲーム『ミサイルダンサー』のNintendo Switch版のダウンロード販売を開始した。

ロックオンミサイルによる攻撃を主軸とした縦スクロールシューティングゲーム。原作のPC版は2018年にリリースされた(紹介記事)。Nintendo Switch版はグラフィックを刷新し、ローカル二人プレイに対応。難易度の調整なども施されている。

「フリーゲーム大賞2019」結果発表

フリーゲーム投稿サイト「フリーゲーム夢現」は、「フリーゲーム大賞2019」の結果を発表した。
同サイトで2019年に投稿された作品のうちコメントならびに評価を受け付けるよう設定された581作品を対象に、レビューの内容や数、ダウンロード数などをポイント化する形で審査を行い、作品を表彰する企画。長編ホラーノベル『死月妖花~四月八日~』が大賞を受賞し、続いてサバイバルノンフィールドRPG『最果てを目指す』(紹介記事)が金賞を受賞。さらに銀賞・銅賞・入賞と計9作品が入賞した。

ヴィジュアルノベル『WORLD END ECONOMiCA』アニメPV公開

同人サークルSpicyTailsは6月24日、ヴィジュアルノベル『WORLD END ECONOMiCA』のアニメPVを公開した。

『WORLD END ECONOMiCA』は、同サークル代表でライトノベル「狼と香辛料」の著者としても知られる作家・支倉凍砂氏がシナリオと制作の総指揮を務め、2011年から2013年にわたって三部作でリリースされた、金融をテーマとした青春アドベンチャー作品。現在はSteamで配信されている。

本作はTVアニメ化に向けたクラウドファンディングが2019年11月から行われ、目標額の500万円を大きく超える2,000万円近くの支援が寄せられた。今回のPVはこのアニメ化の広告用のPVとなっている。「こんな感じでアニメにしたいという想いを詰めたPV」とのこと。

ADV・ノベルゲームエンジン 「ADV+++」バージョン3.9公開

adv-ppp-39

YOX-Projectは6月21日、ADV・ノベルゲームエンジン「ADV+++」のバージョン3.9を公開した。

15年以上の歴史がある老舗のエンジンで、マルチプラットフォームに(Web技術ベースではなく)ネイティブで対応。高解像度の画像の扱いやサウンドの多重ストリーム再生、フルボイス等の快適な動作を実現し、どのプラットフォームでもロード時に音が途切れたりする心配はないという。

Windows/Mac版は無償でダウンロードでき、商用利用も可能。デベロッパーライセンスを購入することで質問・要望への優先的な対応が受けられるほか、Android版やiOS版を利用可能となる。

バージョン3.9ではゲームコントローラーに対応し、初回プレイ時のデフォルト言語にプラットフォームの言語設定を使用するようになるなどローカライズ関連機能が強化された。

音楽素材集「Natural Game Sounds Duel」ダウンロード販売開始

Natural Wingsは6月20日、音楽素材集「Natural Game Sounds Duel」のダウンロード販売を開始した。

シミュレーションRPGのバトルシーンを想定して制作された楽曲を15曲収録した素材集。MP3ファイルとループ情報の埋め込まれたOggファイルを収録している。

なお、Natural WingsからはシミュレーションRPGのベーシックな楽曲を集めた「Natural Game Sounds」、戦闘マップBGMを集めた「Natural Game Sounds Battlefields」、イベントBGMを集めた「Natural Game Sounds Stories」もリリースされている。

Natural  Game Sounds Duel(Natural Wings)
SRPG向け音楽素材集です。オーケストラを基調とした戦闘BGM15曲をOGG形式、MP3形式で収録。営利非営利問わずご使用頂けます。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

ユーフルカ氏の音楽素材集2種がDLsiteで販売開始 

音楽素材サイトWingless Seraphで知られるユーフルカ氏の有料素材集2種の、DLsiteでのダウンロード販売が開始された。

従来よりBOOTHにて販売されている作品。スーパーファミコン音源を再現したRPG向けBGM素材集「SFC FANTASY」と、購入することでユーフルカ氏を支援できるとしつつ限定のバトル曲素材を収録したBGM素材5曲セットの2作品となっている。

SFC FANTASY – スーパーファミコン音源を再現したRPG向けBGM素材集 大作ゲーム1本分の46曲入り!(ユーフルカ)
スーパーファミコン黄金期のRPGの”あの音”、”あの世界観”を再現した大型BGM素材集。OGG、M4A、MP3を、大作RPGを作っても使いきれないほどの46曲分も収録

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

ユーフルカ 投げ銭 BATTLE MUSIC SET 5曲入り(ユーフルカ)
ゲーム制作者さま御用達のフリーBGM作曲者、ユーフルカ(Wingless Seraph)に投げ銭を送りたい聖人向けのバトル音楽5曲入り500円セットです。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は7件です。

魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』公開

the-dungeon-of-xenobiotic-1
the-dungeon-of-xenobiotic-2
the-dungeon-of-xenobiotic-3

饗庭淵氏は6月30日、魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』をRPGアツマールにてブラウザゲームとして公開した。

魔物を捕獲し、仲間として使役できるだけでなく他のプレイヤーの世界へ「放流」できる非同期のオンライン要素が特徴。放流した魔物はアイテムなどを拾ってくるほか、経験値を稼いで成長していく。他のプレイヤーが放流した魔物は「外来種」という扱いで倒すと懸賞金を得られるが、本来その場には存在しないはずの種類・強さの魔物が出現するため脅威となり、プレイにスリルが加えられるという仕組みだ。

探索を行うダンジョンはゲームを進めることで次々と増えていく。魔物も非常にバラエティに富んでおり、なかには一般的な「魔物」の枠に収まらないような存在も。ダンジョンで入手できる手記など多数の文書や、ゲーム進行で解放される回想によって徐々に世界観や物語が明らかになっていくのも見どころ。

なお、本作はRPGアツマールの課金システムを利用した基本無料ゲームで、魔物を放流する際に使うがまれに壊れてしまう「首輪」の上位版であり壊れることのない「永久首輪」などが課金アイテムとなっている。

SF RPG『ツキノヒト』公開

tsukinohito-1
tsukinohito-2
tsukinohito-3

鍵虫氏(嫌気性ネオテニー)は6月26日、RPG『ツキノヒト』をフリーゲームとして公開した。公称プレイ時間は6~8時間。

壊滅した月面都市で、二人の少年がコールドスリープしていた少女と出会うことから物語が展開していくSF作品。戦闘難易度は比較的高めで、キャラクターごとに攻撃寄り、防御寄りの2タイプが用意された戦闘スタイルを切り替えたり、ポイントを割り振って任意に習得できるスキルを駆使して戦っていく。戦闘難易度が若干下がるCasualモードも用意されている。

短編アドベンチャーゲーム『キャンパストーク』公開

campus-talk

KaTana氏(言ノ葉迷宮)は7月1日、短編アドベンチャーゲーム『キャンパストーク』をフリーゲームとして公開した。

10分ほどのテキストを読み、文字入力で正解を当てる作品。女子学生の主人公が、声に惹かれた女子学生とその周囲の会話を聞きながら、とあるゲームに挑むという内容となっている。

シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』ティザーサイト公開

fault-ms2-kv

インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEは6月27日、シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』のティザーサイトを開設した。ショートPVも公開されている。

『fault』は、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが特徴となっている。

『fault – milestone two side: below』は、リリース済みの『fault – milestone two side:above』に続くシリーズ3作目の作品。Steam、PS4、Nintendo Switch向けに2020年に配信予定。

なお、これまで新作として開発されていた外伝作品『fault – SILENCE THE PEDANT』については、開発一時凍結が発表された。

アーケード向けシューティングゲーム『VRITRA HEXA』PV公開

株式会社ネオトロのシューティングゲーム『VRITRA HEXA(ヴリトラ・ヘキサ)』のPVが公開された。

『VRITRA HEXA』は、スマートフォンやPC向けにリリースされたシューティングゲーム『VRITRA』(紹介記事)シリーズのアーケード版。インディーゲームからの移植が発表され続けているシステム基板「exA-Arcadia」による展開が予定されている。

ノベルゲーム『CyberRebeat』ノベライズ版発売

サークルE.N.Nachのノベルゲーム『CyberRebeat -The Fifth Domain of Warfare-』のノベライズ版がKindleにて発売された(同サークルのブログのノベライズに関する記事)。

『CyberRebeat』は、ハッキングを題材としたノベルゲーム。不可解な事件に遭遇した主人公が、さまざまなハッカー達と共にその真相に迫っていくといった内容で、ハッカー達がそれぞれの信念にもとづいて共闘や対立したりと、群像劇としての側面も強い作品となっている。実在するハッキング競技「CTF(Capture The Flag)」が登場するなど、リアルなハッキング描写も見どころ。

ノベライズ版での変更点は文章を小説用に調整、技術用語やその説明などを若干修正、若干の新規シーン追加などとのこと。

「千里の棋譜〜MainTheme Special Edition」演奏動画公開

アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のメインテーマ曲の特別版の演奏動画が、同作の音楽を担当した岩垂徳行氏のYouTubeチャンネルにて公開された。

『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dreamがフリーゲームとして公開した『千里の棋譜』の商業リメイク作品。将棋界で起こる事件を題材としたミステリーであると共に、棋士達の勝負に賭ける想いなども描いた作品となっている。今年2月末にPS4/Nintendo Switch/PC向けにリリースされた。

Steamサマーセールで”探して掘り出す”ステージクリア型アクション10+2選

$
0
0

6月26日から7月10日午前2時まで、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」で毎年恒例のサマーセールが開催中だ。今年は「ロードトリップスペシャル」と題した、3000円以上の購入で500円割引が適用されるキャンペーンも行われている。それもあって、欲張って多く買おうと目論んでいる、あるいは実行に移した人がいらっしゃるかもしれない。

また、前者の中にはアクションゲームの購入を検討中の人もいるかもしれない。今更言うまでもないが、Steamではインディー、メジャーを問わず多くのアクションゲームが販売中だ。特にインディーでは、横スクロールタイプのアクションゲームが多く揃っている。


▲『Hollow Knight』(Steamストアページ

しかし、近年は迷路のように入り組んだ広大な世界に挑む探索型、


▲『Rogue Legacy』(Steamストアページ)※スクショはPS4/PSVita版のもの

途中で失敗すれば、最初からやり直しのローグライク(もしくはローグライト)がトレンド。いずれもボリュームの大きさ、ランダム性の強さによる変化とスリルが醍醐味だが、人を選ぶのは否定できない。

そういうのじゃなく、素直に遊べるアクションゲームが欲しい。道筋が決まっていて、ランダム性も弱く、繰り返し遊べばパターンが見えて攻略しやすくなる、昔ながらのステージクリア型アクションゲームを選びたい。

そんなゲームをお求めの人に向け、このような特集を組んでみた。
紹介するのは全10+2本。一部、シューティングやパズルを含むものがあるほか、難易度とボリューム周りにもそれぞれ差異があるが、アクションゲームと言えばステージクリア型と豪語する方はぜひ、参考にしていただければ幸いだ。

目次

  1. ☆マジキャット / MagiCat
  2. Copy Kitty
  3. Grapple Force Rena
  4. ☆魔神少女 -Chronicle 2D ACT- / 魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-
  5. Cursed Castilla (Maldita Castilla EX)
  6. ☆サリーの法則
  7. ☆Steel Sword Story
  8. CometStriker
  9. Xenogunner
  10. Infinite Beyond the Mind

※☆は日本語対応タイトル

☆マジキャット / MagiCat

インドネシアのインディーディベロッパーKucing Rembes制作のアクションゲーム。その名の通りに魔法使いのネコちゃんが主人公。

盗まれた財宝を取り戻すため、全7ワールド63に及ぶコースの攻略に挑むという内容。踏みつけたり、放物線を描く魔法弾を発射して敵を倒すなど、横スクロールアクションの王道にしてパイオニア、任天堂のスーパーマリオシリーズに準じた手触りが特徴。ワールドマップでコースを選ぶ、隠されたアイテムを探し出す要素もオマージュされている。

ただ、特殊なアイテムを手に入れることで、マップ上の木を始めとする障害物を破壊でき、それによって攻略順序を大きく壊せる一風変わった要素も。ネコちゃんが主人公のゲームらしい、可愛らしいグラフィックと音楽も見所だ。安心して遊べるアクションゲームを求める人におすすめ。ちなみに日本語対応。だが、台詞の大半は”ニャニャニャ”の猫語(動物語)である。また、海外ではNintendo Switch版も出ているが、国内では2020年7月時点で未発売。

Copy Kitty

『マジキャット』に引き続き、こちらもネコが主人公のアクションゲーム。電脳世界を舞台にロボット軍団との熾烈な戦いに身を投じるというストーリー。ターゲット指定された敵を撃破・全滅を目指すというのが主な流れ。

戦闘はショット攻撃を基本に立ち回る感じだが、敵が落とす武器アイテムを手に入れることで、種類に応じた多彩な攻撃が繰り出せるようになるシステムが特徴。最大3つまでストックでき、それぞれに対応したボタンを同時に押せば、互いを合成させたショットも放てる。しかも、その組み合わせ170以上。ステージ総数も130以上とかなりの数に加え、別主人公の専用エピソードも用意されている。

ほかに花火大会と言わんばかりに派手な爆発演出、ボス戦に至っては序盤は真剣勝負で、相手の持つ武器を使えるようになったら処刑タイムという構成が痛快。アクションゲームに爆発と爽快感を求める人なら必携の1本だ。

Grapple Force Rena

故郷の村を襲い、あちこちで暴虐の限りを尽くす謎の機械人形軍団に少女レナが単身戦いを挑むアクションゲーム。その名が示す通り、「グラップリングブレスレット」を用いて繰り出すグラップルアクション(ワイヤーアクション)が特徴。天井に引っ付け、振り子運動の原理を利用して遠距離ジャンプを決めたり、敵を掴んで投げ飛ばす豪快なアクションが楽しめる。

全6ワールド30に及ぶステージもバラエティー豊か。隠されたアイテムの発見やタイムアタックなどのやり込み要素も備わっている。また、メガドライブ作品っぽい独特な色使いのグラフィックとFM音源調の音楽も見所だ。

同じくメガドライブ作品っぽいアクションゲーム『フリーダムプラネット』を開発したGalaxy Trailが販売、個人開発者のTim Ashley Jenkins氏が制作。いわく、1990年代前半の株式会社トレジャーが作ったアクションゲームへの敬意を捧げた作品。その売り文句が刺さった人は、迷わず突撃だ。

☆魔神少女 -Chronicle 2D ACT- / 魔神少女 エピソード2 -願いへの代価-

海外製タイトルが続いたので、ここで日本製を2本まとめて。同人ゲーム開発サークルINSIDE SYSTEM開発の横スクロールアクションゲーム。ショット攻撃で敵を倒しながらステージを進み、最後に待ち受けるボス撃破を目指すというもの。


▲『魔神少女 エピソード2』

ステージセレクト機能による自由な攻略ルートの構築、ボス撃破と共に手に入る「テクニカルスキル」など、某蒼い英雄チックな作り。だが、「トレース」なるパワーを集めて「強化スロット」の能力を解禁する「インストール」などの特徴的な要素があり、遊び心地は異なる。続編では連続攻撃に制限をかける「キャパシティ」、必殺技「リベンジマジック」が追加され、戦術性が強化。周回要素も多く、長く遊び込める内容だ。

2作共に完成度は高いが、システムとバランスの洗練具合からエピソード2がおすすめ。またニンテンドー3DS、PlayStation Vita、最近では1作目に限り、Nintendo Switchの家庭用ゲーム機版もリリースされている。クリアに要する時間が短く、何度でも遊べるものをお求めなら必携の1本だ。なお3作目もあるが、2020年7月現時点でニンテンドー3DS版のみ。

※参考記事(1):可愛らしくも歯応え抜群なアクションゲーム『魔神少女』 奥深いやり込み要素にも挑戦だ!
※参考記事(2):万人におすすめなアクションゲーム『魔神少女エピソード2』 前作の魅力はそのままに、多彩なシステムを楽しめる

Cursed Castilla (Maldita Castilla EX)

どこからどう見ても”あの魔界アクションゲーム”な作品。悪魔の軍勢に襲われて滅亡したカスティーラ王国を舞台に、トロメラ王国の騎士ドン・ラミロとその部下たちが悪魔の討伐に向かうというストーリー。プレイ感覚は紛れもない”魔界のアレ”。全8チャプターの1本道構成で、最後に待ち構えるボスの撃破を目指す流れまで共通している。

しかし、手触りが軽快で制御が効きやすい操作性、パターン化された敵・トラップの配置など、ゲームバランスは別物。ステージ内に隠されたキーアイテムの発見、コンティニュー回数によってエンディングが分岐する要素もあり、一筋縄ではいかない内容になっている。パターン化された敵配置などからプレイする度に上達の快感が味わえるので、そのような遊び応えを求める人には打ってつけの逸品。

なお、国内では『マルディタカスティーラ-ドン・ラミロと呪われた大地-』の邦題でPlayStation 4ニンテンドー3DS、そしてNintendo Switchで配信中だ。(そちらは全て日本語対応)

※参考記事:“純血種”ながらも軽快操作な魔界アクションゲーム『マルディタカスティーラ』

☆サリーの法則

幸運の神様に愛された女の子サリーとその父親の物語を綴ったストーリーパズルアクション。サリーと父親の2人を交互に操作し、ステージを進めて物語を追っていく。

特徴は2人それぞれ異なるパート。サリーの場合は自走する彼女をジャンプさせ、障害物を乗り越えていく、いわゆる「ラン&ジャンプ」系のアクションゲーム。対し、父親は下で動くサリーが障害物に衝突しないよう、左右に移動して仕掛けを解除するパズルアクションゲームになっている。操作もルールも大変シンプルだが、娘を見守る父親をアクションゲームの形を通して描いたゲームデザインが秀逸。物語も実際に娘を持つ父親ほど涙腺を刺激する内容で、幼少期の思い出と成長によるすれ違い、そして久しぶりの再会が丁寧に描かれる。難易度も低めで、気軽に遊ぶのにも適した1本。アクションゲームとストーリーを巧みに融合させた良作だ。

なお、Android版Nintendo Switch版もある。Nintendo Switch版は6月21日から7月17日まで、父の日セールと題して41%割引の税込880円で販売中。追加要素もあるので要チェック。

☆Steel Sword Story

奸臣の裏切りで滅亡の危機に瀕した王国を救うため、国を追放された剣士が粗末な鉄の剣片手に危機に立ちむかうダークファンタジーアクションゲーム。『アクションゲームツクールMV』製で、『1001Spikes』で知られる「ハチビッツファナティクス」が制作。

剣による斬撃、緊急回避のローリングを駆使して迫りくる敵を撃退し、ボスの討伐を目指すステージクリア型の王道を行く内容。だが、宝箱からアイテムを回収することによる装備品強化、「ジェム」なるお金を集め、新たなアクションを解禁するアップグレード要素が存在。さらに一度クリアしたステージへはいつでも自由に戻れ、ジェム集めに興じる稼ぎプレイもできたりと、RPGライクな攻略法を実践できる特徴的な作りになっている。

難易度も高めだが、気軽に遊びたいプレイヤー向けの低難易度も用意。制限付きの回復手段、凶悪なボスなど、巷で流行りの高難易度アクションRPGの味わいを持つ1本。短めだが、骨太な作品をお求めの人にはイチオシ。

なお、本作の制作に用いられた『アクションゲームツクールMV』もサマーセールの対象で、50%割引の税込5,390円で販売中だ。

CometStriker

アクションゲームでもあり、シューティングゲームでもある作品。惑星を食い荒らす邪悪な宇宙ステーションを破壊するため、そのカギとなる古代のパワーコアを求め、凶悪な敵とトラップが待ち受ける惑星(ステージ)に挑むというストーリー。

ボタンに応じて前後に発射できるショット、360度自由に動き回れる軽快な操作感が特徴。複数のフロアを突破しながら進めていくステージの構造も面白く、分岐もあるので一筋縄ではいかない歯応えがある。また、弾幕が襲い来るシーンが多々あるものの、発動中数秒間無敵になれるダッシュがあるため、割と簡単に回避可能なのも痛快。

本編以外にも自動生成されたステージの攻略に挑むモード、攻撃方法の異なるキャラクターなど、豊富なやり込み要素が揃っている。アクションもシューティングも楽しみたい人には打ってつけの1本。特に接近戦主体で戦う「忍者」のアクションは必見だ。

ちなみに忍者でストライカーと言えば『Ninja Striker!』。こちらは今回のサマーセールでは対象外だが、税込410円と大変お買い得。

本作と一緒に買っても1000円を切るので、ストライカー繋がりで買うのも一興だ。

※参考記事:妖怪を斬り倒して宙を舞い、ステージを突っ切れ!スタイリッシュ爽快忍者アクション『Ninja Striker!』

Xenogunner

ボスバトル主体のアクションシューティングゲーム。当もぐらゲームスでも以前紹介したフリーゲームだが、2020年4月2日、多数の追加要素を加えたパワーアップ兼有料版がSteamでリリースされた。ストーリーはフリーゲーム版同様、暴君ゼノガンナーを倒し、奪われた王座を奪還するため、主人公ゼタ・リークが熾烈な戦いに挑むというもの。

ゲームの魅力も変わらない。道中短め、ボス戦に比重を置いたステージ構成を持ち味としている。ボス戦では「ワープダッシュ」なる、攻撃を潜り抜けるアクションを活用し、相手にありったけの弾丸を叩き込むのが基本。また、フリーゲーム版はキーボード+マウス操作のみだったが、こちらはゲームパッドに完全対応。メガドライブへのオマージュを込めたグラフィック、音楽も新種を交えて健在。そのほか、女性の新キャラクター「デルタ」を操作する専用ストーリーも加わり、ボリュームも拡張されている。


▲新キャラ「デルタ」と新ステージ。

リリース間もない新作だが、今回のセールでは75%割引と大きく引き下げられている。
手応えのあるアクション、走りながら銃をぶっ放す「ラン&ガン」が好きならぜひ。

※参考記事:ハイテンポ・ボスバトルアクション『Xenogunner』ワープダッシュで攻撃をかいくぐり、敵を撃て!

Infinite Beyond the Mind

世界征服を目論む悪の女王エバンジェリン・ブラマンとその一族を打倒するため、2人の少女ターニャとオルガが単身立ち向かうアクションゲーム。走りながら斬撃で斬り倒しまくる「ラン&スラッシュ」と称せる爽快、かつ豪快なアクションが特徴。最初から2段ジャンプ、壁蹴り、さらに数秒間無敵が発生するダッシュが使える機動性の高さも売りになっている。

また、ブラマンの一族(大ボス)を倒すと攻撃手段が増え、戦術の幅が広がっていくアップグレード要素も搭載。ステージもアーケードスタイルの1本道構成ながら数にして16と膨大。場所によってはシューティングステージもあったりと、プレイヤーを退屈させない工夫が凝らされている。

2020年5月7日にリリースされて間もない新作で、国内ではSteam以外にXbox One版がMicrosoft Storeでも購入可能だ(※こちらも日本語非対応)。PlayStation 4、Nintendo Switch版もあるが、どちらも国内未発売のためあしからず。

まだまだある、ステージクリア型アクションの注目作

以上、10+1本、そしてセール対象外の1本を含めた全12本をピックアップしてみた。

まだまだ紹介したいタイトルはある。先ほどの『Grapple Force Rena』の販売を担当しているGalxy Trail制作の『フリーダムプラネット』(※参考記事)、かつて「ラン&ガン特集」で取り上げた『Cuphead』、『Bleed』シリーズ2作、『ケロブラスター』、『Blazing Chrome』も、広義的にはステージクリア型のアクションゲームで、どれもセール中だ。

1発アウトのスリルを味わいたいなら『LightFall』(※参考記事)、

そして昨年、日本語翻訳が一新されるアップデートが実施された『Celeste』もおススメだ。(※参考記事

インディーに限らず、Steamでは他にもステージクリア型アクションゲームでセールになっているタイトルは沢山ある。探索型、ローグライク(ローグライト)系の影に隠れがちだが、ステージクリア型は何よりも一直線に進めばいい分かりやすさ、パターンが決まっているがゆえの上達のしやすさ大きな強みである。その魅力を改めて今回、セールになっているタイトルで再確認してみてはいかがだろうか。

日曜朝アニメ風アクション 『ココロクローバー パート1』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

横スクロールアクションゲーム『ココロクローバー パート1』リリース

kokoro-clover-part1-1 kokoro-clover-part1-2 kokoro-clover-part1-3

ひこてる氏は7月4日、横スクロールアクションゲーム『ココロクローバー パート1』をSteamにてリリースした。

「カジュアルに遊べる」「日曜日の朝アニメ」をテーマとした作品。仲間の精霊たちの力を借りることで変身できる精霊使いの少女「トレフィ」が主人公で、ドットで描き込まれた可愛らしいグラフィックや、アニメのOP風のOPムービー、ストーリーパートでの画面左上の時刻表示など、雰囲気の再現に注力した作りとなっている。

ゲームとしては変身による攻撃属性の変更や、精霊を召喚して攻撃や回復などの支援をしてもらう要素が特徴。トレフィの旅立ちを描くアニメ1話分をイメージしたストーリーモードと、EXステージやボスラッシュを遊べるチャレンジモードが収録されている。公称プレイ時間は40分~1時間。

2DアクションRPG『CrossCode』コンシューマ版リリース

crosscode-console-1 crosscode-console-2

DANGEN Entertainmentは7月9日、Radical Fish Games開発の2DアクションRPG『CrossCode』のPS4版Nintendo Switch版Xbox One版をリリースした。

遠い未来の仮想世界が舞台のSF作品で、スーパーファミコン風のグラフィックやハイスピードなアクション、パズル要素のあるダンジョンなどが特徴。PC版は2018年にリリースされている。

なおDANGEN Entertainmentによると、コンシューマ版において、移植の過程で起きた日本語表示のエラーが発見されたとのこと。9日現在、できるだけ早急に解決するためエラーの修正に取り組んでいるという。

RPGツクールMV向けマップ集「サンプルマッププラスー遺跡探索編ー」公開

sample-map-plus-ruins

花姫パパ氏は7月4日、「RPGツクールMV」向けマップ集「サンプルマッププラスー遺跡探索編ー」を公開した。

同氏は「RPGツクールMV」のサンプルマップの作成を担当しており、これに対する非公式の追加サンプルマップという位置付けで、個人のサイトで「サンプルマッププラス」を公開している。「遺跡探索編」はその第3弾で、遺跡に特化したマップ23点を収録。さらに、ダンジョン内で使えそうなギミックの作り方のサンプルをあわせて収録している。

使用条件は​RPGツクールMVのユーザー登録をしていること、および所定の表記をスタッフロールまたはクレジット等に表示すること。マップはプロジェクトファイルとしてダウンロード可能なほか、RPGアツマールにて実際にプレイすることも可能

ノベルゲームエンジン「SKYNovel」ふりーむ!ブラウザ版用ZIPファイル生成機能追加

ノベルゲームエンジン「SKYNovel」の拡張機能が更新され、ふりーむ!でブラウザゲームとして公開するためのZIPファイルを生成する機能が追加された。

「SKYNovel」は、WebGL(PixiJS v4)を基幹技術としたノベルゲームエンジン。デスクトップ、スマートフォン、ブラウザと、HTML5+JavaScriptが動作するさまざまな環境に対応するマルチプラットフォームで、対応する環境であればWebGLによりGPUで描画するため高速動作が可能。スクリプトはKAG3系を採用している。MITライセンスによるオープンソース。

今回追加された機能を利用すると、ボタン一発でふりーむ!に投稿できるZIPファイルを生成可能。実際に本機能で生成したファイルを用いて投稿されたサンプルゲームも公開されている。


RPG『巡り廻る。』バージョン2正式公開、動的伝奇ビジュアルノベル『キョンシー×タオシー』Steam配信開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

RPG『巡り廻る。』バージョン2正式公開

megurimeguru-ver2-1 megurimeguru-ver2-2

耕氏(ゲ製うんかん。)は7月14日、RPG『巡り廻る。』のバージョン2.01を公開した。バージョン2系統としては初の正式版となる。

『巡り廻る。』は、2011年にリリースされたフリーゲームのRPG。鍛冶や農業などの生活系スキルも用意されており、メインシナリオを追う以外にも行商やクエストでお金を稼いだりと、ゲームを自由に進められる。主人公は種族などを選んでキャラメイクでき、仲間になるキャラクターも多数存在する。敵・味方ともに9マスのフィールド上で戦う、位置取りの要素がある戦闘も特徴。

バージョン2では、新要素として「エターナルモード」が追加。ある程度本編を遊んだ人向けのモードで、本編のメインストーリーなし、キャラクター同士の結婚で子供ができ、子供がいる状態でキャラクターが死ぬと自動で引き継がれるといった内容となっている。

動的伝奇ビジュアルノベル『キョンシー×タオシー』Steam配信開始

kyontao-steam-1 kyontao-steam-2

サークル電動伝奇堂の動的伝奇ビジュアルノベル『キョンシー×タオシー』のSteamでの無料配信が開始された。連作として制作中の作品で、サークルの公式サイトでは現在三章までが無料で公開されている。Steam版は英語翻訳も追加されており、二章まで収録。三章がDLCとして今夏リリース予定。

導士の少女リンリンと彼女に偶然救われ弟子となった元殺し屋のルアンが、不死の秘薬を巡って妖怪や犯罪組織などと闘いを繰り広げていく冒険活劇。アニメのような動的演出とメインキャラクターフルボイスが大きな特徴となっている。

ダンジョンRPG『東方の迷宮 -幻想郷と天貫の大樹-』リリース

touhou-meikyu-1 touhou-meikyu-2

株式会社Phoenixxは7月16日、偽英国紳士団/CUBETYPE開発のダンジョンRPG『東方の迷宮 -幻想郷と天貫の大樹-』をPS4/Nitendo Switch向けに配信開始した。

東方Projectの二次創作作品で、PCでリリースされた『東方の迷宮2』とその追加ディスクの内容を1つにまとめ、キャラクターイラストのリファインや遊びやすさの調整を施したもの。50以上登場するプレイアブルキャラクターから12人パーティを結成し、数十もの階層を誇る「大樹」や無限に続くランダムダンジョンを攻略していく長編作品となっている。

「デジゲー博2020」開催要項発表、サークル参加受付開始

デジゲー博準備会は7月11日、同人・インディーゲームの展示・即売イベント「デジゲー博2020」の開催要項を発表。併せてサークル参加受付を開始した。

例年11月頃に秋葉原UDXで開催されているイベントだが、今年はCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大防止のため、募集スペースを減らして1スペースを広く取るなど、サークル参加要項が大幅に変更されている。参加申し込みの締切は8月31日。

3DオープンワールドアクションRPG『虚無と物質の彼女』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は7件です。

3DオープンワールドアクションRPG『虚無と物質の彼女』体験版公開

kyomu-trial-1
kyomu-trial-2
kyomu-trial-3

Hojo Gamesは7月23日、3DオープンワールドアクションRPG『虚無と物質の彼女』の体験版を公開した。プレイ時間は20~30分程度。

リアルな3Dグラフィックで描かれた現代日本を舞台に、特殊な力を持つ高校生達が戦う作品。ストーリーはフルボイスのカットシーンで展開する。体験版では冒頭のカットシーンや街の散策、戦闘を体験可能。自転車を「召喚」しての高速移動も行える。

なお本作は2018年に体験版が公開されたが(関連記事)、その後オープンワールド化など大幅なリニューアルが施され、今回あらためて体験版公開となった。リリースは2020年末~2021年初頭目処とのこと。

RPG『アリアの創造』1章公開

aria-chap1-1
aria-chap1-2

kainushi氏は7月18日、RPG『アリアの創造』1章をRPGアツマールにてブラウザゲームとして公開した。

「行動権」を消費してさまざまなイベントをこなしていくフィールド探索や、ヘイト管理の要素のある戦闘が特徴。同氏の作品の共通の要素として、スキルの習得や能力値の変動、特殊効果の付与などさまざまな効果を持つ「カード」の装備による自由度の高いキャラクターカスタマイズもポイントとなっている。

なお本作は、同氏の過去作『創造の切り札』の派生作品だが、そちらをプレイしていなくても十分楽しめるとのこと。

ノベルゲーム『さよならMr.スティーラー』前編公開

goodby-mr-1 goodby-mr-2

Home Security Companyは7月18日、ノベルゲーム『さよならMr.スティーラー』前編を公開した。

過去作『Colors/Forest』『春へと続く丘』などと世界観を共有し、2014年を起点とする「異変」により変質した世界を複数の時代や場所で描く作品群の一作。本作では「奈落」と呼ばれる犯罪都市での出来事を、さまざまな視点による多数のエピソードの連なりで描いていく。前編では104話のうち54話を読むことが可能。

「Google Play Indie Games Festival 2020」最終審査結果発表

Googleは、同社が主催するインディーゲームのコンテスト「Google Play Indie Games Festival 2020」の最終審査結果を発表した。

同コンテストはGoogle Playで2019年5月7日以降に公開されたゲーム、および3月2日までにオープンベータ版として公開されたゲームを対象に募集が行われ、Google関係者がトップ20を選定。4月25日にファイナルイベントが予定されていたが中止となり、20作品のデベロッパーと審査員によるオンラインでの選考会が行われ、トップ3、トップ10、特別賞が決められた。

トップ3に選ばれたのは、シューティングゲーム『GIGAFALL-ギガフォール-』、アクションゲーム『メットボーイ!』、アドベンチャーゲーム『忘れないで、おとなになっても。』。またトップ10には、ランゲーム『グミシューター』(紹介記事)などが選ばれている。

ノベルゲームエンジン「Light.vn」バージョン10.0.0公開

light-vn-100

ノベルゲームエンジン「Light.vn(ライト・ヴィエン)」のバージョン10.0.0が公開された。

ビジュアルノベル系作品の制作に適したスクリプト型のゲームエンジン。専用エディターが用意されており、エディター上でのリアルタイムプレビュー機能が大きな特徴となっている(紹介記事)。

バージョン10.0.0ではエディターを刷新。スクリプトや変数の状態、ログを閲覧する機能などが追加された。また、3Dカメラ対応、64bit対応、サンプルプロジェクトへのCG・回想モード追加といった改良が施されている。

「ゲーム開発者の地図 ~20年の個人開発から学んだこと~」紙書籍版発売

SmokingWOLF氏(SilverSecond)は、ゲーム開発書籍「ゲーム開発者の地図 ~20年の個人開発から学んだこと~」の紙書籍版を発売した。

「ゲーム開発者の地図 ~20年の個人開発から学んだこと~」は、2017年にKindleで電子版が発売された書籍。『シルフェイド』シリーズや強制横スクロールRPG『片道勇者』、RPG制作ツール「WOLF RPGエディター」などの作者として知られるSmokingWOLF氏が、20年にわたる個人開発の経験から学んだゲームを開発する際の意図や考え方、効果的だと考えている手段の数々について記したものとなっている(関連記事)。

紙書籍版はフルカラー版(3,200円・税込)とモノクロ版(2,000円・税込)が用意されている。なお、Kindle版は1,080円(税込)。

DLsite、サマーセール開始

DLsiteは7月22日、一部フロアで先行実施していたサマーセールを全フロアにて開始した。対象コンテンツが最大90% OFFとなる。期間は9月23日14時まで。

なお、もぐらゲームスで紹介・レビュー記事を掲載した作品のうち、サマーセールの割引対象となっているのを確認できた作品は以下の通り。

アスクギア

アスクギア(稲穂スタジオ)
遺跡の中に眠る少女と出逢いから始まる物語。市販RPG並みの大ボリュームの王道&激熱のド直球RPG!

記事:JRPGの王道ここにあり!コンシューマ級の遊び応えと練り込まれたプレイアビリティを誇る長編大作『アスクギア』

ROCKETRON(ASTRO PORT)
ブースト飛行が可能なロケット銃で大要塞を高速探索! ロケットパワーが上がるたびに行動範囲が広がるアクションシューティング

記事:探索型”ラン&ガン”アクション『ROCKETRON』 銃火器とブースターを駆使して敵を撃て!

FATAL TWELVE

FATAL TWELVE(あいうえおカンパニー)
十二人の中で、再び生きることができるのはたった一人だけ。これは、死から始まる命の物語――フルボイスでおくるサスペンス・ビジュアルノベル。

記事:もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2018年おすすめフリゲ・インディゲーム15選

TinyWar

TinyWar(るてんのお部屋)
8bit風のRTS(リアルタイムストラテジー)です。1ステージ数分で攻略でき、サクサクと進められます。どんどんクリアして、特殊能力をゲットして、戦いを有利に進めて下さい。

記事:『TinyWar high-speed』 むらがる8ビットのユニットが楽しい短期決戦型RTS

クトゥルフ神話RPG 瘴気の海に眠る少女

クトゥルフ神話RPG 瘴気の海に眠る少女(AlchemyBlue)
クトゥルフ神話のレトロゲーム風ホラーRPG 第1弾! 主人公はあなた! 名前、能力値、スキルを決め、仲間と共に館の謎を解き明かせ!

記事:クトゥルフなフリーゲーム・インディゲームおすすめ5選。名状しがたい恐怖を堪能しよう

魔神女子

魔神女子(こねくろいど)
巨大女子(山田院花子)を操り、宇宙魔神の侵略から地球を守る!!

記事:カオスを超えた2Dアクション『魔神女子』 敵の残骸を食べて“女子力”アップ、オシャレコーデに謎クイズ

マジックポーション・エクスプローラー

マジックポーション・エクスプローラー(ARTIFACTS)
「薬の素材を簡単に調達できるようになりたいのかえ?」――薬屋の地下に突然ダンジョンが!? 店を無断改造された文句を言うため、店主のパステルは地下深くへと探索を開始しました。

記事:クッキークリッカーライクな自動探索型RPG『マジックポーション・エクスプローラー』。はた迷惑なダンジョンを薬の力(?)で踏破せよ!

また、昨今数多くのシミュレーションRPGで採用されている定番のシミュレーションRPG制作ツール「SRPG Studio」が通常6,050円(税込)のところ50% OFFの3,025円(税込)となっている。

SRPG Studio(サファイアソフト)
シミュレーションRPG作成ソフトがついに登場!

3Dアクションアドベンチャー『時の痕 Trace Of Time』早期アクセス開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2件です。

3Dアクションアドベンチャーゲーム『時の痕 Trace Of Time』早期アクセス開始

trace-of-time-ea-1
trace-of-time-ea-2
trace-of-time-ea-3

3Dアクションアドベンチャーゲーム『時の痕 Trace Of Time』の早期アクセスがSteamにて7月24日に開始された。

日本のアニメ風のグラフィックや、スピーディでスタイリッシュなアクションが特徴。離れた場所から分身した「影」が敵に斬り込むような攻撃や、「幻影兵器」を飛ばす遠隔攻撃など、多彩な攻撃手段が用意されている。独自の世界観に凝ったライトノベル的なケレン味のあるシナリオも見どころ。

早期アクセス版では第一章をプレイ可能。早期アクセスの期間は10~12カ月の予定とのこと。

イラスト素材集「混沌魔人録」ダウンロード販売開始

マゼラン氏のイラスト素材集「混沌魔人録」のダウンロード販売が開始された。DLsiteおよびBOOTHにて購入できる。

切り裂きジャック、ラスプーチン、信長など、歴史上の人物をモチーフとしたイラストを収録。RPGツクールVXおよびMVのモンスターグラフィック規格に合わせた画像も用意されている。

イラスト素材集-混沌魔人録-(暗黒セクト)
歴史上の人物をモチーフにした怪人・クリーチャーのイラスト素材集です。背景透過PNGとレイヤー未統合PSDファイルあります。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

ADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』スマホ版発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』スマートフォン版発売

senri-no-kifu-sp-1
senri-no-kifu-sp-2
senri-no-kifu-sp-3

ケムコは8月5日、アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のスマートフォン版の配信を開始した(Android / iOS)。8月19日まで配信記念セールとして15% OFFで購入可能。PC/PS4/Nintendo Switch版も2月より発売中で、PS4版とNintendo Switch版も15% OFFセールが実施されている(セール期間はスマートフォン版とは異なる)。

『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開していたアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けていたとある秘密を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。

リメイク版である『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加。サブシナリオなども追加される。

さらに音楽が一新され、楽曲は『逆転裁判』シリーズの一部や『グランディア』の作曲などで知られる岩垂徳行氏による全曲書ろし。また、高橋九段のほかに実在の棋士として、加藤一二三九段、香川愛生女流三段(副監修も担当)、糸谷哲郎八段、高見泰地七段、山口恵梨子女流二段、高橋和女流三段が作中に登場する。

なお、スマートフォン版の発売記念キャンペーンとして、加藤一二三九段のサイン入りのパッケージ版がPS4版・Nintendo Switch版各1本ずつプレゼントされるキャンペーンが実施されている。また、岩垂徳行氏よりスマートフォン版の発売を祝して、作中の対局シーンで流れる楽曲「決戦の火蓋」「果敢なる勝負手」のスペシャルバージョンのメドレー動画が公開されている。

「HSPプログラムコンテスト2020」開催

HSPプログラムコンテスト実行委員会は1日、プログラミング言語HSP(Hot Soup Processor)により作られた作品を募集し、表彰するイベント「HSPプログラムコンテスト2020」の作品募集を開始した。「HSPプログラムコンテスト」は2003年から毎年開催されているイベントで、今年で18年目となる。募集期間は8月1日から10月31日まで。
応募可能な作品は、2020年1月1日以降に発表されたHSP製のプログラム。募集期間後には一次審査や最終選考が行われ、12月1日に受賞作品が発表される予定。入賞者への賞品のほか参加賞も用意されている。応募されたゲームやツールなどの作品はコンテストのページに順次掲載されており、ダウンロードしてプレイ・利用することが可能。

格闘ゲーム『グーニャファイター』100円サマーセール開催

株式会社MUTANは8月6日、Nintendo Switch向け格闘ゲーム『グーニャファイター』の「100円サマーセール」を開始した。本作の全世界での累計販売本数が15万本を突破したことを記念したもので、期間は9月1日まで。セール中は通常価格2,750円(税込)のところ96% OFFの100円(税込)で購入可能。

ぐにゃぐにゃした動きですぐ倒れたり吹き飛ぶキャラクターが独特のプレイ感を醸し出す作品。ローカル・オンラインで4人までの対戦ができ、全90個に及ぶ多彩なギミックを備えたステージも特徴となっている。

なお、本作のアーケード版が株式会社セガのアーケードゲーム用コンテンツ配信サービス「ALL.Net P-ras MULTI バージョン3」にて稼働予定とのこと。ロケテストを経て9月上旬から本格稼働が予定されている。

アクションゲーム『ニュー・スーパーフックガール』RTAイベントに採用

スタジオフックショットは、横スクロールアクションゲーム『ニュー・スーパーフックガール』が、オンラインRTAイベント「RTA in Japan Online 2020」に採用されたことを発表した。

RTAの対象はExtraモードで、8月16日の0時12分から開始予定。Twitchで配信が行われ、解説として本作ディレクターのクスト氏が音声出演する予定とのこと。

「RPGツクールMZ」サンプルゲーム公開

ゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」のサンプルゲームが8月6日に公開された。

「RPGツクールMZ」は、「RPGツクール」シリーズのPC向け次期製品で、戦闘システムにATBのような「タイムプログレス戦闘」を追加、スマートフォン向けタッチUIの追加といったゲーム体験の向上、およびアニメーションエディターの刷新、イベントコマンドの強化・拡張、キャラクタージェネレーターの強化といった機能改良・追加が施されている(関連記事)。8月20日発売予定で、現在さまざまな特典のある予約購入も受付中。

サンプルゲームは6作品で、新しい要素やユーザーインターフェイスを体験可能。また同日、プラグイン開発者向けの「プラグイン講座」も公開された。

現行の家庭用ゲーム機への集結を果たす、歯応え抜群の遺跡探検考古学アクションADV『LA-MULANA』シリーズ

$
0
0

2020年8月6日(木)より、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One向けに遺跡探検考古学アクションアドベンチャーゲーム『LA-MULANA(ラ・ムラーナ)』のダウンロード版が配信開始となった。合わせてNintendo Switch向けに、続編の『LA-MULANA 2(ラ・ムラーナ2)』をセットにした『LA-MULANA 1&2(ラ・ムラーナ 1&2)』も発売。それぞれのゲーム本体に加えて、64ページにおよぶ公式攻略本、6枚組のサウンドトラックCDをスペシャルボックスにまとめた豪華な内容になっている。

インディーゲーム開発チーム「NIGORO(ニゴロ)」が制作した本作は、1987年にコナミ(現:KONAMI)より発売されたMSX用探索型アクションゲーム『魔城伝説II ガリウスの迷宮』を独自に解釈・発展させた作品。

▲参考映像:魔城伝説II ガリウスの迷宮

MSXのオマージュ作品を輩出していた”ならむら”こと楢村匠氏が結成したNIGOROの前身であるゲーム制作グループ「GR3 PROJECT」より、2006年にフリーゲームとして公開された。

公開後、大きな反響を呼んだ本作は、2011年にWiiウェア用ソフトとしてフルリメイク兼家庭用ゲーム機移植版がリリース。翌2012年には、株式会社アクティブゲーミングメディアが運営する「PLAYISM」にてWindows PC版の販売が開始。2013年にはPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」への進出も果たした。

Steam進出は、当時行われていたユーザー投票制度「Steam GreenLight」の通過によるもので、日本生まれのインディーゲームとしては初の成功例として歴史に名を刻んだ。なお、同年にはPlayStaiton Vita向けに追加要素を加えた『LA-MULANA EX』がダウンロードソフトとしてリリースされている。

さらに2013年から2014年にかけ、続編『LA-MULANA 2(ラ・ムラーナ2)』の制作、並びにKickstarterキャンペーンの実施を発表。最終的に26万6670ドルの資金を獲得する成功を収め、キャンペーン終了から約4年半後の2018年にPC版が先行リリースされた。2019年にはNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox Oneの現行ゲーム機での配信も開始されている。(※PlayStation 4、Nintendo Switchはパッケージ版も発売)

そしてこの度、前作も現行ゲーム機で登場し、シリーズが全集結する形になった。

巨大な遺跡を舞台に繰り広げられる、生死をかけた一大探索劇

改めて『LA-MULANA』というゲームの紹介を。公称は”遺跡探検考古学アクションアドベンチャーゲーム”となっているが、平たく言うと、横スクロールの探索型アクションゲーム。迷路のように入り組んだ広大なフィールドを駆け巡りながら、謎を解いたり、敵と戦ったりしながら最奥を目指すというものだ。

シリーズ2作のストーリー、システムなどの概略は以下、個別に。

LA-MULANA

考古学者で大学で教鞭を振るうルエミーザ・小杉博士の元に父親、ショーン・小杉より全ての文明発祥の地とされる「ラ・ムラーナ遺跡」を見つけたと書かれた手紙が届く。父親とはいつもどちらが優れた発掘をできるかで競ってきた彼は、今回も負ける訳にはいかないと奮起し、急ぎ荷物をまとめて遺跡へと向かう。
目指すは最深部に眠ると言われる全文明の発祥たる力の源「生命の秘宝」。

基本内容は先述の通り。少し突っ込んで解説すると、10以上に及ぶ「エリア」を巡りながら、「ガーディアン」と呼ばれる大ボス8体を討伐していく。彼らと対峙するには「アンク」と呼ばれる墓を出現させ、その封印を解く宝石「アンクジュエル」をかざさねばならない。これらを発見するため、探索と謎解きを並行して行っていくのが主な流れとなる。

標準装備のメインウェポンと有限式のサブウェポン、敵を倒すと落とす「ソウル」を満タンまで溜めると実施される体力全回復、サブウェポンの補充などが行える店など、システム周りはオマージュ元のガリウスの迷宮を踏襲し、独自のアレンジを施したものになっている。また、主人公ルエミーザは冒険家専用ノートパソコン「MobileSuperX」を所持しており、これに様々なソフトをインストールすると、メニュー画面に便利な機能が追加されていくユニークな要素がある。ソフトの組み合わせによっては、武器の威力を上げるなどの特殊な効果が発生したりも。

また、MSX風のゲームを意識して、フィールドは1画面内に収まった複数の部屋(フロア)で構成。あの当時のゲームを現代にそのまま蘇らせたらこうなる、という”もしも”を具現化するコンセプトに基づき設計されている。

LA-MULANA 2

「ラ・ムラーナ遺跡」の全貌が明かされてから5年後。付近の村では観光地化が進んでいた。だが、遺跡のいずこから再びモンスターが現れ始める。村長ゼレプドは遺跡を調査したルエミーザ・小杉、ショーン・小杉の考古学者親子に依頼を出すが、代わりにやってきたのは娘のルミッサ・小杉。考古学者として華々しくデビューする闘志を燃やす彼女は、崩壊した遺跡の奥へと向かう。そこにあったのは、ラ・ムラーナの裏の顔こと「イグ・ラーナ遺跡」だった……。

基本は前作を踏襲しつつ、遊びやすさを向上させるための改良が施されている。

特に象徴的なものがアクション。新たにしゃがみとしゃがみ移動が追加された。また、ジャンプ後の方向キーによる微調整が効くようになり、飛んでから後方へと回るなどの大胆な行動もできるようになっている。高速ダッシュなど、装備系アイテム獲得で可能になるアクションにも新種が追加。また、前作では「ヘルメスの靴」と呼ばれるアイテムを手に入れることで歩行速度が上昇したが、本作では廃止され、最初から早い設定に変更されている。

機能面でも新たに中ボスの「ルームガーター」、「ガーディアン」の体力が可視化されて表示されるように(※要:専用アイテム)。後者は戦闘敗北後も最後にセーブ、或いはクイックセーブした場所(※聖杯石碑)からではなく、アンクのあるフロアから再開する仕組みに改められ、手間が大幅に省かれている。(※ちなみに今回の『LA-MULANA 1&2』および現行家庭用ゲーム機版で、前作も同じ仕様に刷新された。)

細かい部分でもゲーム開始時の導入部がチュートリアルを兼ねた構成に刷新。前作では入手にひと手間かかったエリア間のワープ移動アイテム「聖杯」が早々、かつ簡単に入手できるようになっている。
マップにも縦横に長いフィールドが新たに追加。グラフィックも解像度が高くなったのに加えて、今のドット絵で描かれたゲームらしく、光の表現を始めとするエフェクト周りが大幅に強化された仕上がりになっている。

また、後発の家庭用ゲーム機版には著名なインディーゲームのキャラクターたちがショップ店員として友情出演。UNDERTALE』、『VA-11 Hall-A』、『Owlboy』、『Momodora:月下のレクイエム』、『ファタモルガーナの館』、『Downwell』など、当もぐらゲームスにも紹介記事があるタイトルから意外なメンツが登場するので必見だ。

ちなみにPC版は著名なゲームのパロディキャラクターが中心。
こちらもこちらで、やりたい放題なキャスティングになっているので要チェック。

容赦なき洗礼の数々、それらを乗り越えた先に得られる圧倒的な達成感

以上、少し駆け足気味に紹介したが、この『LA-MULANA』最大の個性と言えば、アドベンチャー要素の強さだ。”遺跡探検考古学”の名に相応しく、フィールドには沢山の「石碑」が配置されており、そこに書かれたメッセージからヒントを得たり、時には他の石碑のメッセージと組み合わせ、答えを導き出して突破口を切り開く骨太な謎解きが多数登場し、プレイヤーの頭に働きかけてくる。


▲LA-MULANA 1

道筋が決まっていない自由な構成もそのひとつ。ゲーム開始間もない頃から複数のエリアへと軽々行けるなど、プレイヤーのスタイルによって攻略順序がぐるぐると変わる。また、色々行けてしまうがために大幅な出戻りが必要になったり、これまで通過したエリアの構造を思い出すことが求められたりする。

このこともあって、探索周りの難易度は極めて高い。しかも、いわゆる”騙し絵”こと、隠された通路や破壊可能な壁も多数存在。
今時の探索型アクションなら嫌われる仕掛けだが、本シリーズはガリウスの迷宮のような、あの当時のゲームを現代にそのまま蘇らせることをコンセプトにしている。なので、あるのは当然で、無い方が逆におかしいと言わんばかりに仕込まれているのだ。


▲LA-MULANA 1

そんな訳で、本作の難易度調整においては”挑戦状”の意味合いが強い。探索にせよ、敵との戦闘にせよ「解けるものならやってみろ!」と、プレイヤーに対して真っ向勝負を仕掛けてくるのだ。もてなす気持ちなど微塵もない。ダメならクリアを諦めても一向に構いません、挑む気力が無いなら立ち去れ!……と言わん勢いで振り切っている。

なんと非情な……と、思うかもしれないが、この一貫した姿勢が『LA-MULANA』というゲームを体験することによる印象を強烈なものにしている。何より、決してクリア不可能な難易度にはなっていないのがミソ。先ほど、攻略順序はプレイヤー次第と言及したが、裏を返せば進め方次第で必勝法(突破口)を増やせる。特にガーディアンとの戦闘はその成果が最も顕著に現れる箇所。普通に戦えば、まさに一進一退の攻防になるが、ここに至るまでにアクションを追加する新たな装備、サブウェポンを入手していれば流れが急変。場合によっては力押しすら可能になるのだ。


▲LA-MULANA 1

それにガーディアンとの戦闘はクリアを目指すなら必須条件だが、戦えるようになったら必ず戦わないとダメな訳ではない。そもそも、序盤から色んなエリアへ行けちゃう自由な構成だ。勝てないなら、後回しにしてしまってもいい。謎を解く方に集中しようと、気持ちを切り替えてプレイしてしまっても全然アリなのである。どんな風に進めていくかは本当にプレイヤー次第。そして、いざ切り替えてみたら、新たなエリアに繋がる道が発見されるなどの意外な進展へと繋がったりもする。

そんな具合に選択肢の幅が広い。広いからこそ、ベストな手段を追い求めて各エリアを巡り歩いては、謎を解き、アイテムを探し出すことに没頭してしまう面白さがあるのだ。その結果、プレイ時間が急激に膨れ上がっていた……ということも。


▲LA-MULANA 1

これこそが『LA-MULANA』最大の魅力。プレイヤーそれぞれに異なる遺跡探検、そして試練を体験させては、数多くの可能性を見せつけて釘付けにさせる、驚きの中毒性を秘めているのだ。まさに挑戦状ならではの遊び応え。
同時にインディーゲームの”強み”を問いかけている。


▲LA-MULANA 2

今や作品数も増え、大多数に支持される人気作品も増えたインディーゲームだが、その根底にあるものは”好きなように作れる”ことだろう。家庭用ゲーム機などの商業タイトルと違い、制作者のやりたいことを思うがままに表現できる。名作を露骨にオマージュしたものを作るのもいいし、何だったら異様な高難易度のものを作ってしまってもいい。同様のことはフリーゲームにも言えるが、必ずしも万人ウケを狙う必要はない。作者がやりたいことをストレートに追求してこそ、個性が際立って現れる。


▲LA-MULANA 2

『LA-MULANA』は、2作共にこの方針を貫き通しているのが惚れぼれする所だ。とことん、やりたいことをやっている。難易度もさることながら、要所ごとに仕掛けられた凶悪な罠、簡単に切り崩せてしまう攻略順序など、全てにやりたいからやっているの精神が込められている。特に罠は本当にハマった時のプレイヤーの反応を楽しみたいイタズラ心が込められていて、喰らう度に「チクショウ!」と叫びたくなる。『LA-MULANA 2』に関してはこの点がより強調されており、想定外の展開の数々に爆笑すらしてしまうほどだ。


▲LA-MULANA 2

そう言ったやりたいことの追求、楽しみながら仕掛けたことが随所に感じられるのも『LA-MULANA』の魅力だ。裏を返せば、クリアできて当たり前のゲームを求める人には合わないゲームだ。もてなす作りに慣れ親しんでいるほど、数々の理不尽に爆発しかねない。だが、先の通りに本作は”挑戦状”である。苦しめられて当たり前なのだ。


▲LA-MULANA 2

これを受け入れられるか、受け入れられないかが本作を楽しめるかの指標になる。”挑戦状”と言うなら、やったろうじゃないかと思うのなら、迷わずこの遺跡に足を踏み入れていただきたい。逆に厳しそうと思う人も、片鱗を確かめてみて欲しいところ。

先の通り、本作は総じて”もてなさない”。それゆえに襲い来る困難の数々が強烈に記憶に刻み込まれる。仮に心折れて諦めたとしても、余韻が残り続けるのだ。

最近、ゲームの遊びの部分において記憶に残ることがなくなったと感じている人なら、本作はきっと満足させてくれるだろう。オマージュ元の1980年代のゲームを懐かしむ人なら、確実に琴線を刺激するはずだ。

史上最大にして、最凶の探索型アクションここに極まれり

他にも平均50時間を超過する本編のボリューム、描き込みの深いドット絵、メロディアスな音楽と言った魅力がある。特に音楽は初代、続編共に耳に残る名曲揃い。また、各エリア、ガーディアンごとに固有の楽曲が設定されているなど、使い回しが皆無なのも見所だ。

サウンドトラックもSteamのほか、Bandcamp、iTunesなどでも販売中なので、お気に召したならぜひ。

最後に2作ごとの見所を紹介する。
また補足として、作品別の難点や気になる箇所も取り上げる。

『LA-MULANA』:本編以外にもお楽しみが満載

「ルームガーター」、「ガーディアン」との連戦に挑み、最速攻略を目指す「TIME ATTACK」、高難易度エリア「地獄聖堂」と言った本編とは直結しないお楽しみ要素が複数収録されている。一連の要素は最初のWiiウェア版にて、有料ダウンロードコンテンツとして販売されたが、後発のバージョンはあらかじめ収録されたものになっている。「TIME ATTACK」に関しては、本編が途中の進捗であってもプレイできるので、戦闘の練習がてら挑戦してみるのも一興。ただ、ガーディアンに関しては本編が途中ならネタばらしになってしまうので、楽しみを奪われたくないならばクリア後がおすすめである。

少し気になる箇所としては、仕掛けを動かしたり、扉を開ける際に用いる「錘」のアイテムを消費しやすいこと。特に扉は一度、解除しても再び閉ざされてしまうため、右往左往していると余計消費する結果に繋がる。幸い、補充はそこまで難しくないのだが、扉に関しては開けたらそのまま維持されるようにして欲しく感じてしまった。
また、各フロアには落とし穴、崩れる足場などの突発的な罠があるのだが、見分けが付かない感じに溶け込んでしまっているのは若干やり過ぎの感も。なお、続編では見分けが付くように改善されている。本作は違うので、念のためご注意いただきたい。

『LA-MULANA 2』:より豪華になった演出

ゲーム起動間もないオープニング、「イグ・ラーナ遺跡」突入後のイベントデモなど、演出が豪華なものへ進歩している。拠点の村、遺跡内で出会う人たちとの会話シーンにも専用の立ち絵グラフィックが表示。いずれも細かい所に動きが付けられていたりと凝った仕上がりになっている。光の表現にこだわったエフェクト全般も見所。特にガーディアン戦はその真価が発揮された仕上がり。

撃破時の”決まった”と確かな手応えを表現した演出にはグッとくるはずだ。

ゲーム絡みでは前作のようなお楽しみ要素は無いが、敵や登場キャラクターのデータを閲覧できる「図鑑」なる収集系のやり込み要素が備わっている。物量的にも多く、解説テキストも愉快なものに仕上がっているので必見だ。また、探索の過程を辿る度に敵の数が増えるなど、進行に応じた難易度の変化が表現されているのも見所。終盤になると特定エリアの雰囲気、音楽まで一変する、大胆な仕掛けも用意されているので、頑張って辿り着いてみて欲しい。

気になる箇所としてはロード時間が長くなったこと。前作の秒単位で切り替わるテンポの良さを経験しているとその差は歴然。特に家庭用ゲーム機版はNintendo Switchが不安定で、ジャンプしたり、攻撃した瞬間に時折、数秒止まることがある。PC版はスペックに準じてその辺を制御できるので(グラフィックのクオリティも設定できる)、もし快適に遊びたいならそちらか、PlayStation 4、Xbox One版がいいかもしれない。

また、謎解きでは「マントラ」と呼ばれる呪文を唱えるネタに頼りすぎなところも。呪文を切り替える度にメニューを表示し、設定し直す手間が生じるので、もう少し自重してよかったように感じる。特にアクションゲームを求める人ほど、この点は不満に感じるかもしれない。他に前作以上に増えた即ゲームオーバーに繋がる罠の数々だが、笑える部分もあるので好みによる感じだ。

……以上となる。

締めに改めてお伝えするが、本作は非常に難易度の高い探索型アクションゲームだ。人を選ぶ。だが、時間を忘れて夢中になってしまう中毒性と気持ちよさすら感じる達成感などの相応の魅力もある。あの当時……1980年代のゲームを今に蘇らせたなりの手ごわさも、良くも悪くも強烈な印象を残す。骨太な探索型アクション、そして自らのゲームスキルを底上げすることをお求めなら、ぜひこの難攻不落な巨大遺跡へと足を踏み入れていただきたい。ジャンルに限らず、ゲームに刺激を求める人にもおすすめ。

汝の全力を駆使して、道を切り開け。

[基本情報]
タイトル:『LA-MULANA(ラ・ムラーナ)』
作者:NIGORO(※販売:PLAYISM)
クリア時間:50~60時間
対応OS:PC(Windows、Mac、Linux)、PlayStaiton Vita、PlayStaiton 4、Xbox One、Nintendo Switch
価格:¥1,480、¥1,234(PLAYISM)、¥1,650(LA-MULANA EX)
CERO:B(12歳以上対象)
公式サイト:https://la-mulana.com/jp/l1/

購入はこちら
※PC(Steam)

※PC(PLAYISM)
https://playism.com/ja/product/la-mulana

※PlayStation Vita(LA-MULANA EX)
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0060-PCSG00484_00-LAMULANAEX000000

※PlayStaiton 4
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0122-CUSA19317_00-LAMULANA10000000

※Xbox One
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/la-mulana-%E3%83%A9-%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A/9nnmxdl9cjvk?activetab=pivot:overviewtab

※Nintendo Switch
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000029373

タイトル:『LA-MULANA 2(ラ・ムラーナ2)』
作者:NIGORO(※販売:PLAYISM)
クリア時間:30~70時間
対応OS:PC(Windows、Mac)、PlayStaiton 4、Xbox One、Nintendo Switch
価格:¥2,480(PC)、¥3,980(家庭用パッケージ版)、¥3,218(家庭用ダウンロード版)
CERO:C(15歳以上対象)
公式サイト:https://la-mulana.com/jp/l2/

購入はこちら
※PC(Steam)

※PC(PLAYISM)
https://playism.com/ja/product/la-mulana-2

※PlayStaiton 4
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0122-CUSA15038_00-LAMULANA20000000

※Xbox One
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/la-mulana-2-%E3%83%A9-%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A-2/9n87n603xjqr?activetab=pivot:overviewtab

※Nintendo Switch
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000016803

© 2009 – 2020 ASTERIZM CO., LTD. / Game Production Division NIGORO All Rights Reserved. Licensed to and published by Active Gaming Media Inc.

伝奇ADV『被虐のノエル』LINEスタンプ発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。

伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』LINEスタンプ発売

カナヲ氏が株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」にて連載型のフリーゲームとして配信している伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』のLINEスタンプが発売された。

『被虐のノエル』は、契約によって願いを叶える悪魔が実在する世界の港町「ラプラス市」を主な舞台に、両手両足を奪われた少女ノエルと大悪魔カロンのコンビによる復讐の物語を描く作品(紹介記事)。スタンプは作品に登場するキャラクター達をあしらった描き下ろしのものが全40種類収録されている。

合わせて、本作の今後の展開に関する告知も行われた。PS4/Nintendo Switch/Xbox One向けにリリースが予定されているコンシューマ版では、追加エピソードとしてSeason3.5の追加されるという。また、連載本編は“最終決戦”に突入し、大詰めの展開に入るとのこと。

「ファタモルガーナの館 デジタルアーカイブ」特典付き限定セット受注開始

Novectacleのノベルゲーム『ファタモルガーナの館』のイラストをスマートフォンで閲覧できるデジタル作品集「ファタモルガーナの館 デジタルアーカイブ」の特典付き限定セットの受注が8月14日に開始された。

「ファタモルガーナの館 デジタルアーカイブ」はAndroid/iOSで動作するブラウザアプリで、『ファタモルガーナの館』本編・外伝のイベントCGのほか、グッズや特典、イベント等のために制作された数々のイラストを150点以上収録。また、ムービー(PV)を6点収録する。

アニメイトゲームスの独占販売タイトルとなっており、DLカード単品のほか、さまざまな特典の付いた限定セットが用意される。限定セットは受注生産で、受注期間は9月22日まで。「ファタモルガーナの館 デジタルアーカイブ」自体は発売後いつでも購入可能。

アクションゲーム『Minoria』コンシューマ版発売日決定、 トレイラー公開

DANGEN Entertainmentは8月11日、Bombservice開発のアクションゲーム『Minoria』のコンシューマ版の発売日が2020年9月10日となったことを発表した。PS4/Nintendo Switch/Xbox One向けにリリース予定。あわせてコンシューマ版のトレイラーも公開されている。

“Momodora”シリーズ(参考:シリーズ最新作『Momodora:月下のレクイエム』のレビュー)のデベロッパーによる最新作で、剣と呪文による攻撃や、回転避けやパリィといったアクションで戦っていく。手描き2Dアートとトゥーンレンダリングを組み合わせたグラフィックも特徴。PC版は2019年8月にリリースされた。

2DアクションRPG『フォーチュンサモナーズ 』Steam配信開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

2D横スクロール型格闘アクションRPG『フォーチュンサモナーズ ~アルチェの精霊石~』Steam配信開始

fortune-summoners-steam-1 fortune-summoners-steam-2 fortune-summoners-steam-3

リズソフトは8月21日、2D横スクロール型格闘アクションRPG『フォーチュンサモナーズ ~アルチェの精霊石~』のSteam配信を開始した。

『フォーチュンサモナーズ ~アルチェの精霊石~』は、2008年にリリースされたアクションRPG。剣と魔法の世界で3人の少女達の冒険を描く作品で、プレイヤーは3人のうち任意のキャラクターを切り替えながら操作できる。残り2人を操作するAIが非常に高性能で、シングルプレイのRPGながらマルチプレイをしているかのような絶妙な連携を楽しめるのが大きな特徴だ。公称プレイ時間は20~30時間。作品公式サイトにて体験版も公開中。

格闘ゲームのようなコマンド入力で剣技を繰り出すなどの本格的なアクション要素に、描き込まれたドットグラフィックや可愛らしいキャラクターイラスト、少女たちの日常や冒険を描いた心温まるストーリーも魅力。7月には約5年ぶりのアップデートで自動戦闘モードが追加された(関連記事)。

Steam版は従来より価格が下がり1900円となった。さらに8月28日まで40% OFFで購入可能。他のショップでの価格も順次改定される。また、Steam配信に伴いバージョンは1.6へとアップデートされた。全体的なゲームバランスが再調整され、大幅に遊びやすくなったとのこと。

アクションRPG『エントランス絆』体験版公開

entrance-kizuna-trial-1 entrance-kizuna-trial-2

旅人氏(アクション開発室)は8月17日、アクションRPG『エントランス絆』の体験版を公開した。

本の世界に入ってしまった少女レイが、元の世界に戻るため冒険を繰り広げて行く作品。物語を進めることで仲間が増えて、一緒にオートで戦ってくれるのも特徴となっている。2020年12月末発売予定で、体験版では最初のボスまでプレイ可能。

2Dコンボアクションゲーム『幻想郷萃夜祭』Stage2追加

gensou-kyousui-ea-st2-1 gensou-kyousui-ea-st2-2

PLAYIMSおよびWhy so serious?は8月21日、tea_basira氏が開発している東方Project二次創作の2Dコンボアクションゲーム『幻想郷萃夜祭(げんそうきょうすいやさい)』の早期アクセス版について、Stage2が追加されるアップデートを実施した。

ありとあらゆる密度を操る能力を持つ鬼 「伊吹萃香」が主人公の作品。「密」・「疎」の特性を乗せた2種類のチャージ攻撃や、着弾地点へとワープするショットを撃つ「ワープショット」などが特徴となっている。Stage2は旧地獄が舞台で暗いマップも多く、「照明弾」という技が追加されている。

「RPGツクールMZ」発売、体験版公開

ゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」が8月20日に発売された。ツクール公式ストアやSteamのほか、DLsiteでも取り扱いが開始されている。また同日、全機能を30日間利用できる無料体験版も公開された。

「RPGツクールMZ」は、「RPGツクール」シリーズのPC向け最新版。戦闘システムにATBのような「タイムプログレス戦闘」を追加、スマートフォン向けタッチUIの追加といったゲーム体験の向上、およびアニメーションエディターの刷新、イベントコマンドの強化・拡張、キャラクタージェネレーターの強化といった機能改良・追加が施されている(関連記事)。

そのほか、同ツールのサンプルゲームのブラウザ版がRPGアツマールにて公開された。ダウンロード版も公式サイトにて配布中。

RPGツクールMZ(DEGICA)
誰でも手軽にRPGが制作できるRPGツクールシリーズの最新作「RPGツクールMZ」が登場! 新機能の追加や動作改善により、制作環境の向上や演出面の強化はもちろん、ゲームを遊ぶユーザーに対しても手厚いゲームが制作できるようになりました。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite


3Dアドベンチャー+リズムアクション『ジラフとアンニカ』コンシューマ版発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

3Dアドベンチャー+リズムアクションゲーム『ジラフとアンニカ』コンシューマ版発売

giraffe-and-annika-console-1 giraffe-and-annika-console-2 giraffe-and-annika-console-3

PLAYISMは8月27日、atelier mimina開発の3Dアドベンチャー+リズムアクションゲーム『ジラフとアンニカ』のPS4/Nintendo Switch/Xbox One版を発売した。ダウンロード配信のほかPS4/Nintendo Switchではパッケージ版も用意され、パッケージ版の初回限定特典として設定資料集とノートが一つになった「アンニカノート」や16曲入りの「オリジナルサウンドトラック」が付属する。

猫耳少女のアンニカがふしぎな島「スピカ島」を冒険する作品。さまざまな仕掛けのあるダンジョンや、リズムパートによるボス戦、コミック風のストーリー演出などが特徴となっている。PC版はSteamにて2月より配信中。

ビジュアルノベル『ベオグラードメトロの子供たち』発売日発表・PV第二弾公開

cbm-announce-1 cbm-announce-2

インディーゲームサークルSummertimeは8月28日、ビジュアルノベル『ベオグラードメトロの子供たち』の発売日を発表した。9月11日にSteamおよびBOOTHにて、ダウンロード版の配信やパッケージ版の販売が開始予定。また、本作のPV第二弾が公開されている。

『ベオグラードメトロの子供たち』は、セルビアの首都・ベオグラードを舞台に、青春と能力者バトルを描くビジュアルノベル。ドット絵調のイラストやPC-98ライクなビジュアルが特徴なほか、ゲーム中の背景の一部は作者が実際にセルビアで撮影した写真を加工したものを使用しているという。想定プレイ時間は10時間以上。公式サイトにて体験版も公開中。

恋愛ADV『ドトコイ』フルボイス版リリース

黒城ろこ氏は8月25日、恋愛ADV『ドトコイ』のフルボイス版をPC/Android/iOS向けにリリースした。

「イケメンの解像度が低くなるおまじない」をかけられた高校生が主人公で、好感度を上げることにより、最初は四角にしか見えない攻略対象の解像度が上がっていくのが特徴の作品(紹介記事)。2019年9月にフリーゲームとしてリリースされたが、今回有償のフルボイス版が追加された。

なお、合わせて新キャラクター、新イラスト、後日談も追加されており、こちらはフリーゲーム版も同様にアップデートされている。

中編ファンタジーRPG『カグツチ探訪記』ふりーむ!にて公開

kagutsuchi-1 kagutsuchi-2

ケイ素氏は8月28日、中編ファンタジーRPG『カグツチ探訪記』をふりーむ!にて公開した。フリーゲームのコンテスト第12回WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)に応募された作品で、ふりーむ!版の内容はウディコンで公開されていた最新版と同一とのこと。公称プレイ時間は約2~4時間。

2人パーティ+サポートで戦う作品。振り直し可能なポイントによりステータスの上昇やスキルの習得といったキャラクターカスタマイズを自由に行えるのが特徴。敵のステータスや各種耐性、特殊な行動パターンがオープンな情報となっているため、ボス戦などではこれに応じて戦闘スタイルや役割分担を考えていくのが醍醐味となっている。古代文明「カグツチ」の遺産を巡る陰謀が描かれるストーリーも見どころ。

長編RPG『グランドインテンション・アジャストメント』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

長編RPG『グランドインテンション・アジャストメント』公開

grand-intention-1 grand-intention-2 grand-intention-3

R3GameCreateは8月31日、長編RPG『グランドインテンション・アジャストメント』をSteamにて無償公開した。

「D.H学校兵士養成科」に所属する主人公の少年ハーディンが、航空機墜落事故に巻き込まれて非人道的な実験が行われている島へ流れ着いたことから物語が展開していく作品。登場キャラクターは50人以上で、プレイヤーの行動によってシナリオやダンジョンの攻略ルートが変化する。公称プレイ時間は50時間以上。

戦闘では、敵を打ち上げて追撃できるコンボアタックなど複数のスキルを組み合わせて攻撃できたり、時間経過で減少するゲージがなくなるまで撃ち続けられる遠距離武器が使えたりと、独自のシステムに凝っているのも特徴。一方でキャラクターごとにオート操作となる「簡単コンボ」を選ぶことも可能となっている。

縦スクロールシューティング『Graze Counter GM Edition ver.mega03改』リリース

graze-counter-gm-mega03-kai

同人サークルびっくりソフトウェアは9月3日、開発中の縦スクロールシューティングゲーム『Graze Counter GM Edition』の体験版にあたる「ver.mega03改」をリリースした。8月に開催されたインディーゲーム・同人ゲーム等の展示イベント「megabitconvention 03」へ出展されたものに若干の変更を加えたバージョンとなっている。

『Graze Counter GM Edition』は、2017年にリリースされた、自機を敵弾にカスらせてゲージを溜めることで強力なレーザーを撃てるシステムが特徴のシューティングゲーム『Graze Counter』(紹介記事)のリメイク版。グラフィックを始めとして全般的にゲーム内容がリファインされているほか、ルート分岐や新規プレイヤー機体の追加も予定されている。コンシューマ機にも移植予定。

『Graze Counter GM Edition ver.mega03改』では、1面と4-A面、および「GM Edition」で新規追加されたステージである2-A面を選んでプレイすることが可能。Fantiaで開設されているびっくりソフトウェアのファンクラブで配信されており、有料プランの会員は無料でダウンロードできるほか、無料プランの会員が100円で購入できる買い切り版も用意されている。

2D探索型アクションゲーム『Touhou Luna Nights』Xbox One/Microsoft Store版リリース

touhou-luna-nights-xbox-1 touhou-luna-nights-xbox-2

PLAYIMSおよび株式会社バカーは9月3日、東方Project二次創作の2D探索型アクションゲーム『Touhou Luna Nights』のXbox One/Microsoft Store版の配信を開始した。

2D探索型アクションゲーム『ファラオリバース』などで知られるクロボン氏が所属する開発チームladybugが開発を手がける作品(紹介記事)。十六夜咲夜を主人公とし、時間停止能力を活用するマップギミックなどが用意されている。東方Projectの「グレイズ(かすり)」システムをアクションゲーム向けに翻案して実装しているのも特徴。Steamでは2019年2月に正式版がリリースされており、世界で15万本以上の売上本数を達成しているとのこと。

Xbox One/Microsoft Store版は、Steam版には未実装のボス「チルノ」が追加されたバージョンとなっているという。また、サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」にも対応する。

ゲームコンテスト「第12回 WOLF RPGエディターコンテスト」結果発表

無償のゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」で制作されたフリーゲームのコンテスト「第12回 WOLF RPGエディターコンテスト」の結果が、8月29日に発表された。

「WOLF RPGエディターコンテスト(通称ウディコン)」は、「WOLF RPGエディター」作者のSmokingWOLF氏が年1回ペースで開催しているコンテスト。第12回は7月18日から24日にかけて作品募集が行われ、前回を超える80作品が集まった。プレイヤーによる「熱中度」「斬新さ」「物語性」「画像/音声」「遊びやすさ」「その他加点」という6部門での点数評価をもとに、部門別の順位と総合順位が決められた。

総合1位はタワーディフェンスゲーム『DAY:0』、2位は探索ADV『怪異探偵委員会』、3位はリソース管理すごろく『ゲー製ゲーム』。そのほか部門別の順位なども発表されているほか、各作品に寄せられたコメントも公開されている。応募作品は結果発表ページよりダウンロードしてプレイ可能。

日本ゲーム文化振興財団、「ゲームクリエイター助成制度」令和2年度助成事業の募集を開始

公益財団法人日本ゲーム文化振興財団は9月1日、「ゲームクリエイター助成制度」にもとづく令和2年度の助成事業の募集を開始した。募集期間は12月31日まで。

同制度は若手ゲームクリエイターの創作活動に対して助成することを目的として制定されたもので、毎年度4月1日から3月31日まで1件あたり200万円までの助成が行われる。応募資格はコンピューターゲームの創作活動を行う者で、募集年度4月1日時点で年齢35才以下であることなど。昨年度は4件に助成が行われた。

RPG『バフっとファンタジー』公開、アクションRPG『らせつ封魔伝』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

RPG『バフっとファンタジー』公開

buff-fantasy-1 buff-fantasy-2

RPG『バフっとファンタジー』が9月5日、フリーゲームとして公開された。公称プレイ時間は1~10時間。

多彩なスキルを持つ多数のキャラクター達を戦闘中に入れ替えながら戦うことができる作品。戦闘システムは基本的にはオーソドックスなターン制のコマンド選択型だが、先頭に配置されたキャラクターは「リーダースキル」を発動できたり、ターンを消費せず即時発動できるスキルがあったり、コマンド選択時点ではMP等が足りないスキルも選択でき、発動時点で足りていれば発動可能といった特徴的なシステムが用意されている。

設定でザコ戦を発生しないようにできるなどボス戦重視の作りで、敵の行動パターンを把握し、バフ・デバフを駆使して対処していくのが醍醐味。個性的なキャラクター達による掛け合いで展開していくシナリオも見どころだ。

アクションRPG『らせつ封魔伝』体験版公開

rasetsu-fumaden-trial-1 rasetsu-fumaden-trial-2 rasetsu-fumaden-trial-3

同人サークルexeCUTEは9月5日、アクションRPG『らせつ封魔伝』の体験版を公開した。

妖魔退治の旅をする鬼族の姫「羅刹ラキ」を操作して戦っていく作品。さまざまな剣技に加えて、円形の陣を出現させ、任意の場所へ動かして遠隔攻撃などを行える「結界術」など多彩なアクションが用意されている。3Dマップに2Dドットキャラクターというグラフィックや、和風の世界観にマッチしたBGMなども見どころ。体験版では最初のボス戦までプレイでき、公称プレイ時間は30分。

横スクロールADV『断片思想』公開

danpen-shisou

黒時氏(月読みの里)は9月8日、横スクロールADV『断片思想』をフリーゲームとして公開した。公称プレイ時間は約5~7時間。

奇妙な青い怪物達から館に逃げ込んだ、自分に関する記憶を喪失している少女ヴィネアが主人公の作品。ドット絵によるアニメーション演出も見どころとなっている。

「PLAYISM Game Show」9月22日に配信

PLAYISMは9月10日、東京ゲームショウ2020の事前発表会として生放送番組「PLAYISM Game Show」を9月22日10時より配信することを発表した。YouTubeおよびニコニコ生放送にて、2時間程度の放送が予定されている。

次世代機のタイトルを含めた多数のPLAYISM新作タイトルが発表され、番組で取り扱うタイトルは約 20タイトルを予定。実況プレイも予定されているほか、プレゼント企画も実施予定とのこと。

超重量級アクション『MECHBLAZE』体験版公開、RPG『Cresteaju』Switch版発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

横スクロールアクション ゲーム『MECHBLAZE』体験版公開

mechblaze-trial-1
mechblaze-trial-2
mechblaze-trial-3

ASTRO PORTは9月17日、横スクロールアクションゲーム『MECHBLAZE』のSteamストアページを開設し、体験版を公開した。パブリッシャーはHenteko Doujin。

有人戦闘ロボットを操作し、ミサイルランチャー、レールガンなど多彩な武器から装備を選んで戦っていくステージクリア型の作品。“超重量級”を謳っており、リアル系ロボットの重量感のある動きなども見どころとなっている。

また、本作は同サークルの作品を通じて展開する共通の世界観「アストロサーガ」の集大成とも言える内容となっており、超科学が生み出したスーパーメカも登場する。体験版ではステージ2の途中までプレイ可能。

長編RPG『Cresteaju』Nintendo Switch版発売

cresteaju-release-1
cresteaju-release-2

PLiCyは9月17日、長編RPG『Cresteaju(クレスティーユ)』のNintendo Switch版を発売した。

『Cresteaju』は、2001年にShou氏が公開したフリーゲームのファンタジー長編RPG。シナリオや独自のシステムが評価され、フリゲRPG黎明期の名作として知られている。Nintendo Switch版はPLiCyとShou氏の共同開発で、Shou氏書き下ろしの新規シナリオ・新規BGMを収録しているほか、戦闘画面のHD化、キャラクターボイスによる掛け合いの追加、メニュー画面へのゲーム進行に応じたシービジュアルの表示、バランス調整などが施されたリマスター版となっている(関連記事)。

横スクロールアクションゲーム『Monochro』リリース

monochro-1
monochro-2

necotama氏は9月15日、横スクロールアクションゲーム『Monochro』をSteamにてリリースした。ローンチセールとして9月23日まで10% OFFで購入可能。

ランダムに変化するステージを、風船が運んでくるユニークな武器と、空気を蹴る能力「エアダッシュ」を駆使して攻略していく作品。武器は剣やショットガン、ミサイル、ブーメラン、ナックルなどが用意されているほか、経験値でランクアップして新たな能力を得るといった要素も存在する。

動画配信イベント「asobu indie showcase」21日に実施

インディーゲーム開発者コミュニティasobuは、9月21日に動画配信イベント「asobu indie showcase」を実施することを発表した。

コミュニティメンバーの作品など、様々なインディーゲームが紹介されるとのこと。21時よりYouTubeおよびTwitchにて配信予定。

CEDECセッション「もはやWOLF RPGエディター製ゲームがコンソール機にも出せる! ― Unityネイティブプラグインと化したウディタ」動画公開

ゲーム開発者イベント「CEDEC 2020」で実施されたセッション「もはやWOLF RPGエディター製ゲームがコンソール機にも出せる! ― Unityネイティブプラグインと化したウディタ」の動画が公開された。

SmokingWOLF氏開発のWOLF RPGエディター製RPG『片道勇者プラス』のNintendo Switchへの移植にあたっては、移植を担当した株式会社エスカドラにより、WOLF RPGエディターのランタイムをUnityのネイティブプラグインとして実装するという手法が採られた。同セッションではこれに関する技術的な詳細が紹介されている。

また同セッションでは、『片道勇者プラス』に続く代表的なタイトルの移植開発を行っていることも明かされた。将来的には多くの移植開発の実績を経てプラグインの精度をさらに向上させていき、Unityプラグインの汎用化を目指すという。

ランダムホラーADV『メイドインザダーク』公開、アクションRPG『らせつ封魔伝』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

$
0
0

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

ランダムホラーアドベンチャー『メイドインザダーク』公開

maid-in-the-dark-1 maid-in-the-dark-2

カナヲ氏制作のランダムホラーアドベンチャーゲーム『メイドインザダーク』が9月19日、株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」にてフリーゲームとして公開された。ダウンロード版およびブラウザ版が用意されているほか、「ゲームマガジン」の専用スマートフォンアプリ上でもプレイ可能。

暗闇に侵食されていく屋敷からの脱出を目指す作品。1周のプレイ時間は15~30分程度で、プレイするたびに屋敷の構造やアイテムの配置が変化するのが特徴。また、屋敷にはメイドが居て主人公をサポートしてくれるが、二人居るメイドのうちどちらかの正体は「この世ならざる者」で、計4名のメイドうち誰が登場するか、そしてそのどちらが「この世ならざる者」かもプレイごとにランダム。誰と脱出し、どんな選択をするかによってEDが17通りに変化し、繰り返し遊べる作品となっている。

アクションRPG『らせつ封魔伝』リリース

rasetsu-fuumaden-1 rasetsu-fuumaden-2

同人サークルexeCUTEは9月24日、アクションRPG『らせつ封魔伝』をリリースした。DLsiteにて配信が開始されている。

妖魔退治の旅をする鬼族の姫「羅刹ラキ」を操作して戦っていく作品。さまざまな剣技に加えて、円形の陣を出現させ、任意の場所へ動かして遠隔攻撃などを行える「結界術」など多彩なアクションが用意されている。3Dマップに2Dドットキャラクターというグラフィックや、和風の世界観にマッチしたBGMなども見どころ。体験版も公開中。

らせつ封魔伝(exeCUTE)
時は江戸時代、妖魔と人間と神が存在する世界。 強力な封魔の力を持つ鬼族の姫「羅刹ラキ」を操作し、 刀を扱った個性豊かな『剣技』と、広範囲の敵を一網打尽にできる『結界術』を駆使して 敵を倒していくアクションRPGです。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

尋問ザッピングADV『ArmchairDetective Case.1+1.5』公開

armchair-detective-15-1 armchair-detective-15-2 armchair-detective-15-3

ADVangelistは9月25日、ADV『ArmchairDetective Case.1+1.5』を無償公開した。

アルバイトで探偵の助手をこなす女子大生・蒔苗未来(まきなみらい)が主人公のミステリー作品。複数の容疑者の証言を次々に切り替えながら読み進めるザッピング要素と、そうして集めたキーワードを利用して証言の矛盾を指摘することで証言がより正しいものへと更新されていく要素が合わさったゲームシステムが特長で、「尋問ザッピングADV」と謳われている。

本作は全5章予定のシリーズ作品で、第一章にあたる「Case.1」では未来が初めて担当する事件が描かれる。今回公開された「Case.1+1.5」では、「Case.1」の後日談にあたる短編「Case1.5」が追加されている。

シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』ロングPV公開

インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEは9月25日、シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』のロングPVを公開した。

『fault』は、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが特徴となっている。

『fault – milestone two side: below』は、リリース済みの『fault – milestone two side:above』に続くシリーズ3作目の作品。Steam、PS4、Nintendo Switch向けに2020年に配信予定。今回のロングPVはストーリー冒頭シーンの雰囲気を凝縮したものとなっている。

2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」に無料のStarterライセンスが新設

spritestudio

株式会社ウェブテクノロジはは9月24日、2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」のライセンス形態を同日に改定したことを発表した。

改定後のライセンスはスタートアップ企業・個人向けの「Starterライセンス」、中~大規模開発企業向けの「Businessライセンス」、 教育機関向けの「Academicライセンス」という3種類となる。このうちStarter・Academicの両ライセンスはすべての機能を無料で利用可能。

これまで低価格あるいは無料で提供されていたライセンスには機能制限や「前年度売上が1,000万円未満」といった制限が設けられていたが、新設されたStarterライセンスでは機能制限がなく、前年度売上が5,000万円未満であれば個人・法人を問わず無料で利用可能となっている。

Viewing all 674 articles
Browse latest View live